【ゴッド・オブ・サンダー/ラグナロクの戦い】RE-3923

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洋画

作品データ

公開年月 2022/07/08
ジャンル ファンタジー/アクション
原作 なし
監督 ノア・ルーク
脚本 ノア・ルーク
製作 デヴィッド・マイケル・ラット
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

アスガルドに囚われたロキは脱獄し、行く手を阻むオーディンを倒し地球へ向かい、魔狼フェンリルを目覚めさせて世界を支配しようと企む。
オーディンの遺志を継いだソーも地球へ向かうと、ロキが持つ“ワーグの魔除け”の半分と人間の王に渡した半分を手に入れてフェンリルを倒そうとしていた。
一方、地球では各地で地震が発生し、学者のグレースたちが発掘作業していた遺跡でバイキングの墓を発見し、そこには封印されたフェンリルが眠っていたのだった。

登場人物&出演者

ソー(演:マイロム・キンガリー)

代表作に『ワイルド・スピード/ICE BREAK』、『アトランティス/海底王国の逆襲』などがあります。

主人公。アスガルド人でオーディンの息子。脱獄したロキがオーディンを倒したと知って慌てて帰ってきた。

オーディンの言葉を聞いて地球にやって来ると、ロキと戦うも逃げられグレースたちと行動。
博物館ではサガイス博士が呪物を集めている事に怒るが、魔除けを簡単に奪われてしまう。
ユグドラシルの木までやって来てフェンリルの攻撃で弱るが、オーディンの言葉で復活した。
最後はロキを説得するも聞いてもらえず仕方なく倒し、アスガルドに戻って平和を喜んだ。

グレース・チョイ博士(演:ヴォーン・スイット)

本作が長編映画デビュー作となります。

ヒロイン。北欧神話を専門で研究している。発掘現場で珍しいモノを掘り起こし、洞穴が気になっている。

地震で洞穴の入り口が開いて調べようとして、サガイス博士に化けたロキに騙されてしまう。
ソーがやって来て事情を知ると、北欧神話の知識が役に立つとして博物館へ連れて行った。
ロキが魔除けの半分を奪い去ってしまうが、ユグドラシルの木がある場所へソーを連れ出す。
最後はハンマーを持ち上げる勇敢さを見せて、ロキが倒され戻ったパトリックを助けていた。

サギアス博士(演:タイラー・クリストファー)

代表作に『新・大地震』、『アルマゲドン2022』などがあります。

北欧神話の博物館を運営している。片足が悪く杖を使う。資金調達などをして雑誌にも載るほどの有名人。

各地で地震が起きた事でエイドリアンに連絡をして、グレースたちの発掘を中断させていた。
ソーを連れてきたグレースたちがやって来ると、それを確かめる為に古代の言葉を使った。
集めているモノが呪物ばっかりだとしてソーに怒られるが、重要な国宝として説明していた。
最後はソーとロキの激しい戦いを傍観していて、決着がつくとグレースたちと見送っていた。

エイドリアン博士(演:ネリ・サブール)

代表作に『ブレット・エクスプレス/弾丸特急』、『TITAN/タイタン』などがあります。

グレースと北欧神話について研究している。サギアス博士の連絡係で、何かあるとすぐ報告している。

地震が各地で発生している事から、穴に入る許可を求めたグレースたちに言われ連絡をした。
サギアス博士から危険だとしてグレースたちを穴から出すが、ロキが彼に化けた事を知らず。
ソーを連れて博物館へやって来ると、ロキの襲撃を受けてグレースたちと見守っていた。
最後は博物館を洪水が襲うと、ソーが守ろうとするもできず、なぜか血を吐いた状態で死亡。

パトリック博士(演:ロバート・クリストファー・スミス)

代表作に『Vengeance Turns』、『ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る』などがあります。

地質学者。グレースと一緒にヴァイキングの遺跡を発掘していた。北欧神話について知識がほぼない。

地震が起きてフェンリルが閉じ込められた穴に入るが、エイドリアンに言われて外に出た。
サギアス博士が来ていると知って、穴に入るとグレースたちが出てなぜか残されていた。
ロキによって操られてフェンリルの牙を手に入れると、器として刺されて変身してしまう。
最後はソーたちがロキを倒した事で呪いが解かれ、何事もなくグレースたちに助けられた。

オーディン(演:ヴァーノン・ウェルズ)

代表作に『コマンドー』、『マッドマックス2』などがあります。

アスガルドを統べる神。ロキが罪を犯した事で牢屋に入れたが、脱獄を知ってすぐに対応しようとした。

フェンリルを復活させたいロキの企みを見抜いて、圧倒的な力で止めようとして返り討ちに。
ソーを呼び出して状況を語ると、そのまま力尽きるも実は死んでおらず衰弱していただけ。
地球で洪水が起きる中でソーから交信を受けて、人間とともに戦っていると聞いて納得した。
最後はソーがロキを倒してアスガルドに戻り、数人しかいない民に平和が戻ったと宣言した。

ロキ(演:ダニエル・オライリー)

代表作に『アドベンチャー・オブ・アラジン』、『The Girl on the Mountain』などがあります。

アスガルド人でオーディンの息子。長らく牢屋に囚われていたが、油断した見張りを倒して簡単に脱獄した。

すぐにオーディンが追いかけると、魔法を使わずに剣だけで戦って倒し、地球へ向かった。
フェンリルを復活させるも、中途半端でオーディンからヒントをもらって半分を手に入れた。
ユグドラシルの木を見つけて破壊しようとして、ソーや人間の邪魔で達成できずに捕まった。
最後は復活したソーに追い詰められると、負けを認めない事からあっさりと始末されていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給の作品となっています。
この作品は『エアポート2021』や『アルマゲドン』シリーズで知られるノア・ルークが監督と撮影を務めています。
マーベル作品の『ソー:ラブ&サンダー』と同時期に出した便乗作品となるが、こちらの方はずっとコンパクトにできています。
まず、アスガルドにいる人口はソーやオーディンを入れて10人ぐらいしかおらず、さすがはアサイラムと思わせる規模です。
一応は町並みっぽいCGを出しているが、使い回しのは当然でアサイラムならこれが限界だろうと思います。
ロキがオーディンを裏切って世界を手に入れようとする王道のパターンだが、スケールに比べて緊張感や説得力がありません。
そもそも、ファンタジーのような架空の世界を前提にした作品は、ある程度の予算がないと全体的にショボくなってしまう。
本作はまさにそのような感じになっていて、低予算での映画はファンタジーやSFに手を出すとすべてがチープになる。
当然ながら脚本を作る上で制限が非常に多く、マーベル作品ような大規模な描写ができないのは仕方ないところです。
そうなると、基本的に会話劇となってセリフで説明しないといけないが、そのせいで緊張感や説得力が失われてしまう。
SFっぽい映画なら専門用語を並べて、それっぽく見せられるアサイラムですが、ファンタジーに関しては初歩の用語しか使えないのが残念です。
だからアサイラムはファンタジーよりSFっぽい作品が多くなっていて、いくらでもセリフで説明ができるだろうと考えています。
何ひとつ本家本物に勝っているところがないと思いますが、唯一、撮影期間が短いという点では勝っていると思います。
9つの世界が滅ぶような歴史的な状況なのに、関わっている人間が片手で収めるぐらいなのはアサイラムだから許される規模でした。

コメント

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