【誰も眠らない森】VD-641

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洋画

作品データ

公開年月 2020/03/20
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 バルトシュ・M・コヴァルスキ
脚本 バルトシュ・M・コヴァルスキ、ミレッラ・ザラドキェヴィッチ、ほか
製作 ヤン・クフィェチンスキ、ミレッラ・ザラドキェヴィッチ、ほか
製作国 ポーランド
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ネット社会に溺れる若者の依存症を脱却する為のオフライン・キャンプ“アドレナリン”に少年少女が送られる。
家族を車の事故で失ったゾーシャは未だに立ち直れず、他の参加者たちと打ち解けられず、グループ分けをされる。
ゾーシャのグループは森の中へ入っていくが、そこには隕石の影響で異形な姿に変わった食人双子が待ち受けるのだった。

登場人物&出演者

ゾーシャ(演:ジュリア・ヴィエニアヴァ・ナルキェヴィッチ)

代表作に『みんな死んだ』、『誰も眠らない森2』などがあります。

主人公。車の事故で両親と妹を亡くしている。お土産で買って妹が名前を付けた焦げたフィギュアを大切に持つ。

キャンプの中では誰とも会話をせず、フィギュアをずっと触って過去の出来事を思い出す。
同じグループのユレクと仲良くなるが、翌日に森の中に消えたダニエルをイザと探し回った。
食人双子が住む家でイザが殺され、ユレクと両足を奪われた老人の家に避難して話しを聞く。
最後はスマホの為に家へ戻るもユレクが殺され、警察官に助けを求めて一人だけ生還した。

ユレク(演:ミハウ・ルパ)

代表作に『パニック・アタック』、『The Black Mill』などがあります。

オフライン・キャンプ“アドレナリン”に参加した肥満体の少年。YouTubeの配信者で90万にの登録者がいる。

キャンプ場に到着して早々にゾーシャを見つけて、積極的に声をかけて仲良くなろうとした。
消えたダニエルを探しに食人双子の家に入り、イザが殺されゾーシャと老人の家に避難した。
スマホの為に家へ戻って食人の気を引く為に玄関で騒ぎ、ゾーシャを助けようと乗り込む。
最後は舌を食い千切られ、腹部にナイフを刺され、ゾーシャにトドメを頼んで死亡した。

バルテク(演:スタニスワフ・ツィヴカ)

代表作に『The Erlprince』、『1916/自由をかけた戦い』などがあります。

オフライン・キャンプ“アドレナリン”に参加した普通の少年。前年もキャンプに参加している。

ゲイである事を隠しながら暮らしているが、イケメンのダニエルに釘付けとなっていた。
森の中でダニエルに下ネタを連発してキレられ、翌日に彼がいなくなりアニエラと待機する。
アニエラが食人に殺され、教会に避難するも司祭に拘束され、自力で縄を解くも見つかる。
最後はなぜか食人から逃げ出していて、老人の家に入ろうとして散弾銃を食らって死亡した。

アニエラ(演:ヴィクトリア・ゴンシェフスカ)

代表作に『カティンの森』、『プリンセスと魔法のキス』などがあります。

オフライン・キャンプ“アドレナリン”に参加したビッチな少女。大きなスーツケースを持ってきている。

ワザと色気を振りまきながら、参加者の中からイケメンを探してイチャイチャしようとする。
森の中へ入ると、湖のところで一服していたダニエルの後をつけ、彼に童貞卒業を手伝う。
翌日にダニエルが行方不明になっても心配せず、バルテクと残って今度は彼に色目を使った。
最後はバルテクがゲイと聞いて相談されるが、背後から食人に丸太で頭部を貫かれて死亡。

ダニエル(演:セバスティアン・デラ)

代表作に『Last Mission』、『Braty』などがあります。

オフライン・キャンプ“アドレナリン”に参加したイケメンな少年。体を鍛えていて自慢している。

最初から色気を振りまくアニエラに釘付けとなっていて、声をかけるチャンスを伺っていた。
森の中で夜に湖で一服すると、アニエラが来て童貞だと告白するも彼女に押し倒された。
無事に童貞卒業してアニエラが戻り、隠していたスマホでSNSをチェックして楽しんでいた。
最後は食人に寝袋ごと木に叩きつけられ、彼らの家に持ち去られて食事の材料にされた。

イザ(演:ガブリエラ・ムスカワ)

代表作に『These Daughters of Mine』、『Fugue』などがあります。

オフライン・キャンプ“アドレナリン”の指導員。一人だけ遅れて来るも悪びれる事なく荷物を下ろした。

くじ引きの結果、ゾーシャたちのグループを担当する事になり、早速と森の中へ向かった。
ユレクが道中に鹿の死体を見つけると、肉食動物に襲われたと適当な事を言って気にしない。
野営をするところでそれぞれの事情を聞こうとしたが、ゾーシャの資料を見て止めてしまう。
最後はダニエルが食人双子に殺されたと知り、スマホを見つけるも首を切断された死亡した。

老人(演:ヴォイチェフ・メツファルドフスキ)

代表作に『イレブン・ミニッツ』、『アウシュヴィッツ・レポート』などがあります。

森に住んでいる老人。食人双子の家から逃げてきたゾーシャとユレクを家に入れてくれた。

警察を呼びたいゾーシャたちに電話の有無を確認されるが、その前に何があったか聞く。
食人双子について誰よりも知っていて、彼らが異形の姿になった経緯を説明していた。
数年前に遭遇しているが、その時に両足を切断され、現在は義足を装着している状態と話す。
最後は食人双子が家に来たと思って散弾銃を撃ったが、バルテクだと分かって戸惑っていた。

食人双子(演:ミハウ・ズブロヤ)

代表作に『Pitbull: Tough Women』、『Alzur’s Legacy』などがあります。

森の中にある家に住んでいる異形の姿となった双子。皮膚がケロイド状に腫れ上がって大きな体をしている。

子供の頃に森へ落ちた隕石を拾ったが、中から溢れた液体のせいで異形な姿に変異する。
長年に渡って地下室に閉じ込められるが、落ちてきた母親を殺害して外の世界へ出ていく。
森に入ってきたダニエルやアニエラを殺害し、家に入ってきたイザの首を切断して殺害する。
最後はゾーシャにナタで一人が殺され、車でもう一人が殺されるが、数時間後に復活した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『クライモリ』に非常に似ていて、他に『ヒルズ・ハブ・アイズ』とも共通点があります。
上記の作品について人為的な廃棄物による汚染で変異した食人化した設定となっています。
しかし、本作はまさかの隕石から出てきた未知の黒い液体に侵食された双子が変異した設定となっていました。
そうなってくると、例に挙げた作品とは根本的な出発点の違いがあるけど、物語の展開はかなり似ています。
森にやって来た若者たちを食料として見ていて、気味悪い見た目から容赦ない殺意を向けられていきます。
ただ、どうしても例に挙げた作品と似すぎたせいで、本作におけるオリジナリティが隕石から変異したぐらいしかない。
それに双子というオリジナリティがあるけど、結局は連携して襲っているワケじゃないから意味がほとんどない。
主人公が両親と妹を車の事故で失っている設定も物語と直接関係なく、こちらもまったく生かされていません。
残念ながら設定と物語がほとんど噛み合っておらず、そのせいでオリジナリティが出てこないと思われます。
それに食人双子も見た目が気持ち悪いだけで、他に特徴もないので、殺人鬼という意味では面白味がなかったです。
続編が作られていますが、本作におけるオリジナリティの乏しさを少しでも解消しているなら期待できるかもしれないだろう。

コメント

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