作品データ
あらすじ
英国諜報局MI6の敏腕エージェントであるオーソン・フォーチュンは、100億ドルで闇取引される「ハンドル」と呼ばれる危険な兵器の追跡と回収の任務を受ける。
MI6のコーディネーターであるネイサン、毒舌の天才ハッカーのサラ、新米スナイパーのJJとチームを組んで行動していく。
脳天気なハリウッドスターのダニーを無理やり任務に巻き込み、億万長者の武器商人グレッグに接近するが、そこには闇取引の裏に隠された陰謀が明らかになっていくのだった。
登場人物&出演者
・オーソン・フォーチュン(演:ジェイソン・ステイサム)
近年の出演作に『MEG/ザ・モンスターズ2』、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』などがあります。
主人公。英国諜報局MI6のエージェント。ワガママし放題であるが、ネイサンから実力を認められている。
休暇中だったがネイサンから強引に任務を言い渡され、新しいハッカーのサラに不満を持つ。
順調に任務を遂行するもマイクの邪魔が入ると、ダニーを使ってグレッグに近づく事になる。
単独でグレッグの弁護士を殺害して、代わりに取引現場へ行くと銃撃戦でなんとか脱出した。
最後はマイクを倒す為に単独で完結させ、AIを取り戻すとネイサンに長期間の休暇を宣言。
・サラ・フィデル(演:オーブリー・プラザ)
代表作に『ライフ・アフター・ベス』、『チャイルド・プレイ/2019年版』などがあります。
フォーチュンが集めたチームのメンバー。毒舌で天才ハッカー。元はマイクのチームにいたがクビになった。
ネイサンに拾われてフォーチュンのチームに入るが、前任者よりもクセが強く嫌がれていた。
ハッカーとしての腕は確かで情報を素早く抜き取って、ダニーの恋人役として現場に出た。
グレッグの情報や弱みを握りながら、遠隔でフォーチュンの声を加工するなど活躍していた。
最後はフォーチュンがマイクを倒してAIを回収すると、しばらくの長い休暇を楽しもうした。
・JJ・デイヴィス(演:バグジー・マローン)
代表作に『ジェントルマン』などがあります。
フォーチュンが集めたチームのメンバー。現場の経験は少ないが、ネイサンの目利きによって参加する。
AIを引き渡す元教授を尾行するが、マイクのチームが邪魔に入ってフォーチュンと制した。
グレッグとの接触ではネイサンと本部に残って、追跡や監視などを行って指示を出していた。
取引現場にフォーチュンが行くと、スナイパーとして冷静にサポートしてサラたちを助ける。
最後はマイクを倒しに行くフォーチュンを援護射撃し、解決して休暇を楽しむ事になった。
・ダニー・フランチェスコ(演:ジョシュ・ハートネット)
近年の出演作に『オッペンハイマー』、『ダイ・ハート』などがあります。
フォーチュンが集めたチームのメンバー。世界的に人気のハリウッドスター。スタントも自分でやってしまう。
グレッグから情報を手に入れる為にフォーチュンからスカウトされ、弱みを握られ承諾した。
当初は不安を持っていたが、俳優としての任務を遂行していく中でグレッグと仲良くなった。
正体がバレて過去にスタントで使った車でサラと逃げ出し、グレッグと再会して許された。
最後は新参者たちに警告するグレッグに惚れ込み、彼をモデルにした映画の役を演じていた。
・ネイサン・ジャスミン(演:ケイリー・エルウィス)
近年の出演作に『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』、『アンホーリー/忌まわしき聖地』などがあります。
フォーチュンが集めたチームのメンバー。MI6のコーディネーター。ナイトン長官からAIの回収を命じられる。
今回のチームを再編成してフォーチュンを説得するが、多くの費用を自分が勝手に使った。
AIを運ぶ元教授を連れ出す作戦でマイクに邪魔され、結局は奪われるも別の手を考えていた。
グレッグを使って情報を手に入れるが、またしてもマイクの邪魔でフォーチュンたちが奮闘。
最後はフォーチュンたちが解決し、危険なAIを回収して次の任務を話すも無視されていた。
・ナイトン長官(演:エディ・マーサン)
近年の出演作に『チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム』、『ザ・コントラクター』などがあります。
イギリス政府MI6の長官。裏の仕事をネイサンやマイクの民間会社に依頼し、秘密裏に物事を動かしている。
世界のあらゆるコンピュータにハッキングするAIを盗まれ、ネイサンのチームに回収を依頼。
ライバルであるマイクが現場で邪魔をしていると連絡をもらうが、無関係として返答した。
ネイサンたちがグレッグから情報を手に入れるが、マイクが単独で動いている事を聞いた。
最後はネイサンのチームに任務を完遂するように言い渡し、イギリス首相と相談をしていた。
・グレッグ・シモンズ(演:ヒュー・グラント)
近年の出演作に『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』、『ダンジョン&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』などがあります。
大富豪の武器商人。売った武器で戦災孤児を生み出すが、慈善事業としてチャリティーイベントをやっている。
金でなんでも手に入れてきたが、ダニーだけはどうしても自分のモノにできずに不安を持つ。
フォーチュンたちが情報を手にする為にダニーを使われると、まったく気づかずに招いた。
ダニーたちの裏切りに遭って一時的にキレるが、約束を破った商売の新参者に怒りを持った。
最後は新参者たちに自分の力を見せつけ、最終的にはダニーのスポンサーとして映画を作る。
感想
[個人的な評価]
本作はジェイソン・ステイサムが主演と製作を務めています。
この作品は『シャーロック・ホームズ』シリーズで知られるガイ・リッチーが監督を務める。
ヒット作があるガイ・リッチー監督の作品であり、現代を代表するアクションスターのジェイソン・ステイサムが出ているなら期待できると思いました。
他にもジョシュ・ハートネットやヒュー・グラントの大物も出演しているので、確実に面白いだろうと思いました。
ただ、ちょっとハードルを上げすぎたせいで全体的に悪くないけど、今ひとつインパクトに欠けるような印象でした。
余計なモノを完全に取り払っていてテンポ良く進んでいくが、目を引くようなシーンや設定がなく全体的に無難な作りでした。
万人受けするような映画になっていて毒気がまったくなく、嫌われるような要素をなるべく排除したような感じでした。
確かに大きな欠点がないけど、逆に突出した部分がなかったので、全体的に作品としてのパンチ力に欠けていました。
優等生のような作品で、それ以上でもそれ以下でもない内容は記憶に残らず、出演者の顔が先に浮かんでしまうほどインパクトがない。
映画というよりはドラマシリーズを観ているような感じで、序盤からの伏線をしっかりと回収しているのは分かりました。
ただ、映画としての面白さを感じさせることがなく、ジェイソン・ステイサムのアクションも思ったほど多くなかった。
どっちかと言えば、ヒロイン的なポジションのオーブリー・プラザのキャラクターだけが目立っていたような感じです。
ジェイソン・ステイサムはいつものジェイソン・ステイサムで、映画としてのキャラクターが非常に弱かったです。
ジョシュ・ハートネットもせっかくの設定も微妙な感じで、ヒュー・グラントはなんだかいいとこ取りだけでキャラクターとしての魅力は今ひとつでした。
優等生のような作品は毒にも薬にもならない印象で、やはり、ある程度は尖った部分がないと残らないという感想に至りました。
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