作品データ
公開年月 | 2013/07/01 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | マーク・ポロニア |
脚本 | マーク・ポロニア |
製作 | デヴィッド・S・スターリング |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
地球より遙か遠くにある銀河では、宇宙船型刑務所の女囚デイン、ティール、ジェイダが囚われていた。
三人は自由を求めてシャトルの操縦を乗っ取り、森林に包まれた惑星に墜落した。
ようやく解放された三人だったが、そこは凶悪な類人猿たちが支配する帝国だった。
登場人物&出演者

代表作に『ビッグフットvsゾンビ』、『ビッグ・クラブ・パニック』などがあります。
女囚の一人。女囚の中ではリーダー格。なんとか脱獄を考えているが計画は閃かない。
三人の中ではスタイルが一番いいけど、口先ばかりで行動力が伴わないリーダーシップ。
見知らぬ惑星に不時着して、たき火を囲んでいる時に明日の計画を立てて存在感をアピール。
類人猿に捕まってから脱獄計画を練り込み、ティールとジェイダの協力で一度は成功する。
最後はバールの一撃を頭に食らって重傷を負うが、異次元に飛んでコルグの子供を産む。

代表作に『Camp Blood First Slauqhter』があります。
女囚の一人。女囚の中では参謀的な役。行動したいデーンの為に脱獄計画をすぐに思いつく。
三人の中では美形に分類されるが、女子レスラーのような体型から参謀役には見えない。
見知らぬ惑星でたき火を前にしてデインの計画を聞いて、小屋と地図を作るという万能選手。
類人猿に捕まると脱出を窺ってデインとジェイダと協力して一度は外へ逃げした。
最後はデインたちを裏切ってザンターの偵察機を奪おうするも撃たれるも実は生きていた。

代表作に『Project D:CLassified』、『Amityville Exorcism』などがあります。
女囚の一人。女囚の中では一番の役立たず。脱獄する際のきっかけとして殴られる。
三人の中では小柄でブサイクといいところはないが、悲観的な状況を伝える役となります。
見知らぬ惑星でたき火を見ている時、デンの計画に賛同して食べ物の発見を期待する。
類人猿に使ってからは奴隷になった事に嘆き、更にザンターが来た事で絶望をした。
最後は類人猿たちに捕まってしまい、異次元に突入したが、その後の消息は不明となる。

代表作に『ジュラシック・ビースト』、『ナイトメア・ビーストと迷宮のダンジョン』などがあります。
女囚たちを運ぶ輸送船の艦長。簡単に逃げた女囚を一人で捕まえに行く現場志向な方。
偵察機に乗って女囚たちを追っていくが、隙を突かれて危うくティールに奪われそうになる。
類人猿と遭遇してリーダーであるコルグと交換条件の取引で一時の協力体制を作り出す。
しかし、その取引はあくまで表面的で、実際は類人猿を捕まえて売り捌こうと考える。
最後はコルグたちの反撃に遭い、偵察機は異次元に吸い込まれ、猿の帝国の中で処刑される。

代表作に『ビッグフットvsゾンビ』、『ジュラシック・ビースト』などがあります。
チンパンジーの類人猿。トラスクと敵対しており、人間は価値のない生物と見下す。
自分っちの惑星に不時着した女囚たちを種の存続をさせる為に捕まえる事に賛同する。
女囚たちを対等に扱おうとするトラスクと決定的な確執を生み出して対立を深める。
デインとジェイダを連れて逃げるトラスクを追撃し、一対一になって隙を突いて倒した。
最後はコルグに異次元を旅して、地球を猿の帝国にして将軍の座について人間狩りをする。

代表作に『ビッグフットvsゾンビ』、『フランケンジョーズ』などがあります。
ゴリラの類人猿。人間を原始的な生物としてしか見てない人間を対等に扱っている。
類人猿の中ではコルグに次ぐ地位を持っているが、武闘派のバールがその地位を狙われる。
捕まえた女囚たちに対して気にかけていて、なんとか助け出そうと協力をしようとする。
宿敵であるバールと決着をつけようとするが、隙を突かれて呆気なく倒されてしまう。
偵察機で逃げ出す類人猿たちに見捨てられ、そこに駆けつけたティールと船を見送った。

代表作に『ビッグフットvsゾンビ』、『フランケンジョーズ』などがあります。
ゴリラの類人猿。類人猿たちを束ねるリーダー。唯一、長老の言葉を聞く事が許される。
女囚たちを捕まえて絶滅しようとする自分たちの子供を産ませようと考えている。
地位を争っているトラスクとバールを試していて、どっちが自分の味方か見極めている。
結局は裏切ったトラスクに対して、すぐにバールに抹殺命令を下す素早い判断をする。
最後は異次元に入って地球を支配して、捕らえたデインに自分の子供を産ませる事になる。
感想
[個人的な評価]
ついにマーク・ポロニア監督の新たな作品がレンタル可能になりました。
自分の中ではエド・ウッド、ウーヴェ・ボルに続く第三のクソ映画製造監督として一目を置いている人物なのです。
そんな本作は完全に『猿の惑星』をパクった作品ですが、冒頭からマーク・ポロニア監督のセンスが光っている。
とにかく、本作は例に漏れず低予算で資金不足をマーク・ポロニア監督はあらゆる手段でごまかす演出を行っています。
低予算なのにSF映画への挑戦をするマーク・ポロニア監督の気概が伝わってきます。
ショボイBGMから始まって、手作り満載の映像、お馴染みの役作りを知らない役者たちがマーク・ポロニア監督の世界を作っていきます。
本作は完全なる『猿の惑星』のパクリとなっているが、あくまでマーク・ポロニア監督と愉快な仲間たちが独自の展開をみせます。
特殊メイクをする予算がないので、登場する類人猿たちは明らかなる着ぐるみとなります。
この着ぐるみは『ビッグフットvsゾンビ』ですでに証明済みで、そのクォリティーの低さは納得のできる感じでした。
しかも、着ぐるみの中からセリフを言っているので、類人猿たちは基本的に声がこもっているという共通点を持っています。
『猿の惑星』をそのままパクっているが、類人猿のメスがいなくて女囚たちに子供を産ませようという強引すぎる展開を繰り広げます。
女囚たちの味方をするトラスクの動機が唐突すぎて納得はできないが、物語の流れでは納得するしかありません。
それで現場志向の艦長が惑星に降り立つが、なぜかコルグと取引をして協力体制になります。
当然ながらお互いに腹の中を探り合いながらの協力体制で、結局は類人猿の方に物語が軍配を上げる事になってしまいます。
本作を鑑賞すれば、なんとなく『猿の惑星』シリーズの流れを掴む事ができるダイジェスト版とも言える作品である。
何より本作はまだ前編という衝撃的な事実を最後で判明して、次回作で完結するというテロップが出てきます。
しかしながら、まだ続編が製作されていないので、色々と立て込んでいる可能性があります。
全体的にグダグダな展開であり、これはマーク・ポロニア監督の世界観なので知っている人じゃないと楽しめないと思います。
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