【ファイナル・デッド】VD-990

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洋画

作品データ

公開年月 2006/05/18
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 ニコラス・マスタンドレア
脚本 ロバート・コンテ、ピーター・マーティン・ワートマン
製作 ウェス・クレイヴン、ハル・サドフ
製作国 ドイツ、南アフリカ、アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

週末を過ごす為に何も知らず5人の若者たちはとある孤島を訪れる。
しかし、彼らの休暇は無惨にも傷ついた死体を発見した事から悪夢へと変わってしまう。
その島には、凶暴化した軍用犬が潜み、恐怖を増幅させる血に飢えた獣の遠吠えが鳴り響き、若者たちに襲いかかるのだった。

登場人物&出演者

ニッキ(演:ミシェル・ロドリゲス)

近年の出演作に『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』などがあります。

孤島へ遊びに来た五人組の一人。マットの恋人。スピードクライミングで連続優勝するほど身体能力が高い。

マットとジョンの関係性を知っているが何もできず、ただ励ますだけで添え物程度の存在。
サラが凶暴化した犬に噛まれて心配し、ジョンのミスで足をケガするも運動神経を活用する。
研究所まで退避して連絡を取ろうとして、犬が侵入するとガス爆発で撃退して車を運転する。
最後はボートがある場所まで車で突っ込んで、マットたちと違って軽傷で脱出を果たした。

マット(演:エリック・ライヴリー)

代表作に『アメリカン・パイ』、『バタフライ・エフェクト2』などがあります。

ニッキの恋人でジョンの弟。医学生で真面目な性格。破天荒な兄とは微妙な仲で上手くいかず悩んでいる。

期末テストが迫っても兄との絆を取り戻す為に遊びへ来るが、それでも微妙な関係が続く。
サラが犬に噛まれてすぐに診ると、狂犬病じゃないと決めつけて大丈夫だと判断していた。
ノアが地下室で食い殺され、侵入した犬に噛まれて感染して調子が徐々に悪くなっていった。
最後は研究所まで逃げてボートを見つけると、車でなんとか脱出して島を後にしていた。

ジョン(演:オリヴァー・ハドソン)

代表作に『ベスト・フレンド』、『クリスマス・クロニクル』などがあります。

マットの兄。弟とは両親が亡くなってから微妙な関係となり、週末に叔父が使っていた孤島の家へ誘った。

破天荒な人生で真面目な弟と真逆なせいでお互いに相容れないが、仲直りしたいと考えた。
サラが凶暴化した犬に襲われ、彼女とはずっと両思いだった事で急激に親密となっていく。
弓矢を使うも肝心なところでニッキをケガさせ、犬を一匹しか倒せないほど役立たずとなる。
最後は研究所まで退避してアンテナで感電し、犬に襲われるもボートでなんとか逃げ出した。

サラ(演:タリン・マニング)

代表作に『8mile』、『ザ・ボルト/金庫強奪』などがあります。

孤島へ遊びに来た五人組の一人。10年ほど前からずっとジョンに片思いをして、今回で決着をつけようとする。

島へ到着してマティーニを作ろうとして、停電になるとノアと地下室で分電盤を復活させた。
子犬を見つけるも逃げ出して、外へ出て探すと凶暴化した犬によって噛まれて感染していた。
徐々に調子が悪くなって苛つく状態となり、心配するジョンに悪い態度を見せてしまう。
最後は犬たち家に侵入して追い詰められると、ジョンを逃して殺され食料となっていた。

ノア(演:ヒル・ハーパー)

代表作に『インフェクション/感染』、『コンカッション』などがあります。

孤島へ遊びに来た五人組の一人。唯一の黒人で恋人がいない。軽いノリで場を盛り上げる役を担っている。

島へ到着するとすぐに年代物の酒を見つけるが、マットたちに止められて仕方なく我慢する。
カクテルを作るサラが停電で文句を言っていると、一緒に地下室で分電盤を復旧させた。
外で狩りをするジョンたちと出ると、数匹の犬に囲まれて危険だと分かって警告して逃げた。
最後は家で待機していると、停電して地下室に行くと、侵入した犬によって食い殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は凶暴化した軍用犬が襲うモンスター映画となります。
この作品はニコラス・マスタンドレアにとって初の長編映画となっています。
犬が凶暴化して人間を襲う映画というのは意外にもあって、『ハウンド』や『VS狂犬』なんかがその典型と言えるだろう。
それに実はゾンビ映画や感染系ホラー映画とも近い要素を持っていて、元々は狂犬病をモデルにしている設定となっています。
狂犬病は発症したらほぼ確実に死んでしまう恐ろしい病であり、その症状もまさにゾンビに似たような印象を持たせます。
本作で登場する犬たちは遺伝子改造されており、意図的に凶暴化されていている状態で非常に危険だと言えます。
完全に野生化もしているので、侵入してくる人間を敵や食料として考えていて当たり前のように襲ってきます。
主人公たちはのん気に遊びで来ているが、そこへ野生化した凶暴な犬たちが襲ってくる王道のパターンとなります。
序盤は主人公たちのどうでもいい物語が展開し、当然のように面白くないが、ほどほどにしているのは良かったと思っています。
もちろん、犬に襲われるだけでは間が持たないので登場人物での人間関係を描いているが、本題とはまったく関係ありません。
結局は主人公を演じるミシェル・ロドリゲスが唯一犬に噛まれず、傷を負ってもそれを感じさせない優遇ぶりでした。
ただ、犬が恐ろしいという説得力に欠けていて、もう少し強烈なシーンを用意しても良かったと思います。
やりたい事は伝わってくるけど、全体的に犬の凶暴さを見せるシーンが少なくてそこまで記憶に残るような作品ではなかったです。

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