作品データ
あらすじ
婚約者の死に大企業「カルシ・グループ」が関わっている事を知ったチン・ユーは、その証拠を握るジェイソンを追って豪華客船に乗り込む。
そのカルシ・グループは薬を開発する為、ある孤島で違法な生物実験を繰り返し、結果として巨大な蛇を生み出してしまう。
しかし、その巨大な蛇は制御不能となり、処分しようとするも実験施設ごと破壊され、チン・ユーやジェイソンの乗る客船の前に突然現れるのだった。
登場人物&出演者
・チン・ユー(演:ザオ・イーシン)
代表作に『失眠男女』、『Special Encounter』などがあります。
主人公。救助隊の隊長。記者で婚約者が「カルシ・グループ」の調査中に暗殺され、証拠を一生懸命集める。
無断で救助隊を辞めたせいでダージョンから恨まれるが、婚約者の為に証拠集めに勤しむ。
船が大蛇たちに襲われるとフォンたちを助け出し、島へ到着するも冷静に状況を把握する。
研究所で蛇の実験をしていると知り、証拠になるが大蛇を倒す為に作戦を立てて指示を出す。
最後は裏切ったQ博士と大蛇を倒すと、生還を果たしてカルシ・グループを訴えて勝利した。
・フォン・リー(演:リー・ジャーイー)
代表作に『DAHUFA/守護者と謎の豆人間』、『ジャン・ズーヤー:神々の伝説』などがあります。
ヒロイン。記者。大企業「カルシ・グループ」について調べている。同じ目的のチンをずっと監視している。
同じ記者だったチンの婚約者が先輩で、その遺志を引き継ぐ為にずっと彼を追っていた。
船が大蛇に襲われると、チンのおかげで助かると避難しながらなんとかサポートしていた。
島に到着して研究所へ来ると、証拠となる物を探しながら残された資料を写真に写していた。
最後はチンが大蛇を倒す作戦に参加せず、女の子を守りながら救助隊が来て生還を果たした。
・ダージョン(演:チェン・グイベン)
本作が長編映画デビュー作となります。
救助隊の隊員。なぜか豪華客船に乗っていた。チン隊長が急に救助隊を辞めて、それに怒りを持っている。
チン隊長が揉め事を起こしていると仲裁に入ると、思わぬ再会に辞めた理由を聞いていた。
船が蛇たちの襲撃を受けて避難していると、チン隊長と合流して生存者たちを助ける。
島へ到着して傭兵の装備を手にして、チン隊長と和解をしてしっかりとサポートしていた。
最後は大蛇がいる場所に行ったチン隊長を助けると、彼の為に意味のない犠牲となった。
・ジェイソン(演:エミール)
代表作に『Feng Kuang De Jin Tiao』、『Detective Dee: Scent of a Killer』などがあります。
大企業「カルシ・グループ」の平社員。外国人ながら中国語ができる。会社の悪事について知っている。
豪華客船になぜか乗っていて、お金持ちの女を見ていたせいで揉めるとチンが割り込んだ。
カルシ・グループの悪事を暴露するべく、チンに迫られるも大蛇の襲撃で逃げ出していた。
島へ到着して助けてもらったチンの為に証言すると約束し、最大限に協力をしようとする。
最後は大蛇を誘導する役を引き受けていき、チンの作戦が成功して倒して生還を果たした。
・Q博士(演:チウ・シージャン)
代表作に『Hello!樹先生』、『Triple Identity』などがあります。
大企業「カルシ・グループ」で蛇の遺伝子改造を行った責任者。社長に大蛇を開発した事に興奮していた。
社長が開発中止を宣告して側近に背後から刺されるが、死ぬ事がなく島を無事に脱出した。
世捨て人になって豪華客船に潜り込んで島へ向かうように設定し、知らないフリをしていた。
島に到着して研究所で必要な資料を集めると、大蛇を倒す作戦を立てたチンを裏切っていく。
最後はあっさりとチンの反撃を受けて白状し、背後から来た大蛇によって食い殺された。
感想
[個人的な評価]
本作はいわゆるチャニーズ・モンスター映画となっています。
この作品は『Triple Identity』で知られるウーヤンが監督と共同脚本を務めています。
近年の中国は経済悪化の影響もあって映画業界の侵食が少なくなっているが、あくまでメジャーな作品となります。
逆に本作のような低予算で作れる作品に中国映画が侵食して、地雷映画を多く量産して荒らしている状態だと言えます。
なぜなら、アメリカなどの低予算映画には愛せるタイプが非常に多く、最初からバカをやっているから楽しめる部分があります。
しかし、中国映画はなぜかシリアスな内容が多く、感動させたい欲望があるからチグハグで面白くない作品が非常に多いです。
それに加え、あまりバリエーションがないから似たようなキャラクターや展開で、何を観ても同じだから面白味がありません。
なので、意図的に中国映画を避けていますが、たまにこういうアメリカ映画だと思わせるタイトルやジャケットに騙されてしまう。
今回もまた確認せずにレンタルしてしまった中国映画ですが、まさにテンプレートのような感じで面白さはほぼなかったです。
中途半端なギャグを入れるなら最初から入れるべきじゃないし、主人公、ヒロイン、子供の無敵属性は観ていても面白くないという感じです。
それで中国のモンスター映画というのはインパクト重視なになってしまうので、本作の大蛇もシーンによって大きさが変わってしまう。
なぜか中国は大蛇が好きで似たような作品が多く、どれも同じようなキャラクターと展開で観る価値がありません。
本作もストーリーがない以前にキャラクターの魅力がなく、盛り上がるべきところもないから本当に失敗した作品となりました。
ですので、今後は怪しい作品について中国映画は問答無用に除外するつもりで、なるべく鑑賞しないようにしたいと思います。
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