作品データ
あらすじ
主婦のジョーン・ラッセルは疎遠だった実業家の父が交通事故で亡くなり、遺産整理の為に娘のジャスミンと息子のグローバーと湖畔の邸宅へ向かう。
邸宅へたどり着いたジョーンたちだったが、父親の隠し財産を狙う4人の強盗たちにタイミング悪く遭遇してしまう。
厳戒なハイテク・セキュリティーシステムを利用され、子供たちを人質に取られたジョーンは決死の反撃を開始するのだった。
登場人物&出演者
・ショーン・ラッセル(演:ガブリエル・ユニオン)
代表作に『デイヴは宇宙船』、『スリープレス・ナイト』などがあります。
主人公。疎遠になっていた父親が急死して、長らく離れていて実家に子供たちを連れてくる。
懐かしい気持ちを持ちながらも、父親が導入した完璧なセキュリティシステムに驚いていた。
強盗四人組に子供たちを人質に取られるが、自身はなんとか逃げ出して助けようとする。
家の構造をすべて知っている経験と、主人公補正を味方にして強盗たちを圧倒していく。
最後は一番ヤバいエディをぶっ殺して、家族たちとハグをしながら警察の到着を待っていた。
・ジャスミン・ラッセル(演:エイジオナ・アレクサス)
代表作に『My First Love』、『アクリモニー:辛辣な復讐』などがあります。
ショーンの娘。常にイヤホンをしてスマホを触っている。母親の事をなぜか心配している。
初めてやって来た母親の生家の大きさに驚き、導入されているセキュリティシステムを発見。
いつものようにグローバーのイタズラを注意するが、強盗たちに捕まって人質となった。
自力で一度脱出して母親と合流し、またも捕まるが結束バンドを切って再び逃走した。
最後は母親のピンチに駆けつけるも役に立たず、結局は助けられて家族で警察を待った。
・グローバー・ラッセル(演:セス・カー)
代表作に『her/世界でひとつの彼女』、『ブラックパンサー』などがあります。
ショーンの息子。何かと興味本位を持っている。ジャスミンに対してイタズラを仕掛ける。
初めてやって来た母親の生家に驚きつつも、存分に楽しもうと勝手に探検をしていた。
祖父が導入した完璧なセキュリティシステムの心臓部を発見し、母親に使い方を説明する。
人質になって姉の言う通りにしていて、本作では男を無能にしているので棒立ち要員に。
最後は強盗に再び捕まるが、姉のおかげで脱出して、母親にも助けられて警察を待った。
・ジャスティン・ラッセル(演:ジェイソン・ジョージ)
代表作に『バーバーショップ』、『チェイサー』などがあります。
ショーンの夫。ジャスミンとグローバーの父親。仕事の都合で豪邸へ後から来るという。
遅れて豪邸にやって来るもタイミング抜群で、中へ入れないエディにボコボコにされた。
最後は気絶していたところを子供たちに救われ、家族でハグしながら警察の到着を待った。
・マギー(演:クリスタ・ミラー)
代表作に『StepfatherIII』、『Hot Air』などがあります。
不動産業者。ショーンの父親が亡くなった事で、残された豪邸について契約を担当する。
契約書を持ってショーンたちが来ていた家に向かうが、エディが出て対応に不信感を持つ。
エディに家へ入るように言われるが、ショーンのカバンを見て危険を察知して立ち去った。
最後は警察に通報しようとしたが、察知したダンカンに捕まり、喉を切られて死亡した。
・ピート(演:マーク・ファーズ)
代表作に『デス・ライナーズ』、『アイ・キャン・オンリー・イマジン』などがあります。
強盗四人組の一人。メガネをかけている。金庫を開けるプログラムを所持している。
ショーンを捕まえようとするが、抵抗されてしまい、割れたグラスを刺されてケガする。
エディの命令でショーンを捕まえる為に追いかけるが、反撃を受けて逆に捕まった。
すぐに金庫を解除するフラッシュメモリを持っている事がバレて、重要人物だと判明する。
最後はショーンに人質にされるが、エディに銃殺され、フラッシュメモリを回収される。
・サム(演:リーヴァイ・ミーデン)
代表作に『猿の惑星:聖戦記』、『パシフィック・リム:アップライジング』などがあります。
強盗四人組の一人。メンバーの中で一番若い。刑務所ではナニをシャブって生き残っている。
エディとは古い付き合いで強盗について情報を仕入れるが、状況が違っていて困惑する。
ショーンに逃げられて子供たちを人質に取るが、当初の計画と違って尻込みしていた。
子供たちを助けようと屋根にいたショーンの元に行き、ダンカンとともに彼女を挟み込む。
最後は意を決したショーンが飛び込んで、巻き込まれた際に首を折ってそのまま死亡した。
・ダンカン(演:リチャード・カブラル)
代表作に『エンド・オブ・ウォッチ』、『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』などがあります。
強盗四人組の一人。ラテン系。全身にタトゥーが入っている。服役中にエディと知り合う。
他のメンバーと違って新参者であるが、刑務所で誰にもバカにされず平然と過ごしてきた。
帰って来ないピートを探しに外へ出ると、警察に連絡しようとしたマギーをすぐに殺した。
ビビっているサムに睨みを効かせながらも、振り回しているショーンを追い詰めていく。
最後は情けないエディをぶっ殺すが、ショーンも殺そうとするもナイフで刺されて死亡した。
・エディ(演:ビリー・バーク)
代表作に『トワイライト』シリーズ、『ライト/オフ』などがあります。
強盗四人組の一人。リーダー格。刑務所を出所してから400万ドルがある豪邸を狙った。
計画をしっかりと立てて金を手に入れようとするが、ショーンたちのせいで台無しになる。
単なる母親であるショーンに振り回され、ピートを人質に取られる始末ながら冷静に対応。
一度は出し抜かれて家に侵入できなかったが、マヌケなショーンの夫のおかげで金を入手。
最後はショーンを心の底から認めて出ようとするが、キレたダンカンに刺されて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はシネクイントで開催された『樽出し生映画祭』にて上映された作品となります。
1989年に公開されたビル・フォーサイス監督の同名作品があるけど関係ありません。
かなりシンプルな内容となっていて、豪邸に押し入った強盗を母親が人質となった子供たちを助ける為に奮闘する。
それだけならボロボロになりながらも、運と諦めない心と、強盗たちの慢心で倒していく展開だと予想しました。
しかし、実際は母親が人を殺す事に躊躇いはなく、類人猿並みの握力と特殊部隊の軍人並みの作戦で強盗たちを倒していきます。
あとは強盗たちの仲間意識が最初からなくて、勝手に動き出すヤツ、殺しにビビるヤツ、マヌケなヤツと彼らを無能にするだけでした。
とにかく、母親のやる事がすべて正解であって、人質にされている子供たちもそこまで足を引っ張るような状態じゃなかった。
何より強盗たちが完璧な計画を練っているはずなのに、ただの母親に全員が振り回されるマヌケさはまるで『ホーム・アローン』を観ているような印象でした。
更にタイミング良くやって来る母親の夫もマヌケすぎて、本作に登場する男たちは軒並みアホすぎるのもギャグとしか思えない。
タイトルの意味として「侵入」となっているが、これに相当苦戦すると思ったら、強盗たちがマヌケなせいで何度も出入りして微妙な印象を受けた。
それならば、タイトルは「Mother is strong」の方がずっとしっくり来るような印象でした。
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