作品データ
公開年月 | 2022/09/05 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | グレゴリー・ベギン |
脚本 | ニコラス・タッキアン |
製作 | セバスティアン・ドゥロワ、ノール・サダール、ほか |
製作国 | ベルギー、フランス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
パリの地下20メートルで全長およそ1.7キロメートルに広がるのは、600万人の遺体が眠る世界最大の地下墓地“カタコンブ・ド・パリ”には禁止区域が存在する。
パリに住むソニアは友人たちとカタコンブを訪れるが、案内人のラミはなぜか彼女たちを禁止区域へと連れて行ってしまう。
人ひとりがなんとか通れる穴を進んだ先には、冷たい空気が漂う巨大な空間が広がり、通路には無数の罠が仕掛けれていたのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は実際に存在する「カタコンブ・ド・パリ」を舞台にした作品となります。
この作品は『Losers Revolution』で知られるグレゴリー・ベギンが監督を務めています。
カタコンブは元々が墓地を拡張する為に作られた地下墓地で、全長で500Kmに及ぶ非常に長い地下道となっています。
同じくカタコンブを題材にした作品として2014年に公開された『地下に潜む怪人』がありますが、当初は間違えて同じのを借りたと勘違いしました。
基本的に同じような空白の地域を主人公たちが歩んでいくが、その奥には何かがいて襲われるというパターンも同じでした。
現在のフランスは文化が破壊されているような状態だが、このカタコンブもまた一つのメタファーになっています。
若者たちがたむろして文化を破壊していて、別の若者ではスリルを味わう為に探検しているような状態になっています。
警察も介入しないような無法地帯になっていて、主人公たちは兵役に行く仲間の思い出として軽い気持ちで訪れる。
完全なる自業自得となっているので、主人公たちが襲われても仕方ないけど、そこに住んでいた怪人がやられるのは同情してしまう。
怪人はただ生きる為に襲っているので、軽い気持ちで来る若者たちが犠牲になっても仕方ないと思います。
物語のテンポが非常にゆっくりとなっていて、怪人が現れるまで入り口の狭さしか恐怖を煽る部分がなかったです。
あとは現代的な移民に対する差別も描かれているけど、ハッキリ言って本題と関係ないから見なくてもいいレベルでした。
題材、登場人物、テンポ、恐怖とすべての点においてレベルが低く、閉所恐怖症の人だけがホラー映画として感じる作品でした。
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