【カタコンブ/地下墓地の秘密】RE-3864

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洋画

作品データ

公開年月 2022/09/05
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 グレゴリー・ベギン
脚本 ニコラス・タッキアン
製作 セバスティアン・ドゥロワ、ノール・サダール、ほか
製作国 ベルギー、フランス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

パリの地下20メートルで全長およそ1.7キロメートルに広がるのは、600万人の遺体が眠る世界最大の地下墓地“カタコンブ・ド・パリ”には禁止区域が存在する。
パリに住むソニアは友人たちとカタコンブを訪れるが、案内人のラミはなぜか彼女たちを禁止区域へと連れて行ってしまう。
人ひとりがなんとか通れる穴を進んだ先には、冷たい空気が漂う巨大な空間が広がり、通路には無数の罠が仕掛けれていたのだった。

登場人物&出演者

ソニア(演:ソフィア・ルサーフル)

代表作に『アローン』、『土と血』などがあります。

主人公。仲良し三人組の紅一点。父親がフランス人で母親がアルジェリア人のハーフでフランス生まれ。

アンリが兵役を控えている事から、しばらく会えないと分かり思い出作りにラミと接触する。
カタコンブでの探検を思い出作りにしていくが、ビビっているマックスの警告を無視した。
途中でネオナチに遭遇するも銃を使って脅し、なんとか逃げて空白の領域までラミに付いた。
最後はナチ兵士にマックスたちが殺され、反撃をして倒すも、結局は脱出できず襲われた。

マックス(演:カシム・ミースターズ)

代表作に『#No_Filter』などがあります。

仲良し三人組のメガネ。アンリと同じく兵役が迫っていたが、両親の介護という名目から免除されている。

気弱な性格ながらソニアとアンリから信頼されていて、後ろから付いていくタイプである。
カタコンブに行く事になるが、閉所恐怖症に加えて様々な恐怖症を持つが付き合わされる。
ビデオカメラでカタコンブを撮影していると、赤外線で何かを見て一人だけビビっていた。
最後はナチ兵士に追われると、ソニアを逃がす為に戦おうとするもあっさりと殺された。

アンリ(演:ヴィクトール・ムーテレ)

代表作に『少女ファニーと運命の旅』、『ヴィーガンズ・ハム』などがあります。

仲良し三人組の高身長。父親と非常に仲が悪く、親友であるソニアとマックスがかけがえのない存在だと考える。

兵役が控えている状態にあって、免除してもらおうと色々やるも失敗して時間が限られる。
ソニアの案で思い出としてカタコンブまで行くと、ビビるマックスと違って積極的に動いた。
途中でトラバサミで足をケガして、ナチ兵士に遭遇するとドアを閉める片足を切断された。
最後は助けを呼ぶソニアたちに置いていかれると、ナチ兵士がやって来てあっさり殺された。

ラミ(演:ジョゼフ・オリヴェンヌ)

代表作に『Love Me Till Monday』、『Les magnétiques』などがあります。

アウトローな青年。ソニアに薬物を過去に一度渡していて、刺激を求めるなら案内すると約束していた。

アンリの兵役前に思い出としてカタコンブを案内し、仲間たちに紹介して奥の方へ向かう。
空白の領域が見つかった事を知って、先に行こうとしてソニアたちを誘って進んでいった。
ナチ兵士の存在を知って仲間が襲われると、ケガしたアンリを置いて助けを呼ぼうとした。
最後はナチ兵士から逃げる時に仕掛けていた罠に引っかかり、爆弾が爆発して体が散った。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は実際に存在する「カタコンブ・ド・パリ」を舞台にした作品となります。
この作品は『Losers Revolution』で知られるグレゴリー・ベギンが監督を務めています。
カタコンブは元々が墓地を拡張する為に作られた地下墓地で、全長で500Kmに及ぶ非常に長い地下道となっています。
同じくカタコンブを題材にした作品として2014年に公開された『地下に潜む怪人』がありますが、当初は間違えて同じのを借りたと勘違いしました。
基本的に同じような空白の地域を主人公たちが歩んでいくが、その奥には何かがいて襲われるというパターンも同じでした。
現在のフランスは文化が破壊されているような状態だが、このカタコンブもまた一つのメタファーになっています。
若者たちがたむろして文化を破壊していて、別の若者ではスリルを味わう為に探検しているような状態になっています。
警察も介入しないような無法地帯になっていて、主人公たちは兵役に行く仲間の思い出として軽い気持ちで訪れる。
完全なる自業自得となっているので、主人公たちが襲われても仕方ないけど、そこに住んでいた怪人がやられるのは同情してしまう。
怪人はただ生きる為に襲っているので、軽い気持ちで来る若者たちが犠牲になっても仕方ないと思います。
物語のテンポが非常にゆっくりとなっていて、怪人が現れるまで入り口の狭さしか恐怖を煽る部分がなかったです。
あとは現代的な移民に対する差別も描かれているけど、ハッキリ言って本題と関係ないから見なくてもいいレベルでした。
題材、登場人物、テンポ、恐怖とすべての点においてレベルが低く、閉所恐怖症の人だけがホラー映画として感じる作品でした。

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