【ザ・スーサイド・スクワッド/“極”悪党、集結】MY-295

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アクション

作品データ

公開年月 2021/08/05
ジャンル アクション
原作 ジョン・オストランダー 『ザ・スーサイド・スクワッド』
監督 ジェームズ・ガン
脚本 ジェームズ・ガン
製作 チャールズ・ローヴェン、ピーター・サフラン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

南米のとある反米国家での危険な動きを掴んだアメリカ政府は、ハーレイ・クインやブラッドスポートら極悪囚人を集める。
10年の減刑と引き換えに限りない自殺行為に近い極秘ミッションを提示し、賛同する者だけを選別したチームを結成する。
こうして14人の悪党集団“ザ・スーサイド・スクワッド”は、「スターフィッシュ」と呼ばれる極秘プロジェクトを阻止するべく、二組に分かれて敵国へ侵入を開始するのだった。

登場人物&出演者

ロバート・デュボア/ブラッドスポート(演:イドリス・エルバ)

近年の出演作に『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野』、『コンクリート・カウボーイ:本当の僕は』などがあります。

「スーパーマンをクリプトナイトの弾丸で狙撃しICU送りにした」という逸話を持つ最強のスナイパー。

刑務所で掃除係をしていたが、スターフィッシュ計画を潰す為に娘を利用されて強制参加。
前のチームがほぼ全滅し、リック・フラッグとハーレイ・クインたちと合流して共闘する。
裏切ったピースメーカーからラットキャッチャー2を助け、ウォラーの命令に背いてしまう。
最後はスターロ大王を倒し、証拠のデータを公開しない代わりとして自由の身を取引にした。

クレオ・カゾ/ラットキャッチャー2(演:ダニエラ・メルシオール)

代表作に『Parque Mayer』、『The Black Book』などがあります。

特殊な機器を使ってネズミをコントロールする。過去に父親がドラッグ中毒で亡くして心の傷を負っている。

スターフィッシュ計画を潰す作戦に参加し、ブラッドスポートやキング・シャークと友達になる。
過去の話しから父親への愛を語り、それがまったくないブラッドスポートに同情していた。
ピースメーカーの裏切りでリックが殺され、データを入手しブラッドスポートに助けられた。
最後はスターロ大王に大量のネズミを放って倒し、ウォラーとの取引により自由の身となる。

ハーリーン・クインゼル/ハーレイ・クイン(演:マーゴット・ロビー)

近年の出演作に『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒/Birds of Prey』、『ドリームランド』などがあります。

元精神科医でジョーカーの元恋人。ジョーカーの拷問と愛を受けて超人的な運動能力と恐怖を失った心を持つ。

リック・フラッグ大佐が率いるチームとコルト・マルテーゼに上陸するも襲撃を受けて捕縛。
スアレス大統領から拷問を受けるも耐えて、自力で脱出して助けに来たリックたちと合流。
スターフィッシュ計画を潰す為にヨトゥンヘイムに向かい、スターロ大王と交戦をしていく。
最後はウォラーの命令に背いてスターロ大王の眼球を槍で貫き、取引によって自由となる。

ナナウエ/キング・シャーク(声:シルヴェスター・スタローン)

近年の出演作に『ランボー/ラスト・ブラッド』、『大脱出3』などがあります。

サメと人間のハイブリッド。知能は低いが怪力と強力な牙を持ち、人間が大好物。先祖はサメの神様だと言われている。

スターフィッシュ計画を潰す作戦について深く理解しておらず、なんとなく参加している。
黙ってラットキャッチャー2を食べようとしてブラッドスポートに止められ、友達になった。
ヨトゥンヘイムで勝手に動き回るが、スターロ大王が現れると反撃して吹き飛ばされる。
最後はなんとか生きていてラットキャッチャー2たちと合流し、取引で自由の身となった。

リック・フラッグ大佐(演:ジョエル・キナマン)

近年の出演作に『マヤの秘密』、『THE INFORMER/三秒間の死角』などがあります。

以前の「スーサイド・スクワッド」で指揮を執ったエリート軍人。ウォラーの指示でコルト・マルテーゼに上陸した。

チームの一人が裏切ったせいで上陸と同時に軍隊の攻撃を受け、そのまま捕虜にされていた。
実際はソリアが率いる反政府組織に助けられ、ブラッドスポートたちと合流を果たした。
囚われていたハーレイ・クインを助ける為に向かい、合流するとヨトゥンヘイムへ向かう。
最後はアメリカとの関係を記録したデータを公開しようとして、ピースメーカーに殺された。

アブナー・クリル/ポルカドットマン(演:デヴィッド・ダストマルチャン)

近年の出演作に『DUNE/デューン 砂の惑星』、『アントマン&ワスプ』などがあります。

両腕のスリットから多色の水玉のようなチップを射出する能力を持つ。母親によって特殊なウイルスに感染させられている。

時間が経過すると皮膚の下から多色の水玉のチップが隆起し、定期的に吐き出している。
過去に母親がスーパーヒーローを作ろうとして、人体実験にされたトラウマを持っている。
ヨトゥンヘイムで兵士に反撃する際に爆弾を起爆してしまい、その影響で塔が倒壊してしまう。
最後はスターロ大王の足を千切る活躍を見せるが、その直後に別の足によって潰されて死亡。

クリストファー・スミス/ピースメイカー(演:ジョン・シナ)

代表作に『ネバー・サレンダー/肉弾凶器』、『パパVS新しいパパ』シリーズなどがあります。

筋骨隆々の大柄を誇る射撃の名手。小さい頃から厳しい訓練を施され、平和の使者を自称している。

スターフィッシュ計画を潰す作戦では真面目に取り組み、ブラッドスポートたちを信用せず。
キング・シャークが人を食べたり、リックが市民を優先する行動に対して疑問を持っていた。
ウォラーが掲げるアメリカ国家の秘密を漏らさない為、敵対したリックを殺害してしまう。
最後はラットキャッチャー2を殺す寸前にブラッドスポートの放った弾丸によって倒された。

ソル・ソリア(演:アリシー・ブラガ)

近年の出演作に『ニュー・ミューンタント』、『アメイジング・ジャーニー/神の小屋より』などがあります。

コルト・マルテーゼの反政府組織を率いている。90年に渡る悪政を倒す為に立ち上がっている。

メンバーの裏切りでケガをして逃げていたリック・フラッグ大佐を見つけて保護していた。
ブラッドスポートが率いるチームに組織のメンバーが殺されるが、政府を倒す為に協力をする。
ヨトゥンヘイムで暴れていたブラッドスポートたちにより、手薄となった大統領府に侵入した。
最後は軍人たちを全員処刑し、スターロ大王が倒れると、市民の手に国が戻ったとテレビで宣言。

ガイウス・グリーヴス/シンカー(演:ピーター・カパルディ)

代表作に『ワールド・ウォーZ』、『プーと大人になった僕』などがあります。

頭部から制御装置が複数飛び出すマッドサイエティスト。30年に渡ってスターフィッシュ計画を指揮していた。

コルト・マルテーゼで重要人物となっていて、今回の作戦においてキーパーソンとなる。
いつも行っていたクラブでブラッドスポートたちに捕まり、ヨトゥンヘイムに彼らを入れた。
スターフィッシュ計画の全貌を話していたが、一番心配していたのは研究が止まる事と主張。
最後は解放されたスターロ大王に捕まり、命乞いするも体をバラバラにされて死亡した。

アマンダ・ウォラー(演:ヴィオラ・デイヴィス)

近年の出演作に『消えない罪』、『チャドウィック・ボーズマン:あるひとりの表現者』などがあります。

以前の「スーサイド・スクワッド」を結成させたタスクフォースXの司令官。新たなチームを結成させる。

リック・フラッグ大佐のチームがほぼ全滅し、ブラッドスポートを新たなリーダーに指名する。
あくまで強硬な姿勢でメンバーを脅迫して、事情を話さずに命令だけを聞くように強く警告する。
スターロ大王が解き放たれ、市民が犠牲になっても関与せず、チームの撤退を命令していた。
最後はスタッフの裏切りでスターロ大王が倒され、ブラッドスポートと取引をして沈黙した。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作は「DCエクステンデッド・ユニバース」の第10作目となります。
この作品は続編ではなく、リブートでもなく、明確な位置づけがされていないようです。
どうやら監督と脚本を務めたジェームズ・ガンが独自に構築させたが、前作との繋がりを意識させる構成となっています。
前作とは雰囲気がガラリと変わって、序盤から繰り出されるコミカルな展開はジェームズ・ガン監督らしい感じになっています。
個性的なキャラクターが一気に揃ったが、それぞれの見せ場があまりない状態で終わった前作の失敗をしっかりと周到していると感じました。
メインとなるキャラクターを決めた上で物語を展開させ、コミカルな雰囲気の中にドラマ性をちゃんとねじ込んでいます。
あくまで強制的に参加させられているが、その上で任務を達成した事で彼らが得られる報酬との釣り合いを上手く表現していました。
最も人気のあるハーレイ・クインが登場した瞬間から前作の雰囲気を感じさせるが、それでも本作の邪魔をしないように抑えていた印象を受けました。
一気に数体のキャラクターを出してしまうと、自己紹介させないといけないので、ここら辺のバランスは他のアメコミ映画でも難しいところだと思います。
本作は過去最大と言ってもいいぐらい大量のキャラクターが登場していて、今後は世界観を広げる意味で色々とできそうです。
ただ、個人的には内部での裏切りについて物語の雰囲気から少しキレが悪く、ここだけはテンポが一気に悪くなったような印象を受けました。
できればストレートな物語にして欲しかったが、チームの性質上、こればっかりは避けて通れないかもしれないだろう。
それでも、前作で足りなかったエンターテインメント性が加わった事で、今後の続編について期待させられると思います。

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