【ドント・ルック・アップ】VD-652

スポンサーリンク
あ行

作品データ

公開年月 2021/12/24
ジャンル コメディ/ドラマ
原作 なし
監督 アダム・マッケイ
脚本 アダム・マッケイ
製作 アダム・マッケイ、スコット・ステューバー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

落ちこぼれ気味の天文学者ランドール・ミンディ教授はある日、教え子の大学院生ケイトと地球に衝突する恐れがある巨大彗星を発見する。
ランドールとケイトは世界中の人々に迫りくる危機を知らせようとして、仲間の協力を得てオルレアン大統領とその息子で大統領首席補佐官のジェイソンと対面を果たす。
しかし、人類への警告は想像以上に難航し、空回りばっかりする中で事態は思わぬ方向へと転がり始めるのだった。

登場人物&出演者

ランドール・ミンディ教授(演:レオナルド・ディカプリオ)

近年の出演作に『リチャード・ジュエル』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などがあります。

主人公。ミシガン州立大学の天文学者。死んだ銀河のガスを追跡する専門で、論文を出していないせいで無名と自覚する。

軌道計算から彗星が地球へ衝突すると知って、すぐにNASAへ報告して大統領まで会う事になる。
大統領から門前払いを受けると、ケイトとともにマスコミに情報を流してテレビ出演を果たした。
一気に有名人となってブリーと不倫するが、彗星を壊さない作戦に切り替わって警告していた。
最後は裏切った妻に許されて家族とケイトたちと食事をして、彗星による破壊によって死亡した。

ケイト・ディビアスキー(演:ジェニファー・ローレンス)

近年の出演作に『X-MEN:ダーク・フェニックス』、『レッド・スパロー』などがあります。

ヒロイン。ミシガン州立大学の大学院生で博士候補生。ルーチンワークをこなしていた時に彗星を発見した。

ミンディ教授の計算で地球に衝突すると知って、平静を保つ事ができずに大麻でハイになった。
大統領から門前払いを受けてマスコミに垂れ流すと、ミンディ教授とともにテレビ出演する。
ヒステリックさから機密漏洩でメディアから消えると、バイト先でユールと出会って付き合う。
最後はユールからプロポーズを受けて、ミンディ家で食事をして彗星による破壊で死亡した。

クレイトン・“テディ”・オグルソープ博士(演:ロブ・モーガン)

代表作に『マッドバウンド/哀しき友情』、『消えない罪』などがあります。

惑星防衛調整局の局長。NASAから連絡を受けてディビスキー彗星が地球に衝突すると聞いて動き出す。

ミンディ教授たちをワシントンへ呼ぶと、大統領に会うべく一緒にホワイトハウスを訪れた。
大統領から門前払いを食らうと、マスコミに情報を流す対策を取り、ミンディ教授と別行動する。
政府の機密漏洩として捕まり、ミンディ教授とケイトたちと大統領から謝罪を受けていた。
最後は肩書きに振り回されるミンディ教授に失望して、助言をして彼の前から立ち去ってしまう。

ジューン・ミンディ(演:メラニー・リンスキー)

代表作に『父親たちの星条旗』、『エンド・オブ・ザ・ワールド』などがあります。

ミンディ教授の妻。夫の大発見について深く聞かず、彼がテレビ出演する事に喜んでいた。

夫が口下手で上手くしゃべれない事から、大統領に会う時は電話口でアドバイスをしていた。
有名人になった夫と距離を感じてホテルまで来ると、ブリーとの不倫を知って別れを切り出す。
解雇されて反省する夫がケイトたちと尋ねてきて、すべてを水に流して彼らを出迎えた。
最後はみんなと食事する際に夫との絆を感じながら、彗星による衝突による破壊で死亡した。

ユール(演:ティモシー・シャラメ)

代表作に『インターステラー』、『DUNE/デューン 砂の惑星』などがあります。

ケイトの過激な発言を尊敬している若者。両親に福音派として育てられた事があまり好きじゃない。

スーパーでバイトしていたケイトに出会うと、いつも遊んでいた場所に誘って一緒に過ごした。
実はケイトにひと目惚れしていて、彼女にキスをした事で一気に距離が縮んで運命を感じた。
大統領の暴走を聞いたミンディ教授と合流して、間違っているというデモ活動に参加した。
最後は彗星を止められないと知って、ミンディ教授の家でみんなと食事をして一緒に死んだ。

ブリー・エヴァンティー(演:ケイト・ブランシェット)

近年の出演作に『ナイトメア・アリー』、『ステートレス/彷徨の行方』などがあります。

「ザ・デイリー・リップ」の人気司会者。世の中にあるニュースを面白おかしくテレビで伝えている。

彗星が地球に衝突するニュースを新聞で伝えられると、発見したミンディ教授とケイトを招く。
ヒステリックになったケイトは番組的に微妙だと話すが、ミンディ教授と親密な仲になっていく。
金持ちの家に生まれて、2つの博士号を持ち、4ヶ国語を話せる才女だが人間嫌いだと認める。
最後はミンディ教授が真実を番組でぶち撒けた事で失望し、肩書きがなくなった彼を見捨てた。

ジェイソン・オーリアン(演:ジョナ・ヒル)

近年の出演作に『ビーチ・バム/まじめに不真面目』、『リチャード・ジュエル』などがあります。

オーリアン大統領の息子で大統領首席補佐官。司法長官の不祥事によって対応に追われるような状況になる。

ミンディ教授たちがやって来るが、それどころじゃなくなって翌日に来るよう指示をしていた。
彗星が地球を破壊するとミンディ教授が説明しても真剣に聞かず、彼らを門前払いをさせていた。
一流の科学者たちが彗星について本物だと確証され、ミンディ教授たちに対して謝罪をした。
最後はミンディ教授たちのデモに対抗し、彗星破壊に失敗して母親の帰りを信じるも死亡した。

ジャニー・オーリアン大統領(演:メリル・ストリープ)

近年の出演作に『ザ・プロム』、『レット・ゼム・オール・トーク』などがあります。

アメリが合衆国大統領。3週間後に中間選挙が控えている。司法長官の不祥事によって振り回されている。

ミンディ教授たちの彗星による危険性を報告で聞いていたが、当時は会わずに翌日に持ち越す。
ようやくミンディ教授たちから説明を受けても真剣に受け止めず、彼らを門前払いをしてしまう。
イッシャーウェルの提案で彗星の破壊より回収に切り替え、ミンディ教授の警告を無視した。
最後は彗星破壊に失敗して遠くの惑星に移住するが、そこの生き物に襲われて食い殺された。

ピーター・イッシャーウェル(演:マーク・ライアンス)

近年の出演作に『シカゴ7裁判』、『ウェディング・バーバリアンズ/帝国の黄昏』などがあります。

バッシュ社のCEO。新しいスマホの発表日にディビスキー彗星の情報を受け取って驚いていた。

すぐに彗星の組成を調査すると、莫大な儲けを得られると知って大統領に破壊の中止をさせた。
政府に多額の寄付をして科学チームに入り込むと、彗星から物質を取り出す計画を打ち出す。
首席科学顧問として真実を話すミンディ教授に嫌悪感を持ち、彼の言葉をすべて無視していた。
最後は新たな惑星に到達するが、現地の動物に大統領が捕食され、警告するも襲われていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は元々がパラマウントで製作されたが、Netflixが買い取っています。
地球に惑星を破壊するレベルの彗星が発見されて、人類に警告をする大学教授の奮闘劇を描いています。
全編に渡って社会風刺的なブラックユーモアな演出をやっていますが、個人的にはあまり好きじゃないタイプの作品でした。
これは完全に個人的な好みとなってしまい、確かにやりたい事は伝わってくるが、演出が純粋に好きではない。
主人公は人前に出るのが苦手だが、世間からチヤホヤされてしまい、自分を見失ってしまうところも好きじゃないです。
ヒロインについてもヒステリックになっていて、マトモな意見でも聞いてもらえるようなモノじゃないから好きではです。
大統領なども人類の救済よりも利益を追求する現実的な闇を描いているが、これに関しても面白いとは感じる事はなかった。
つまり、本作は個人的な好みが合わなかったので、どうしても高い評価を素直に与えられる事ができないです。
タイトルにあるように現実から目を逸らして、何もないような振る舞いをした結果、人類が破滅を迎える皮肉の効いた終わり方はよく分かる。
回避できた危険を重要視せず、目先の利益に囚われた人間の結末として当然であって、ラストのオチとしては納得できました。
本作については個人的な好みでダメだったのですが、豪華なキャストや金をかけた演出にNetflixの力を再確認できました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました