作品データ
公開年月 | 2022/01/28 |
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ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | レ・ヴァン・キエ |
脚本 | レ・ヴァン・キエ |
製作 | キャメロン・バーンズ、ディラン・ダイクストラ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
流産して落ち込んでいたジェイリンを気遣い、夫のカイルがベトナムでのバカンスをプレゼントして二人は現地に到着する。
水上コテージで穏やかな時間が流れるが、ジェイリンの心の傷は言えないまま巨大な嵐が海岸を襲い、二人は海辺に戻る事が不可能になっていた。
半壊したコテージは沖まで流されると、周囲を見渡しても陸地が見えず、二人は励まし合いながら救助を待っていると、そこに人喰いザメがやって来るのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『未体験ゾーンの映画たち2023』にて上映された作品となります。
この作品はみんな大好きアルバトロス・フィルムが配給しています。
物語のほとんどは中年夫婦がメインで、他はちょい役程度で片手だけで数えるぐらいの登場人物だけで構成されています。
序盤は主人公が流産したトラウマでヒステリーを起こし、気を使っている夫が弱い立場として描かれていました。
なんとか助けようとする夫を突き放す妻だが、コテージに行くと仲直りをして、嵐がやって来て流されるという展開になる。
沖へ流され完全に孤立した状態になると、何が始まるかというと、時間稼ぎの為に内輪揉めという夫婦喧嘩をずっとやっていました。
本番となるサメとの戦いは終盤になってからで、夫にはさっさと退場してもらい、ついに本命となる主人公が戦っていきます。
主人公を演じるアリシア・シルヴァーストーンは『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』でバットガールとしてラジー賞を受賞している実力者です。
もちろん、それなりに知名度があるので、終盤はほぼアリシア・シルヴァーストーンの顔芸を中心にサメと戦っていました。
あれだけ夫にブチ切れたので、それだけの活力があって人喰いザメであっても負けるような事はなかったです。
もう監督はワザとやっているとしか思えないぐらい、アリシア・シルヴァーストーンの顔がドアップになって感情を表現していました。
肝心のサメはやられ役として登場しているだけで、スクリューを顔に食らい、最終的にアンカーを呑み込んで死ぬという退場の仕方でした。
終盤までは非常に退屈な流れであり、トラウマを抱えた主人公のシリアスさとサメ映画の相性は非常に悪いです。
だからこそ、終盤でバカ映画に転じた事で辛うじて最後まで鑑賞できるようなサメ映画になったと感じさせる作品でした。
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