作品データ
公開年月 | 2019/07/12 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | レック・リバン |
脚本 | レック・リバン |
製作 | レック・リバン |
製作国 | アゼルバイジャン |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
大勢の市民が謎の武装組織に捕まり、得体のしれない注射を打たれて、ある丘へ連れて来られていた。
その場で解放され逃げ惑う市民を背後から武装組織が銃撃し、多くが死んでいく中でエシュラとアルヴィンの夫婦は逃げ切る。
しかし、エシュラとアルヴィンは大きな穴に落ちて、深すぎて地上へ出られず、二人は何日も水だけで命を繋いでいくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は非常に珍しいアゼルバイジャンの映画となります。
多分、アゼルバイジャンの映画は今回初めて鑑賞すると思われます。
そもそもアゼルバイジャンはどこにあるのか確認するところから始めたが、映画があるとは知らなかったです。
そんな今回のテーマに使っているのは世界的に汎用性が高いゾンビ映画となります。
ゾンビ映画はどんなジャンルでも親和性が高く、作る側の創意工夫次第で面白くにもなるし、つまらなくなる素材です。
ただ、アゼルバイジャンはそこまで映画のノウハウがあるのか分からないが、予想していたよりもちゃんとしていました。
しかしながら、本作は圧倒的に説明不足のせいで、すべての出来事が何でもアリになっているのは問題だと感じました。
一応、ゾンビ映画の王道的な流れをしっかりと周到しているが、如何せん予算がないせいで全体的に地味でした。
しかも、重要なゾンビが1分あるかないかしか登場せず、ほとんどが穴の中に落ちた主人公たちの脱出劇になっている。
多分、3日ぐらい穴の中にいただろうけど、そのワリに体力が有り余っている感じでリアリティがなかったのは痛いです。
そもそも、穴から脱出しても周囲は荒野でほとんど車が通らないので、助かる見込みは非常に低いからゴールとしても微妙でした。
そして、ラストでのオチは予想していたが、やっぱりの最後まで描かないパターンになって、この作品は大雑把に作っていると分かりました。
観客にその後を委ねるのは個人的に作る側の怠慢であり、なんとでも言い訳ができるようなダメな演出だと思っています。
やはり、こういう曖昧な設定を土台にする作品は、多くのパターンとしてなぜかラストをハッキリと描かない事が多いです。
アゼルバイジャンの珍しいゾンビ映画だったが、まだまだ面白い作品を作るまでのレベルには達していないと感じました。
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