【コロナウイルス/感染者】RE-3336

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2020/04/07
ジャンル サスペンス/ドラマ
原作 なし
監督 ミテシュ・パテル
脚本 ミテシュ・パテル
製作 アンソニー・カサノヴァ、マイケル・カサノヴァ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

結婚記念日のヨーロッパ旅行から帰国したばかりのブルースは、咳が止まらず発熱などの症状に悩まされていた。
折しも世界各地では新型コロナウイルスが急激に拡大し、妻のローラは夫の身を案じるが、彼はただの風邪と主張して職場や病気の父へ会っていたた。
しかし、ブルースの症状は急激に悪化していき、PCR検査で陽性を告げられ、隔離生活を余儀なくされるのだった。

登場人物&出演者

ブルース(演:キース・ロペス)

代表作に『Animus』、『Conspiracy Child』などがあります。

主人公。中流家庭以上の裕福な家族で、娘も結婚して二人の孫娘にも恵まれた日常を送る。

世間が騒いでいるコロナウイルスを大げさだと主張し、インフルエンザと一緒だと話す。
自分がコロナウイルスの陽性になると、そのせいで父親が亡くなって弱気になっていた。
なかなか病状が改善されず、諦めるような弱気な発言を吐いて家族を心配させていた。
最後は神への信仰心と家族との絆で回復し、教会で団結するべきだという精神論を語った。

ローラ(演:ティナ・マリー・ニグロ)

代表作に『John Light』、『Positive』などがあります。

ブルースの妻。コロナウイルスが流行する中、優雅にヨーロッパ旅行を楽しんでいた。

世間が騒いでいるコロナウイルスを気にしていて、夫が咳している事を心配していた。
案の定、夫が陽性で入院するハメになるが、そのせいで色々と追い詰められてしまう。
そのせいで急に一人で出かけてしまい、娘を心配させるも悲劇のヒロインを気取っていた。
最後は諦めてそうになったが、信仰心と家族の絆で夫が回復し、教会での精神論を聞いた。

ナオミ(演:コートニー・アッシャー)

本作が長編映画デビュー作となります。

ブルースとローラの一人娘。先が短い祖父と頑固な父親が対立している事を心配している。

世間がコロナウイルスで騒いでる事を気にするが、父親の頑固な主張に引いてしまう。
不安が募っている母親を自分の家に迎え入れていたが、ジェームズがピリピリして注意した。
母親が急に出て行ってしまい心配し、話しを聞いてあげて気持ちをラクにさせていた。
最後は神への信仰心と家族の絆でブルースが回復し、教会での精神論を聞いて共感した。

ジェイムズ(演:ジョン・カー)

代表作に『Emulator』、『Walk the Rex』などがあります。

ナオミの夫でブルースやローラにとって娘婿。いつもイライラして、すぐにキレてしまう。

義理の父がコロナウイルスに対して大げさと話すと、それは違うと反論して口論に発展する。
不安が募るローラを心配したナオミが家に迎え入れるが、なぜかピリピリした雰囲気になる。
一人で出て行ってしまったローラが帰ってくると、言い過ぎたとして素直に謝罪していた。
最後は神への信仰心と家族の絆でブルースが回復し、教会での精神論を聞いて共感した。

マックス(演:エディ・ウォッケンファス)

本作が長編映画デビュー作となります。

ブルースの父親。ひ孫たちから「パパ」となぜか呼ばれる。養護施設に暮らしている。

息子のブルースと対立するような関係で、妻を亡くしてから他人との付き合いを拒んでいる。
ブルースとローラがやって来ると、息を吸うように先が長くないと話の腰を折っている。
面会に来たブルースからコロナウイルスにかかってしまい、そのまま弱っていってしまう。
最後はひ孫たちにも会えず、電話からローラに死んだ事を伝えられるような結末になる。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は2020年に大流行した『新型コロナウイルス』を題材にした作品となります。
いつか出るだろうと思っていたが、予想以上に早い製作だが、残念ながら低予算となります。
コロナウイルスで起きた問題をすべて詰め込んで、それを家族単位で物語を作ってしまったせいでかなりムリのある感じになっています。
世界規模で起きたパンデミックであるけど、家族だけに焦点を絞っているせいで危機的な状況がまったく伝わりません。
そもそも、主人公はコロナウイルスを単なる風邪の延長線にしかなく、大げさに取り上げている無知すぎる主張をしています。
分かりやすいフラグを立ててから陽性だと判明すると、入院した途端から強気だった主張が急に弱気になってしまう。
一応、コロナウイルスの危険さを伝えようとしているけど、全部が明確じゃなくフワッとした感じだから今ひとつ怖さが分かりません。
しかも、コロナウイルスに対するリスク回避をほとんどしておらず、医者ですら陽性の可能性がある人との接触でマスクすらしていないです。
今では当然のようなコロナ対策が常識になっている分、本作での危機管理のなさが悪目立ちしてしまっている印象です。
それに自由を主張してマスクを付ける事に反対するデモが起きるような国の作品で、日本と意識の違いが明確に分かると思います。
コロナウイルスの怖さを伝えきれず、有効な危機管理も示さず、まさかの神頼みというオチはもはやギャグとしか思えなかったです。
もっと医学的な見地から物語が展開すると思っていただけに、ラストで回復した主人公が精神論を語るのは予想外でした。
そして、なんと言っても出演者たちの演技レベルが分かりやすいぐらい下手で、泣くシーンが何度もあるのに一度も涙を流すところがないです。
この時点で説得力のない家族ドラマごっこが延々と見せられ、怒涛の薄っぺらな絆と信仰心のラストはなかなかの拷問でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました