作品データ
公開年月 | 2009/08/30 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | トム・シックス |
脚本 | トム・シックス |
製作 | トム・シックス、イローナ・シックス |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ヨーロッパを旅行中のアメリカ人女性の二人が車で移動中、タイヤがパンクして、助けを求めて近くにある一軒の大邸宅を訪ねた。
翌日、二人が目を覚ますと地下に作られた病室のベッドにいて、彼女らの隣には日本人男性も同じように寝かされていた。
そこへ、かつてシャム双生児の分離手術を専門とする外科医が来ると、新たな患者となった三人に恐るべき手術によって結合されようとするのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はトム・シックスが監督、脚本、共同製作を務めています。
このシリーズは三作目まで製作され、あまりにも内容が下品だった為にDVDスルーになりました。
強烈すぎる内容のおかげで口コミによって広がり、コアなファンを多く獲得しています。
とにかく、これは一発ネタと言えるような内容であり、それだけで一本の物語を作り上げたトム・シックスの手腕はお見事です。
残念ながら一部の人間しか楽しめない内容だが、その強烈なインパクトは作品だけじゃなく、主人公とも言えるヨーゼフ・ハイター博士の存在もあるだろう。
そのヨーゼフ・ハイター博士を演じるディーター・ラーザーの不気味な演技、それに吹替を務めた若本規夫により日本でも話題を呼びました。
人間の口と肛門を繋げるアイデアは普通に考えてぶっ飛んでいるが、それを実際に映像化する辺りはスゴイと思います。
さすがにアメリカでは作れないような作品で、これはオランダ映画だからこそ光るモノがあると感じさせられる。
淡々と主人公のハイター博士がムカデ人間を作り上げていくが、冷静沈着で説明する姿もまた相当異様な印象を与えます。
もちろん、実際にムカデ人間が出来上がって興奮するハイター博士もまた面白いと言えます。
また調教する時の言動が素晴らしくイカれていて、先頭のカツローが排泄して二番目のリンジーが飲み込む時もまた相当興奮していた。
それと本作で大きく貢献していたのは、日本人のカツロー役を演じた北村昭博のアドリブによるセリフだと思います。
どうやら元々は代役だったが、監督が気に入ってセリフをアドリブでやらせたらしく、それが迫真の演技と相まって非常に良かったです。
こんなイカれたアイデアを実際に作品として作り出し、シリーズ化させたトム・シックスの精力的な活動はスゴイと思います。
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