【アンデッド・ハザード】RE-3495

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アクション

作品データ

公開年月 2007/07/10
ジャンル アクション/ホラー
原作 なし
監督 ガブリエル・ダウリック
脚本 ガブリエル・ダウリック
製作 マーク・ウィンドン
製作国 オーストラリア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

アマゾンの奥地で新薬の研究を続けていた製薬会社の博士が、人間をゾンビにしてマインドコントロールする新薬の開発に成功した。
手始めにホームレスなどをゾンビにして工場勤務などの苦しい労働をさせていたが、一体のゾンビが脱走してしまう。
そんな中、製薬会社に勤めていた若い女性が何者かに殺され、父親は犯人探しをしていると脱走したゾンビが事件のカギを握ると突き止めるのだった。

登場人物&出演者

釘男(演:タシ・マーテル)

代表作に『Bad Day in Belgrade』などがあります。

主人公。額に釘が刺さっている。フラフラとした足取りで助けを求めようとしていた。

車で通りかかった男に釘が額に刺さっていると言われ、危ない目つきで乗ろうとしていた。
殺し屋に追い詰められるも一度倒し、父親に薬を撃たれた事で彼の娘について思い出した。
復活した殺し屋に捕まって博士のマインドコントロールを受けて、兵士になってしまう。
最後は父親に銃を向けたが、マインドコントロールを振り払い重役を撃つも撃たれて死亡。

父親(演:グレン・ルーランド)

代表作に『ザ・ファイター/炎のラストマッチ』、『ハリケーン・スミス』などがあります。

製薬会社に勤めていた娘が行方不明になって独自に捜査していた。葉巻とコートを欠かさない。

娘の足跡をだどっていると、額に釘が刺さった男の情報が入って追いかけると見つける。
殺し屋と銃撃戦になってお互いに一発も当たらず、釘男を助けてなんとか家まで避難した。
賞金稼ぎがやって来ると、娘の死体がある場所まで案内され、ようやく見つけていた。
最後は賞金稼ぎや殺し屋と銃を向け合うと、ケガした重役に背後から発砲していた。

賞金稼ぎ(演:ベンジャミン・バリモア・ハンリー)

代表作に『Battle Therapy Too』、『The Script of Life』などがあります。

モヒカン頭。スキンヘッドの相棒で恋人の男と行動を共にする。ターゲットと写真を撮って殺している。

ターゲットの手首と写真を持ち込んで報酬を受け取ると、相棒が釘男の賞金に目をつける。
釘男の目撃情報をどこかで仕入れて話しを聞き込み、なぜか父親が匿っていると知った。
父親と接触して娘の死体がある場所に連れ込むと、製薬会社の重役たちがやって来る。
最後は銃を向き合い、一人が発砲すると連動して引き金を引くも、相棒とともに死亡した。

殺し屋(演:フランク・フルービー)

代表作に『Those Lips, Those Eyes』などがあります。

製薬会社の痕跡を素早く消す殺し屋。博士のマインドコントロールを受けて命令通りに動く。

スーツを着込んでアタッシュケースを持ち、そこから武器などを取り出して任務を遂行する。
釘男を追いかけていたが、父親が割り込んで戦うも結局は逃げられて一度戦闘不能になる。
自力で復活して釘男を捕まえ、博士のところへ連れ戻してマインドコントロールをさせた。
最後は銃を向き合い、マインドコントロールを振り切って自分で頭を吹き飛ばして死亡。

博士(演:ブレンダン・クレアキン)

代表作に『シャドウ・ワールド』、『OSIRIS/オシリス』などがあります。

アマゾンの奥地にある研究室でマインドコントロールの新薬の開発に成功する。常にマスクをつけている。

額に釘を打って穴を開けると、そこに新薬を流し込んで直接脳に浸透させて絆創膏で塞ぐ。
父親の娘を実験台に使おうとして釘男に邪魔され、別の被検体を差し出すも逃した。
過去に戦闘能力の高い男を実験台にして、完璧な殺し屋を作り上げて釘男を追わせた。
最後は銃を向け合い、釘男が抵抗して、殺し屋も抵抗し、銃撃を食らって死亡した。

重役(演:マイケル・ハットトリック)

本作が長編映画デビュー作となります。

製薬会社の重役。博士の元から逃げ出した被検体を捕まえるべく殺し屋や賞金稼ぎを繰り出す。

部下たちにも探させるも痕跡しか見つからず、その度に重役室で女と一緒に連絡を受ける。
賞金稼ぎたちが釘男の行方を探すと申し出ると、電話で連絡をして彼らに依頼をした。
釘男を殺し屋が見つけて博士の元に送り返し、マインドコントロールさせて父親の元に行く。
最後は銃を向け合って全員が倒れるが、重傷を負って逃げようとして父親に撃たれてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は低予算映画を配給している「トランスワールドアソシエイツ」の作品となります。
すっかりとゾンビ映画だと思ったら、それっぽい動きをするマインドコントロールされた人しか出てきませんでした。
しかも、主人公を含めて三人程度しか出ておらず、あとは監督の自己満足の世界に案内される事になりました。
低予算映画は数多くありますが、工夫次第で面白いモノは作れますが、残念ながら本作は自己満足だけで終わりました。
監督はスタイリッシュに撮りたかったようだが、低予算だからカメラの質が悪く、照明を使うという概念がないから悪い意味で映像が暗い。
セリフも意図的に少なくして雰囲気を出したかったが、単純に設定が思いつかないから映像でごまかそうとしていただろう。
その証拠に登場人物には役名がなく、本当に記号通りにしか動かないから予定調和の展開にしかなりません。
主人公は額に釘が刺さったまま登場して、死んだ娘の死因を探る父親、製薬会社の重役、賞金稼ぎ、殺し屋と記号以上の事をしない魅力がない登場人物たち。
ただ、殺し屋だけは悪くないキャラクターだったので、もっと使うべきで物語の中心に置いても良かったぐらい目立っていました。
逆に物語を進めていく主人公の無意味さ、父親の復讐したいだけで深みのないキャラクターは本当に必要だったのか疑問に思ってしまう。
結局、ストーリーとして何がしたかったのか分からないし、マインドコントロールされた製薬会社の被検体に面白味がない。
あとはマインドコントロールされているだけなのに、致命傷を負っても平然と立ち上がる殺し屋のチートさはやりすぎな気がしました。
ラストは意外性を出そうと全員同じ場所に集合するが、そもそも銃を向け合う意味がよく分かりませんでした。
多分、絵的にスタイリッシュだと監督が思ったのだろうが、ストーリーとして成立していないから恥ずかしいと思いました。

コメント

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