作品データ
あらすじ
地球との衝突コースを進む直径474Kmの小惑星により、ミサイル攻撃は失敗して破片が隕石嵐となって降り注ぎ未曾有の危機を迎えていた。
科学者のアレクサンドラは隕石を分析し、核ミサイルでは爆破できない事を知ると、唯一の方法として強力なレーザービームの照射しかないと判明する。
だが、核攻撃に固執するアメリカ軍はその警告に耳を貸さず、更に強力なミサイル攻撃を行おうとしてアレクサンドラたちは独自にレーザー兵器を開発していくのだった。
登場人物&出演者
・アレクサンドラ・スヴォボダ(演:ベロニカ・イッサ)
代表作に『ワイルド・ブレイク』、『アトランティス/海底王国の逆襲』などがあります。
主人公。科学者。冶金学と地球化学を専門にしている。派手な見た目でそのせいで父親と2年も会話していない。
フィリピンで地質調査をしていると、隕石が落下して父親に言われて回収して帰国を果たす。
父親が病気で亡くなり会社を引き継ぐと、隕石を破壊するレーザー兵器を開発していく。
ハマリの裏切りでショックを受けるもレーザー兵器を完成させ、隕石に使うもトラブル発生。
最後はマラカイの邪魔を拳で制し、第二のレーザー兵器で小惑星を破壊して英雄となった。
・ローランド(演:ダルタニャン・ウッズ)
本作が長編映画デビュー作となります。
アレクサンドラのチームに所属するメンバー。強引になんでも決めるアレクサンドラに反対意見を言わない。
フィリピンでの地質調査で器具を使い、隕石の欠片を採取するべくヒューゴと掘り出した。
帰国すると社長の死を知ってアレクサンドラにお悔やみの言葉を口にして、更に悲しませる。
レーザー兵器の開発でハマリの邪魔が発覚すると、他のメンバーと冷たい視線を浴びせた。
最後は地上からのレーザー兵器で小惑星を破壊して、チームとして世界の英雄となった。
・ヒューゴ(演:アイザック・J・クルーズ)
代表作に『オーシャンズ・ウォー』、『アポカリプス・ライジング』などがあります。
アレクサンドラのチームに所属するメンバー。広場恐怖症でアレクサンドラ以外に話すも彼女には言わない。
フィリピンでの地質調査で仕事をしていると、隕石の掘り出しで疲れたと途中で断念する。
津波が襲うと発作が出てパニック状態になるが、助かると安心して無事に帰国を果たす。
サミットでアレクサンドラがブチ切れると、時間がないとして便乗してブチ切れていた。
最後は地上からのレーザー兵器で小惑星を破壊して、チームとして世界の英雄となった。
・エレイン(演:ジジ・ガスティン)
代表作に『ワイルド・ブレイク』、『シン・タイタニック』などがあります。
スヴォボダ社長の秘書。アレクサンドラの父親の右腕として活躍し、重病を患う彼を誰よりも心配していた。
小惑星を破壊できるのはレーザー兵器だけだと説明を聞き、アレクサンドラができると助言。
社長が病気で亡くなってアレクサンドラが後を継ぐと、号泣しながら協力すると宣言した。
ハマリに邪魔している濡れ衣を着せられるが、彼女こそが裏切っているとして容疑が晴れる。
最後は地上からのレーザー兵器で小惑星を破壊して、チームとして世界の英雄となった。
・ハマリ(演:ジェニファー・ウィギンス)
代表作に『アサルトD』、『デイ・アフター・トゥモロー2020』などがあります。
アレクサンドラのチームに所属するメンバー。アレクサンドラが子供の頃から子守役として一緒にいる。
フィリピンでの地質調査で父親と連絡するべきとアレクサンドラに助言し、仲直りを望んだ。
アレクサンドラがサミットでブチ切れて独自でレーザー兵器の開発し、懸命にサポートする。
エレインがレーザー兵器の開発を邪魔していると怪しみ、アレクサンドラに話しをしていた。
最後は開発の邪魔をしている事がバレて、アレクサンドラに逆ギレをしてクビにされた。
・ツルゲーネフ(演:ザカリー・チコフ)
代表作に『フォードvsフェラーリ』、『リコリス・ピザ』などがあります。
グローバルサミットに参加したロシア代表。勝手に小惑星へロシアがミサイル攻撃をする事に自信を持っていた。
議長から勝手な行動を咎められるが、成功した時はロシアのおかげだと逆ギレしていた。
結局は失敗して被害を大きくしてしまい、議長に問い詰められても何も言い返せずにいた。
アレクサンドラがサミットに来ると、見た目から信用できないとして声を荒らげていた。
最後は小惑星に核攻撃をするも失敗し、アレクサンドラが小惑星を破壊すると拍手を送った。
・プレザンス議長(演:テリー・ウッドベリー)
代表作に『世界侵略:ワシントン決戦』、『首都大地震』などがあります。
グローバルサミットの議長。小惑星が地球に衝突する事態に対応するが、ロシアが勝手に動いてキレていた。
案の定、ロシアのミサイル攻撃で被害が拡大すると、鬼の首を取ったようにブチ切れていた。
アレクサンドラが父親の後を引き継ぐが、見た目から信用できないとして提案を断った。
小惑星の核攻撃が失敗して呆然としていると、クイン将軍にしっかりするように言われる。
最後はアレクサンドラが小惑星を破壊して、見た目で判断するべきじゃないと謝罪をした。
・クイン将軍(演:エリック・ロバーツ)
近年の出演作に『1944/ヒュルトゲンの森の戦い』、『首都大地震』などがあります。
グローバルサミットに参加するアメリカ人の将校。小惑星が地球に衝突する議題に対して冷静に発言する。
ロシアが勝手にミサイルで破壊しようとして失敗すると、議長に次の対策について迫った。
アレクサンドラが父親の代わりに出席するが、彼女を尊重しながらも提案を断っていた。
核攻撃が失敗すると、呆然としていた議長にアレクサンドラへの協力をするべきだと話した。
最後はアレクサンドラが小惑星を破壊して、世界を救った英雄として惜しみない拍手を送る。
・ローラ(演:ジュリアナ・デステファーノ)
代表作に『Psycho BFF』、『ホワイトシャーク/海底の白い死神』などがあります。
過激派テロリストのメンバー。元空軍の兵士。マラカイの言葉に心酔して、彼の思想に賛同をしている。
小惑星こそが神の声だと訴えるマラカイの言葉を聞いて、地球を破壊する為になんでもやる。
元空軍でハッキングを得意として、サミットが契約するロケット会社のデータを削除した。
アレクサンドラが小惑星の破壊を考えていると知り、すぐにマラチへ報告して対応させた。
最後はアレクサンドラのライブ中継から、彼らの居場所についてマラカイに教えていた。
・マラカイ(演:クレイグ・ゲリス)
代表作に『ダーク・メモリー/哀しき哀愁』、『シン・宇宙戦争』などがあります。
過激派テロリストのリーダー。過去に家族が戦争によって殺されると、神の信仰が試されていると悟った。
小惑星が地球を破壊する行為が神の声だと信じていて、サミットの動きを止めようとする。
元空軍のローラがロケット会社のデータを削除し、時間稼ぎをする行為を素直に褒めていた。
アレクサンドラが父親の後を引き継いだとローラから聞き、ハマリを使って邪魔させていた。
最後はアレクサンドラを止めようと実力行使するが、あっさりと殴り倒されて捕まった。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給のパニック映画となっています。
この作品は『アポカリプス・ライジング』や『首都大地震』で知られるジェフ・ミードが監督と脚本を務めています。
毎年のように地球を破壊しようとする隕石シリーズですが、ここら辺からアサイラムは小難しい専門用語を使っています。
地球を破壊する隕石がメインのはずだが、アサイラムになると脇役になって主人公たちの会話劇がメインとなります。
CGにあまりお金を使えないので、隕石が地球を破壊する映画なのに数分程度しか描写がないのはいつも通りです。
会話劇となって基本的にメインの登場人物たちのドラマとなるが、こちらも毎度のように物語とは関係ありません。
ほぼ屋内での物語になるので、地球が滅亡するような緊張感がなく、主人公の個人的な問題の方が大きくなっていきます。
同じネタを繰り返していくと正攻法でネタ切れになるので、今回は主人公の見た目をケバくして信用がない設定にしています。
たまにそのような科学者がいるかもしれないが、ノーベル賞を受賞するレベルになると見た目に関して無頓着な人が多いです。
なぜなら見た目を気にするような余裕がなく、あくまで研究の為に生きているから本作の主人公の見た目があまりに浮いて説得力をなくしている。
どうやらこの路線があまり良くなかったらしく、それ以降は見た目に関して設定をアサイラムは捨てています。
チームが片手で数えるほどですが、時系列も実際の撮影期間と合っていないので、色々と違和感が生まれるのアサイラムだからこそです。
毎年のように地球が隕石の危機に瀕するシリーズだが、いつまでやっていくのか見守りたいと思います。
リンク
コメント