作品データ
公開年月 | 2018/10/29 |
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ジャンル | パニック/コメディ |
原作 | なし |
監督 | デヴィッド・ウィリス |
脚本 | デヴィッド・ウィリス |
製作 | デヴィッド・アギレラ、ボー・クロフォード、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
元メジャーリーガーだが、今や落ちぶれる一方のジョニーは鬱屈した日々を送っていた。
そんなある日、突然変異によって巨大化した殺人セミの大群がロサンゼルスを襲撃し、平和な街は大パニックに陥ってしまう。
生まれ故郷を守る為、ジョニーとその仲間たちは米軍ですら歯が立たない最強セミ軍団の退治に乗り出すのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は近年においてバカ映画を多く配給するコンマビジョンが配給した作品となります。
この作品はデヴィッド・ウィリスにとって長編映画監督と脚本デビューとなります。
世の中にはバカ映画とクソ映画とゴミ映画と分けられますが、今回は久しぶりにバカ映画を鑑賞した感じになります。
原題が『CICADA!』というセミをそのままタイトルにしていますが、邦題が『セミマゲドン』というセンスあるモノになっています。
こういうバカ映画に付ける邦題というのは内容も相まって、意外にもセンスの良い邦題が多い印象を持ちます。
そんな本作は中国製の薬剤を撒いたせいでセミが突然変異して、17年後に成虫となって人間の骨髄液を狙う殺人セミになります。
完全にバカみたいな設定であるが、邦題の通り街はあっという間に地獄絵図となってしまうところは間違っていないです。
物語は元メジャーリーガーと恋人の倦怠期を中心に、親友のバー店長と昆虫オタクだけで回しているような感じです。
ほとんどの登場人物は出オチのような感じになっているので、物語を実際に動かすのは上記の4人だけとなっていました。
死が近くまで迫っているのに仲間内で揉めるのはアメリカらしく、緊張感を意図的になくしているような感じだろうと思います。
主人公がメジャーリーガーだった設定についても、もう少し野球選手っぽくすればいいのに、明らかな素人もまた狙いだろう。
昆虫オタクが友達になって犠牲になったのは、多分、生き残ったとして扱いが難しかったのかもしれないだろう。
ヒロインがずっと欲求不満でビッチさを出して、主人公が死んでも悲しみは数秒の幼馴染みの親友もまたギャグな立ち回りをしたかったのでしょう。
最近は目立ってきたコンマビジョンだが、サメ映画も多く配給しているので、今後は注目するべき映画配給会社になりそうな予感です。
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