作品データ
あらすじ
少年マット・マードックは、ある事故で両目に放射性廃棄物の液体を浴びて失明してしまう。
視力を失った代わりにマットは聴力などが研ぎ澄まされ、超感覚と呼ばれる“レーダー・センス”を獲得して周囲の物事を把握できるようになる。
父の死を乗り越え、成人したマットは弁護士として昼の間活躍し、夜は正義の裁きを与える“デアデビル”として悪に鉄槌を浴びせるのだった。
登場人物&出演者
・マット・マードック/デアデビル(演:ベン・アフレック)
近年に出演作に『消されたヘッドライン』、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』などがあります。
主人公。弁護士。聴覚、嗅覚、味覚、触覚が超人的に研ぎ澄まさたレーダー・センスを持つ。
賞金稼ぎの父親が何者かに殺されると、成人して弁護士をする傍らで正義の裁きを行う。
エレクトラと出会って惹かれ合うが、彼女の父親がブルズアイに殺されて勘違されてしまう。
復讐しようとするエレクトラを説得するが、ケガを負って目の前でブルズアイに殺される。
最後はブルズアイを倒し、黒幕であるキングピンを刑務所送りにして正義の裁きを続けていく。
・エレクトラ・ナチオス(演:ジェニファー・ガーナー)
代表作に『ウソから始まる恋と仕事の成功術』、『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』などがあります。
ヒロイン。大富豪ナチオスの一人娘。護衛から逃げたカフェでマットに出会う事になる。
名前を聞いてきたマットと手合わせして惹かれ合い、自分から積極的に接触して親交を深める。
組織を抜けてキングピンの命令で父親がブルズアイに殺され、デアデビルが犯人と勘違いする。
復讐の為に生きるようになると、デアデビルがマットだと知ってブルズアイが犯人と知る。
最後はブルズアイと対決し、実力で劣って殺されるが、ザ・ハンドによって復活を遂げていた。
・フランクリン・“フォギー”・ネルソン(演:ジョン・ファヴロー)
近年に出演作に『南の島のリゾート式恋愛セラピー』、『40男のバージンロード』などがあります。
マットの友人で弁護士。マットとともに弁護士事務所を立ち上げるが、稼ぎの少なさを嘆いている。
裁判で負ける弱者を助けるマットのやり方に不平不満を漏らすが、彼に頼り切っている状態。
エレクトラと出会ったマットが付き合わないと聞いて、彼の心境の変化を心配していた。
マットがデアデビルだと知らないままケガする彼を怪しむが、それ以上はツッコまずにいる。
最後はキングピンが捕まり、マットと弱者を救うべく弁護士として活動していく。
・ベン・ユーリック(演:ジョー・パントリアーノ)
近年に出演作に『デッド・インパクト/処刑捜査』、『unknown/アンノウン』などがあります。
ジャーナリスト。キングピンの下っ端であるチンピラの殺人事件を取材する権限を持っている。
単なる殺人事件として片付けようとする刑事と違い、すぐにデアデビルの仕業だと見抜いていた。
パーティに招待されたマットたちと出会うと、噂になっている盲目の弁護士として挨拶した。
マットが持っていた杖とナチオスの殺人現場に残された証拠品が一緒と分かり彼の正体を知る。
最後はマットがデアデビルという記事を書いたが、地元を救うヒーローとして削除した。
・ジャック・“デビル”・マードック(演:デヴィッド・キース)
近年に出演作に『ブラッド・ヘブン』、『エア・フォースⅡ』などがあります。
マットの父親。元ボクサー。朝から夜まで港で働き、マットに弁護士か医者を目指すよう期待する。
噂ではマフィアの下で働いているとマットに言われ、イジメを受ける息子に違うと話した。
実際は取り立て屋としてマフィアの下で働き、失明した息子の為にボクサーへ現役復帰する。
マフィアのボスから次の試合を負けるように言われるが、息子の為に指示を無視して勝利した。
最後は裏切った代償として試合後にボコボコにされ、後のキングピンにトドメを刺された。
・ブルズアイ(演:コリン・ファレル)
近年に出演作に『クレイジー・ハート』、『Dr.パルナサスの鏡』などがあります。
殺し屋。狙った獲物を外さない百発百中の腕前を持つ。額に的の模したマークをしている。
組織を辞めようとするナチオスを片付けるべく、イギリスにいたところを呼び出された。
ヘルズキッチンにやって来ると、デアデビルが邪魔するも彼の武器を使ってナチオスを殺す。
デアデビルがエレクトラに倒されると、タイミング良く現れて彼女を圧倒して殺害した。
最後はついでにデアデビルを殺そうとするが、両手を奪われてベンの車に投げられて重傷を負う。
・フィスク/キングピン(演:マイケル・クラーク・ダンカン)
近年に出演作に『ストリートファイター/レジェンド・オブ・チュンリー』、『ミート・ザ・ジェンキンズ』があります。
ヘルズキッチンを牛耳っているマフィアのボス。マフィアのボスで用心棒として活動した後にボスの座についた。
ナチオスと組んでヘルズキッチンを裏で操っていて、警察すら手が出ないほどの権力を持つ。
組織からナチオスが辞めようとして、裏切られる可能性からブルズアイに殺害を指示する。
ブルズアイがデアデビルに倒されると、アジトまでやって来ると推測して一人で迎え撃った。
最後はデアデビルを圧倒するが、油断して両膝を砕かれて跪き、悪事が暴露されて逮捕された。
感想
[個人的な評価]
本作は20世紀フォックスにより製作され、監督と脚本をマーク・スティーヴン・ジョンソンが務めています。
まだMCUシリーズの前で製作されており、世界観としてマーベルながらダークである。
当時は有名俳優てあるベン・アフレックが主演した事で話題になりました。
ただ世間的にアメコミ映画はジャンルとしての人気はあまりなく、この作品に関してもアクションが地味だった事で微妙な立ち位置でした。
当時は派手な演出や明るいストーリーで話題になった『スパイダーマン』があって、それと比べると全体的に地味でした。
個人的にはレーダーセンスの映像が非常に良く、デアデビルの超人的なパワーが分かります。
逆にアクションはベン・アフレックの動きにあまりキレを感じられず特に走る姿は重そうに見えてしまうの失敗でした。
あくまでデアデビルは感覚こそ超人的であるけど、身体能力は普通の人間と変わらない。
それなのに常人離れした動きに違和感があった。
あと、当時問題視された悪役であるキングピンを白人から黒人の設定に変えた事で原作はファンのみならず、アメコミ原作のファンから批判を買っていました。
今はポリコレ配慮で許されるかもしれないが、当時は設定を変えられた事に反発を受けていたと記憶しています。
しかし、ブルズアイを演じたコリン・ファレルのキレた感じの演技は評判が良かったです。
今はテレビドラマシリーズとして配信され、映画版よりも認められているが、この先はリブートされる可能性もあるから期待したいです。
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