【グリムカッティ/戦慄のネットミーム】VD-886

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洋画

作品データ

公開年月 2022/10/10
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジョン・ウィリアム・ロス
脚本 ジョン・ウィリアム・ロス
製作 ドーン・ファンニング・ムーア、デヴィッド・ムーア、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

若者たちを中心に「グリムカッティ」というネットミームが流行り、そのせいで子供の自傷行為や両親を傷つける事件が起きていた。
アーシャはインフルエンサーを目指すべくヒーリング動画を投稿していたが、父親からノースマホデーというルールのせいでネットが使用できない事に不満を持つ。
そんなある日、アーシャは噂になっている「グリムカッティ」を現実に見てしまい、そのせいで父親はネットを一切禁止する暴挙に出るのだった。

登場人物&出演者

アーシャ・チョードリ(演:セーラ・ウォルフカインド)

代表作に『Umbrekable Bond』、『HR 805』などがあります。

主人公。インド系アメリカ人の女子高生。陸上部を辞めてインフルエンサーになりたくて動画投稿している。

父親がスマホがない日を設けているが、あまり気乗りせず陸上部を辞めた事に賛同されず。
グリムカッティの噂が広がり、現実に見てビビった両親からスマホとパソコンを回収される。
キャシディと接触してメリンダの居場所を突き止め、母親が来て彼女が危険人物と忠告した。
最後はグリムカッティに殺されそうになり、父親が怒りを止め助かり、ネットで語っていた。

カムラン・チョードリ(演:カラン・ファリス)

代表作に『マイ・サンシャイン』、『カモン カモン』などがあります。

アーシャの弟。中学生ながらサックス奏者としてステージに立てる実力を持つ。姉と違って両親に期待されている。

グリムカッティの噂からスマホやゲームを回収されるが、隠したパソコンがあって賛同した。
ネットを繋げても誰もおらず、姉がやって来て仕方なく貸すもWi-Fiまで切られてしまう。
姉がメリンダのブログを突き止めるが、代わりに居場所を探すもグリムカッティに襲われた。
最後はブチ切れた父親のせいでグリムカッティが召喚されるが、姉のおかげで助かっていた。

リア・チョードリ(演:シャニン・ソサモン)

代表作に『ROCK YOU!』、『ワン・ミス・コール』などがあります。

アーシャとカムランの母親でアミールの妻。夫が進めるノースマホのルールを守って子供たちの意見を聞かない。

現実に娘がグリムカッティを見た事で調べて、夫と考えてスマホとパソコンを回収していた。
娘が家を抜け出して同級生の家にいると知って、駆けつけて自傷行為をなんとか止めた。
メリンダの家にいた娘の話しを聞いてグリムカッティの危険さを知り、協力的になっていた。
最後は夫を止める為に鎮痛剤を持ち出すも警察に拘束されるが、解決して家族が元に戻った。

アミール・チョードリ(演:ウスマン・アリー)

代表作に『ビカミング・ア・ゴッド』、『スーパーインテリジェンス』などがあります。

アーシャとカムランの父親。インド系アメリカ人。スマホに振り回される生活に疑問を持ち子供たちに押し付ける。

グリムカッティの噂を知って調べ、娘が実際に見た事からビビってスマホなどを回収した。
娘が勝手に動き回って過剰な反応し、パーティーする同級生の家で自傷行為を見て止めた。
息子のパソコン履歴を見てブチ切れて、逃げる娘を止めようと鎮静剤を持って追いかけた。
最後はグリムカッティに襲われる娘を見て鎮静剤を自分に刺し、追い出して反省していた。

キャシディ・ジョンストン(演:テイト・ムーア)

代表作に『Beutiful Dreamer』、『Adopted』などがあります。

アーシャの同級生だが一度も話した事がない。アーシャの投稿した動画にコメントを付けて繋がりを作った。

親たちがグリムカッティにビビってスマホなどを回収する中、読書のフリをして過ごした。
アーシャに連絡を取って起きている事を共有すると、ネットが使える同級生の家まで行く。
グリムカッティを広めたメリンダを突き止めるが、途中でビビってアーシャを置いて帰った。
最後はグリムカッティのせいで自殺未遂するが、一命を取り留め意識を取り戻していた。

メリンダ・ジェインズ(演:アロナ・タル)

代表作に『ブロークンシティ』、『オープニング・ナイト・ロング』などがあります。

息子がグリムカッティに操られ刺されてしまう。その後、噂となってネットで「グリムカッティ」を広める原因となる。

ブログでは息子がネットのせいで精神病となった事を語り、デトックスボックスを提唱した。
そのせいでアーシャを含めた両親たちがネット封鎖に躍起となるが、その事実から逃げる。
アーシャがやって来て息子を閉じ込めていると言われ、リアも駆けつけてもみ合いになった。
最後はリアの反撃で階段から突き落とされ、児童虐待として手錠をかけられ病院に運ばれた。

グリムカッティ(演:ジョエル・エズラ・ヘブナー)

代表作に『フランケン・ライジング』、『ザ・ビースト/ブレイロードの悪夢』などがあります。

インターネットを通じて若者たちの間で流行っている怪物。赤い大きな目と大きな口で手足が異常に長い姿をしている。

若者たちの前に姿を現すと、追いかけて自傷行為や両親に攻撃するような指示を出していく。
ネットだけの噂となっていたが、実際にアーシャの前で現れて攻撃を加えようと動き回る。
その実態は両親たちが子供のネット依存への怒りが具現化した姿で、若者にしか見えない。
最後はアーシャを追い詰めるも、アーミルが現実を知って鎮静剤を自分に打って撃退された。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はディズニープラスで独占配信された作品となります。
この作品は『Shadows of the Dead』などで知られるジョン・ウィリアム・ロスが監督と脚本を務めています。
現代における子供たちがネットに依存している状況と、それを心配して止めようとする両親たちの行き違いを描いています。
分かりやすく怪物を登場させて可視化した設定にしているが、この設定があまりにも雑なせいで全体的にフワフワしていました。
まず、怪物が出現する条件が分かるまでが遠回りで、ずっと主人公が悲劇のヒロインとして立ち回っているだけでした。
理解しない両親を前提にした物語の為、お互いに話をせず押し付け合いになって貫き通した方が正しいというオチには納得できなかった。
そもそも、原因となるグリムカッティが何者かで、なぜ出現している理由を語らず、前提となるルールがまったく分からない。
こういうタイプのホラー映画は珍しいワケじゃないが、総じてなんでもアリ状態になって作る側のご都合主義のオンパレードになってしまう。
いくらホラー映画と言っても、鑑賞している側に一定のルールを指し示して、その縛りがあるからこそ恐怖というモノが生まれると思います。
本作はずっと設定がフワフワしているから何が起きてもご都合主義になってしまい、両親が悪いという前提もあるせいで一方的すぎる気がしました。
それに主人公がインフルエンサーを目指し、ヒーリング動画を投稿しているが、個人的にあのウィスパーボイスがとても嫌いでした。
冒頭からも同じように主人公が動画の中でウィスパーボイスで語っているが、なんだか本作を象徴するような説教臭い印象があって好きになれなかった。
あと、グリムカッティの設定が甘いので同じようなパターンばっかりで、せっかくの存在感も生かされていないも痛かったです。

コメント

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