【サタニックパニック】VD-892

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洋画

作品データ

公開年月 2019/05/31
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 チェルシー・スターダスト
脚本 グラディ・ヘンドリックス
製作 アマンダ・プレスミク、ダラス・ソニアー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ピザ配達のアルバイトをするサムは、誰からもチップをもらえず困っていた。
せめてガソリン代だけでももらえないかと配達先のある邸宅に足を踏み入れると、そこでは悪魔崇拝者の集会が開かれていた。
自分が処女であると口を滑らせたサムは、悪魔崇拝者たちに生贄として捕まるのだった。

登場人物&出演者

サム/サマンサ・クラフト(演:ヘイリー・グリフィス)

代表作に『Five Years Later』、『They/Them』などがあります。

主人公。ピザ配達のアルバイトを紹介されて初日となる。ガソリン代もほぼなくチップでしか頼れないという。

配達区域外まで来ると、大きな屋敷でピザを渡すもチップ代がなく家の中へ勝手に入った。
集会の中で邪魔して処女だとバレてしまうと、バフォメットを召喚する為の生贄にされる。
隣家まで逃げるも彼らの仲間で勝手に死ぬと、殺されそうになったジュディと一緒に逃げる。
最後は儀式が始まるとサムジエルに助けられて、生きていたウサギを持ち出して脱出した。

ジュディ・ロス(演:ルビー・モディーン)

代表作に『ハッピー・デス・デイ』シリーズ、『サバイバー2024』などがあります。

ダニカとサミュエルの一人娘。バフォメットを召喚する儀式で処女として生贄の予定が、処女を捨てたせいで台無しにする。

裏切り者として殺されるところでサムが乱入し、結果的に助けられて彼女に協力をしていく。
サムが処女と知って儀式が始まるまで追われると理解し、あらゆる手段で対抗をしていた。
影の谷を抜けて逃げようとしたが、母親がやって来て銃を向けるも魔術で倒されてしまう。
最後は生贄の儀式にサムと一緒に捕まり、必要な犠牲として母親に喉を切り裂かれ死亡した。

サミュエル・ロス(演:ジェリー・オコンネル)

近年の出演作に『ザ・シークレット:デア・トゥー・ドリーム』、『7 WISH/セブン・ウィッシュ』などがあります。

ダニカの夫で大金持ち。悪魔崇拝者たちと意見が食い違ったせいで、妻によって別の部屋に隔離されてしまう。

目覚めたサムの隣でのんびりとテレビを見ていて、妻は悪魔崇拝者だと普通に説明していた。
部屋から出ようとしたサムが処女だと認めてしまい、彼女を助ける為にレイプしようとする。
サムの反撃を食らって鼻血を流してしまい、彼女がスマホで助けを呼ぶと銃を向けていた。
最後は一発目が不発弾で銃口を自分に向けて発砲して重傷を負い、妻に心臓を奪われ死亡。

ジプシー・ニュミエール(演:アーデン・マーリン)

代表作に『ロング』、『ロックダウン/非常事態』などがあります。

悪魔崇拝者のメンバーで金持ち。バフォメットが召喚される日を待っていたが、ダニカがリーダーに納得せず。

自己主張していくが集会でダニカに黙らせ、彼女のリーダーとしての資質に疑問を持った。
生贄にするはずのサムに逃げられ、その責任をダニカに押し付けて手下が倒して入れ替わる。
ジュディを倒そうと魔術を使ったが対処され、逆に挑発を受けてまんまと逃げられてしまう。
最後は儀式の時に復活したダニカに謝罪するも溺死させられるが、死ぬ直前に結界を壊した。

ダニカ・ロス(演:レベッカ・ローミン)

近年の出演作に『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、『浮気のアリバイ作ります。』などがあります。

悪魔崇拝者たちのリーダー格。バフォメットを召喚するべく集会を開き、邪魔な夫を別の部屋に隔離した。

演説している中でチップが欲しいサムが割り込むと、彼女が処女だと分かり粉で気絶させた。
リーダーとしての資質にジプシーに問われ、サムの同僚を呼んで内蔵で居場所を探っていた。
ジプシーが反乱して頭に針を刺されて倒れるが、復活してサムたちを見つけて捕まえていた。
最後は儀式を行うもバフォメットが生まれず、ウサギが生まれた事で信者に殺されてしまう。

サムジエル(演:マヤ・パーキンズ)

本作が長編映画デビュー作となります。

地獄からやって来た悪魔。最上位の存在を自称する。少女の姿でピザの配達しに来たサムに手を振っていた。

ジュディがジプシーたちに居場所を知らせ逃げ出すと、2階のベランダから黙って見ていた。
儀式でウサギを2羽出産したサムの意識を取り出し、信者たちがいない空間へ連れてきた。
自分よりも相当格下のバフォメットを崇拝する事が気に食わず、ぶち壊そうとサムに話した。
最後はウサギの片方を生贄にしてサムを目覚めさせ、信者たちを殺害して見送っていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映された作品です。
この作品は『The Horror Crowd』で知られるチェルシー・スターダストが監督を務めます。
世界中で悪魔崇拝者は少数ながら一定の数がいて、特にアメリカではヒッピーたちの間で流行っていたというイメージしかない。
日本では悪魔崇拝よりは呪いの方が多いかも知れませんが、本作はあくまでアメリカ的な感じがしました。
全体的にファンタジー寄りの設定になっていて、オカルトというには少し強引すぎるコミカルな印象が強かったです。
レベッカ・ローミンとジェリー・オコンネルという本物の夫婦が共演していたが、夫の方が一瞬で退場したのは少し残念でした。
一応は集会で魔女の類が集まっているので、途中でやっている魔術の一応の説明になっているけど、ちょっとご都合主義な印象でした。
主人公も性格が不安定な感じで、初日のバイトで勝手に人の家に入るのはアメリカでは常識なのかと思ってしまうぐらい行動に不自然さがありました。
そもそも、物語自体がぶっ飛んでいるから常識など語る方が間違っているだろうけど、どうにも腑に落ちない行動が多々見受けられました。
こういう悪魔崇拝の集団というのは洗脳されているようなモノで、喜んで自分から生贄になる思考になると思います。
それなのにリーダーの娘が敵対する心理をちゃんと描いておらず、あくまで逃げ回る主人公の味方になるというキャラクターに過ぎなかった。
そういう記号だけの登場人物が多すぎるし、主人公も何を目指していくのか非常に曖昧だから対抗できている状況に違和感がありました。
確かにバカ映画に近いような要素であるけど、個人的にはいくらなんでも許されているからって脈絡もない展開には無理しかないと感じてしまう。
それにしても、あのレベッカ・ローミンが顔のアップで年を取ったと思わせるぐらい劣化していたのは年月の経過を感じさせられました。

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