【デス・オブ・ザ・ワールド】VD-1010

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洋画

作品データ

公開年月 2013/03/22
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 アンドリュー・ロバートソン
脚本 アンドリュー・ロバートソン、リリー・カンソー
製作 リリー・カンソー
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

謎のウイルスが瞬く間に蔓延し、世紀末と化した世界で人々は食料を求め暴徒化していた。
強き者は武器を持ち、弱き者たちを襲う為に彼らは隠れて生き延びるしかなかった。
対外の家で愛する家族と身を潜めて暮らしていたジャックたちも強盗に襲われ、命からがら逃げ出した一家は、どこかにあるという安住の地を探し求めるのだった。

登場人物&出演者

ジャック(演:カーター・ロイ)

代表作に『バレンタイン・デイ』、『理想の彼氏』などがあります。

主人公。一家の大黒柱で生き残る為に規則を作っている。普段は食料や医療品を求めて一人で外に出る。

喘息持ちの娘の吸入器が残り少なくなっている状況で、積極的に空き家で調達をしている。
道中で足を骨折したラッセルを見つけると、放置できず家へ連れ帰るのにまったく信用せず。
暴徒の襲撃で家を立ち去り、ラッセルの兄が築いているコミュニティを目指して旅立つ。
最後は妻子が暴徒に捕まり矢で重傷を追うが、ラッセルの兄たちに助けられ助かった。

ネル(演:エイミー・ラトバーグ)

代表作に『リカウント』、『ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー』などがあります。

ヒロイン。ジャックの妻でバーディーの母親。感染が広がって世紀末になって家から出る事がほぼない。

夫が食料や医療品の調達してカイルとともに留守番し、食事の用意や水などを管理している。
勝手に夫がラッセルを連れ込んで迷惑だと言うが、娘が懐いていたがずっと警戒していた。
家が襲撃されてラッセルの兄がいるコミュニティを目指し、娘の喘息を心配して様子を見る。
最後は暴徒に見つかって捕まるが、夫も負傷するが、ラッセルの兄に助けられ生還を果たす。

バーディー(演:エヴァ・グレース・ケルナー)

代表作に『シークレット・デイ』、『Kung Food』などがあります。

ジャックとネルの一人娘。世紀末になった世界で8歳を迎えている。喘息持ちで常に吸入器を必要とする。

父親が定期的に調達するも残り少なく、娯楽が少ないせいで毎日がつまらなくて外に出たい。
ラッセルが連れてこられると、興味本位で積極的に話しをして彼の兄について知っていく。
家が襲撃され逃げ出して、車の燃料がなくなってから歩いていると疲れたと言っていた。
最後は母親とともに暴徒たちに捕まって父親が倒れるが、ラッセルの兄たちに助けられた。

カイル(演:クリス・キース)

代表作に『ストーキング/狂愛』、『A Little Closer』などがあります。

ジャックたちと同居している友人。普段は昔の新聞を読んだり、絵を描いたり、ラジオを聴いたりしている。

厳しいジャックと違ってゆるい部分があって、毎日を退屈に思うバーディーに構っている。
あまりにもバーディーが外に出たい事から出すが、帰ってきたジャックに注意されてしまう。
暴徒たちによる襲撃を受けて反撃するが、銃撃によって腹部に直撃して重傷を負っていた。
最後は足手まといになる事から小屋に残るが、そのまま死亡して暴徒たちに荷物を奪われた。

ラッセル(演:セバスチャン・ビーコン)

代表作に『ウッドストックがやってくる!』、『シークレット・デイ』などがあります。

暴徒グループの一人。当初は空き家のみを狙っていたが、リーダー格のレスが一線を越えた事で戸惑っていた。

仲間すら容赦なく罰するレスを危険視してバイクで逃げるが、銃撃で転んで足を骨折した。
死にかけたところでジャックに見つかると、放置できない理由から助けられて恩を持った。
家が襲撃されて逃げると、兄がいるコミュニティが頼れるとしてジャックたちを案内した。
最後はジャックがいない間に暴徒たちが来て反撃するが、致命傷を負って死亡してしまう。

レス(演:トラヴィス・グラント)

代表作に『ハロウィンⅡ』、『ベン10:謎のチップを追え!』などがあります。

暴徒グループのリーダー格。若い男性のみで構成されているグループで、当初は空き家のみを狙っていた。

食料が少なくなってくると、家に人がいても構わないとしてグループで襲って殺害していた。
それに対して不快感を示したラッセルを警戒して、より厳しい態度で仲間に罰を与えていた。
逃げ出したラッセルに向けて銃撃するも止められず、仲間とともに彼を見つけ出そうとする。
最後はジャックたちの家でラッセルを見つけるが、隙だらけのところで射殺されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『ファンタスティック・プランット映画祭』にて監督賞を受賞しています。
この作品は『The Battle for Georgia』で知られるアンドリュー・ロバートソンが監督と共同脚本を務めています。
あくまで感染系ホラー映画であるが、人によってはゾンビ映画と勘違いしそうなタイトルとなっています。
ウイルスの爆発的な感染で完全に世界の文明が崩壊し、生き残った人々の大半が奪う者か、隠れる者に分かれています。
ただ、本作は完全なる超低予算で作られているせいで世紀末とは思えないスケールの小ささで、ほぼ家がメインの舞台となっています。
唯一、本作のいいところは緊張感を与えるような演出であり、それ以外はハッキリ言って無意味な印象を持ちました。
物語を進める上で必要な登場人物を用意しているだけで、そこにはキャラクター性の面白さはまったくないです。
そうなってくると、超低予算の尺稼ぎとなるドラマはほぼなく、セリフに関しても面白みが一切ありません。
緊張感を選んだ結果、作品としての盛り上がりや面白さを犠牲にしていて、何も残らないような内容となっています。
感染者が襲ってくるという事はなく、暴徒化した人間が襲ってくるだけでウイルスは単る舞台作りの設定だけになっていました。
主人公が物語の絶対的な中心じゃないから、途中で視点が変わる点でも、描き方を完全に失敗していると思います。
まだ主人公が強烈な個性を出して、何が何でも家族を守るような感じだったらいいが、あくまで記号だから深みはまったくなかったです。

コメント

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