作品データ
公開年月 | 2010/11/20 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | 長江俊和 |
脚本 | 長江俊和 |
製作 | 花田康隆 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
東京の閑静な住宅街に住む山野家の長女・春花は旅行先のあまりかで交通事故に遭い、両脚を複雑骨折して車椅子の姿で帰国した。
浪人生の弟・幸一はそんな姉に買ったばかりのビデオカメラを向けて出迎えた。
ほどなくして、車椅子が朝になると移動したり、お祓いの盛り塩が踏み荒らされたりなどの怪事件が起き始めるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は1作目『パラノーマル・アクティビティ』の日本版続編となっています。
物語としては1作目から4年後であり、一応はアメリカとの繋がりを持っている作品です。
主人公の幸一はアメリカで交通事故に遭い、両脚を複雑骨折して帰国した姉の春花の面倒を見る事になります。
当初は問題なく過ごしていたが、ある夜で異変が起き出すと、次々と不可解な現象が起き始めて幸一はお祓いを頼む事になる。
一時は怪現象は収まるが、父親の帰国に合わせて春花の中にいた悪魔が憑依して、ついに幸一の前に正体を現して最後は殺すというシリーズお馴染みのパターン。
舞台は日本でシリーズの醍醐味であるPOV視点での手法は意外にも馴染んでいました。
何より主人公の幸一を演じた中村蒼と姉の春花を演じた青山倫子の自然体な演技が良い。
どうしても邦画での演技は過剰になるか、ヘタクソに合わせてレベルを落とす傾向にありますが、意外にも本作は悪くなかったです。
以前から言っているようにPOV手法の作品は嫌いだが、本作は思っていた以上に観やすい構成でした。
1作目とは同じようなパターンであるが、そこはジャパニーズ・ホラーのジワジワと来る間の使い方が良かったと思う。
途中まではリアルな姉弟の会話が好印象でしたが、仕掛けを見せたい為にちょっとばかりファンタジーになったのは残念でしたが。
あとは人間の行動心理では暗い中を歩くより、すぐに明かりを付けるはずなので、そこら辺は映画的な演出でちょっとズレたのも惜しい。
ただ、本作最大の魅力は青山倫子の美しさであり、彼女が画面に映っているだけでも充分と思わせる作品でした。
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