作品データ
あらすじ
静かな海を持つ孤島では、いつものように漁をしていた漁師のハンターとその仲間たちの船が、突然ゾンビの襲撃を受けてしまう。
なんとか反撃して逃げ切ったハンターたちだが、平和だった島は一瞬にして恐怖に包まれ、次々とゾンビがやって来る。
ハンターは愛する島を守る為に立ち上がるが、その矢先、ビーチで巨大な津波が発生して大量のゾンビが上陸しようとしていたのだった。
登場人物&出演者
・ハンター・ショウ(演:アイアン・ジーリング)
近年の出演作に『マリブ・レスキューチーム』、『シャークネード/ラスト・チェーンソー』などがあります。
主人公。エムリス湾の孤島で暮らす地元の漁師。陸での暮らしが嫌いで自分の船で寝泊まりしている。
海での異変に気付いてレイの姪が蘇った死体に噛まれ、危険だと判断して保安官と合流した。
再び海に出て状況を調査すると、大津波に襲われてしまうが、ほぼ無傷で生還を果たした。
ケンジーたちを助け出し、ドリスコルの屋敷まで避難し、原因となる船の爆破を立案した。
最後はゾンビたちを一斉に感電死させて倒し、ケンジーたちの為に島へ残る事を決めた。
・ケンジー(演:チェリー・キャシディ)
代表作に『Manny Lewis』などがあります。
エムリス湾の孤島で医者をしている。シングルマザーでサマンサを女手一つで育てている。
ハンターとは友達以上恋人未満のような微妙な関係で、彼が島を出る事に止められずにいる。
ジェイダが死体に噛まれたと言われて現場に向かい、病院に行くと津波の対応に追われた。
病院内がゾンビだらけになると、無事だったレイと逃げ回ってハンターたちと合流した。
最後はハンターの作戦で海に浸かったゾンビを感電死させ、彼が島に残ると言って喜んだ。
・サマンサ(演:テイタム・チニキー)
代表作に『Nowhere Safe』、『Love, Kennedy』などがあります。
ケンジーの一人娘。父親がいない事を特になんとも思わず、逆に独り身である母親を心配している。
友達以上恋人未満であるハンターとの関係を尋ねるも、彼が島を出ていく事に納得しない。
テアニと一緒に地元のバンドの演奏を聴くと、ボーカルといい感じになって楽しんでいた。
大津波から避難していたが、その後からやって来たゾンビの大群からなんとか逃げ出した。
最後は病院まで来て母親と合流し、ハンターの作戦が成功して、ほぼ無傷で生還をした。
・テアニ(演:アンジー・テオドラ・ディック)
代表作に『グレイス/消えゆく幸せ』、『Forgotten Evil』などがあります。
アコニ保安官の一人娘。サマンサと年齢が近いという事で、一緒に遊んで勝手に連れ回している。
地元のバンドが演奏して盛り上がっていると、実はベースが恋人で終わるとイチャイチャ。
大津波がやって来ると避難して助かり、その後にゾンビが大群となって来ると逃げ出した。
ドリスコルの屋敷に逃げ込んで助かると、ハンターたちと合流し、船の爆破にレイと向かう。
最後はレイが自己犠牲の爆破をする前に降ろされ、ハンターたちと合流して生還を果たす。
・レイ(演:シェルトン・ジョリヴェット)
代表作に『Beaus of Holly』、『One Crazy Christmas』などがあります。
エムリス湾の孤島で湾岸局に勤めている。姪のジェイダとともにハンターの船で釣りをしていた。
なかなか釣れない状況に文句を言うが、ハンターが死体を見つけて引き上げ顔をしかめる。
ジェイダが死体に噛まれてしまい、一緒に病院まで行くと、彼女がゾンビ化して逃げた。
ゾンビに追われるケンジーを助け出し、後からやって来たハンターたちと合流を果たした。
最後は原因となる海中の船を爆破するべく、テアニを降ろして大群のゾンビと自爆を果たす。
・ジェイダ(演:エリザ・マテング)
代表作に『What If It Works?』、『West of Sunshine』などがあります。
レイの姪。ハンターの船に乗って、海中を調査するドローンを使って様子を見ていた。
ハンターが海の異変を確認し、浮いていた死体を引き上げ、危険と分かってドローンを回収。
引き上げた死体が消えると、背後から襲われ、喉元を噛まれて大量の出血をしてしまう。
ハンターの連絡でやって来たケンジーに診察され、すぐに病院へ運ばれて治療を受けた。
最後はゾンビ化してレイを襲うも逃げられ、病院内をゾンビだらけにしてしつこく追った。
・ブレイン(演:リンカーン・ビーバーズ)
代表作に『Forbidden Power』、『The Garageland Chronicles』などがあります。
エムリス湾に恋人と友人たちと楽しみに来た。ボートを借りると、違法である飲酒と花火をしていた。
釣りをしていたハンターたちに見つかると、湾岸局のレイによって花火を没収されていた。
大津波で友人が死んでしまうが、恋人と無傷で助かると、その事実を口で言って呆れられる。
ハンターたちと再び合流して保安官事務所に行くが、恋人を囮にして自分の身を守った。
最後は危険人物と認識され、ゾンビ化した恋人に食われ、ハンターたちにトドメを刺された。
・アコニ保安官(演:エリック・チカシ・リンズビクラー)
代表作に『ウルヴァリン:SAMURAI』、『ブライトン/ミラクル』などがあります。
エムリス湾の保安官。一人娘のテアニが勝手に遊び回って、サマンサを連れ回す事を心配している。
ハンターにゾンビが出たと言われて最初は信じないが、実際に目撃して認めるしかなかった。
大津波を無傷で乗り越えると、応援を求める為に保安官事務所まで帰るも無線は通じず。
実は過去に製薬会社が化学物質を不法投棄していた事を知っていたが、無視していた。
最後はドリスコルの屋敷で油断して噛まれてしまい、テアニによって爆破されて死亡した。
・ドリスコル(演:ランディ・シャラチ)
代表作に『ファナティック/ハリウッドの狂愛者』、『ブレイク・タウン』などがあります。
エムリス湾の孤島にある丘の屋敷に住んでいる。海から出現したゾンビをいち早く察知して捕獲した。
屋敷でこっそりと研究をしていたが、リンを大量に含んでいる事から電流が効果的だと発見。
ゾンビの大群から逃げてきたテアニが助けを求めると、仕方なく屋敷の中に入れていた。
あとからハンターたちがやって来ると、電流が効果的と話し、大量の爆薬を提供してくれた。
最後は原因となる海中の船を爆破する為に潜るが、ゾンビに襲われてそのまま食い殺された。
感想
[個人的な評価]
本作は『シャークネード』シリーズのスタッフが再集結して製作された作品となります。
もちろん、『シャークネード』シリーズの主人公を務めたアイアン・ジーリングが主演となります。
更に本作ではアイアン・ジーリングは共同脚本としても参加し、新たなるシリーズに力を入れている事が伝わります。
一応、本作はゾンビ映画のジャンルに入りますが、『シャークネード』のように違うジャンルを組み合わせている。
ゾンビというのは泳げないタイプがセオリーとなっているが、本作はそのような設定を無視した展開を見せています。
そもそも、『シャークネード』シリーズのスタッフが作っているので、既存のスタイルではない事がすぐに分かります。
アイアン・ジーリングは『シャークネード』で主人公として君臨し、そこでは超人的な身体能力とチェーンソーでキャラクターを確立しました。
そんな本作ではすぐにゾンビだと断定し、更に津波による襲撃で町が危険だと察知して積極的に行動していきます。
ここら辺はフィンと似たような設定となっているが、本作はまだまだキャラクターが固まっていないので割りかし地味である。
一方のゾンビは海にいたせいか、みんな青白い顔になっていて、破壊されると赤い血ではなくて青い血が流れる。
しかも、従来のゾンビと大きく違って、頭部を破壊しても死なず、しつこく主人公たちを追い詰めていきます。
基本的に『シャークネード』のようなノリなので、設定についてはツッコミどころ満載なのは言うまでありません。
こういう作品はマジメに鑑賞するべきじゃなく、あくまで起きている事に対してツッコミを入れながら鑑賞するタイプと言えます。
あとは、ちょっと気になったのはエンジンと機械が決まって一度だけで起動せず、焦らす演出が少しクドいと感じました。
他に関しては『シャークネード』を念頭に考えれば、及第点だろうけど、あそこまでの爆発力はないかなと思います。
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