【サイコキネシス/念力】VD-518

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作品データ

公開年月 2018/01/31
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 ヨン・サンホ
脚本 ヨン・サンホ
製作 キム・イォンホウ
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

妻子を捨て警備員として冴えない日々を送っていたソッコンはある日、自分が物体を自由自在に動かす超能力があると知る。
その一方、人気店だったフライドチキンの店長シン・ルミは、街の再開発で立ち退きを迫る地上げ屋に母親が殺されてしまう。
ルミは母親の携帯電話に残された番号から父親のソッコンと連絡を取り、再会を果たした親子は地上げ屋と対決を決意するのだった。

登場人物&出演者

シン・ソッコン(演:リュ・スンリョン)

代表作に『ガーディアンズ/伝説の勇者たち』、『ソウル・ステーション/パンデミック』などがあります。

主人公。警備員として暮らしている。過去に妻と娘を捨てて家を出てしまっている。

元妻が亡くなったと連絡を受けて娘と再会するが、商店街を守るべきじゃないと主張した。
念力で金儲けの目処がついて、娘の面倒を見ると決意するも商店街を優先されてしまう。
テサン建設の手回しで逮捕されるが、商店街を潰そうと知って念力を使って彼らを止める。
最後は自ら捕まって4年間も服役して、チキン屋を再開させた娘たちと再会を果たした。

シン・ルミ(演:シム・ウンギョン)

代表作に『怪しい彼女』、『新感染/ファイナル・エクスプレス』などがあります。

南平総合商店街でチキン屋を母親と経営している。テレビでも紹介されるほどの人気を持つ。

再開発に反対していて、人材派遣会社のミン社長による強制退去に歯向かい母親を失う。
父親に連絡して超能力で養うと言われるが、商店街に執着して正論すら無視していた。
ホン常務による策略でミン社長が警察を引き連れ、住民たちと強制退去に対抗していた。
最後は立ち退いてジョンヒョンと婚約し、出所した父親と再会して店を手伝わせていた。

キム・ジョンヒョン(演:パク・ジョンミン)

代表作に『ダンシング・クィーン』、『サバハ』があります。

弁護士。南平総合商店街を法的に助けようとするが、対抗する決定的な証拠が得られずにいた。

ルミの母親が亡くなってしまい、葬式にやって来たミン社長に突っかかる住民を止めた。
ソッコンに状況を説明するが、下心があると疑われていたが、実際は純粋に行動していた。
ミン社長が強硬手段に打って出ると、住民たちが逮捕されないように手回しをしていた。
最後は出所したソッコンを出迎え、ルミと結婚すると報告してチキン屋に連れて行った。

ミン社長(演:キム・ミンジェ)

代表作に『無双の鉄拳』、『新感染半島/ファイナル・ステージ』などがあります。

人材派遣会社の社長。テサン建設の下請けとして南平総合商店街の立ち退きを任されていた。

再開発に反対するルミの店を襲撃されるが、抵抗した母親を事故で殺してしまう。
ホン常務に呼び出されると、訴えられないようにボコボコにされて従うようになる。
一度会社を潰して母親殺しを帳消しにして、新たな会社を立ち上げて強制退去を敢行するを
最後は決意したソッコンの念力で止められるが、負けだと認められるも殴り倒された。

ホン常務(演:チョン・ユミ)

代表作に『トガニ/幼き瞳の告発』、『新感染/ファイナル・エクスプレス』などがあります。

テサン建設の女性常務。南平総合商店街の再開発を進めるべく、ミン社長たちを雇っていた。

人材派遣会社のミン社長に頼っていたが、立ち退きが進まないとして直接呼び出していた。
訴えられないようにミン社長をボコボコにさせて録音し、奴隷にして根回しを使っていく。
ミン社長がルミの母親を殺した罪を帳消しにして、警察を動員してソッコンを引き離した。
最後はソッコンをスカウトするが、戦う決意をした彼に裏切られて車を潰されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は韓国で劇場公開されていますが、日本ではNetflixの独占配信となっています。
あの『新感染/ファイナル・エクスプレス』で知られるヨン・サンホの作品となっています。
韓国のゾンビ映画を世界に知らしめたヨン・サンホ監督の作品として期待しました。
超能力の一つである「サイコキネシス」を題材にしている作品だが、過去に同じような題材にジョシュ・トランク監督の『クロニクル』があります。
それと似たような作品だと思ったら、韓国らしさが出ていてまったく違っていました。
主人公が超能力を手に入れる過程は適当であるけど、それはこの作品のメインではない。
やはり、韓国映画の真髄はドラマであって、更に出演している役者たちの実力ある演技力が中心だと分かります。
韓国映画はストレートな感情表現をするが、主人公に関しては過去に娘たちを捨てたせいでハッキリしない態度を取ります。
ただ、そこには超能力を身につけたという自信から、将来性のない商店街を守るリスクの高さを説いていた。
しかし、物事はそう簡単にはいかず、商店街を守ろうとする娘と意見が対立してしまう。
個人的には父親の言っている言葉は正論であり、今じゃなくても近い将来に再開発されてもおかしくないと思います。
再開発する建設会社はあくどい商売しているが、どう考えても現実感がないから、商店街をそこまで守る理由が伝わってこない。
ストーリーとして面白味はないし、肝心の親子が絆を取り戻すドラマも薄かったです。
正直言って面白くないが、ラストで展開されるアクションは意外にも良かったです。
その代わり、ツッコミどころ満載でリアリティのない内容すぎて今ひとつでした。
それに超能力を持った人間を普通に刑務所へ入れるだけでは済むはずがない。
良くも悪くもスケールが小さく、海外のヒーロー物には遠く及ばなかったです。

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