【ザ・ネスト】RE-3817

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洋画

作品データ

公開年月 1987/11/20
ジャンル パニック/ホラー
原作 なし
監督 テレンス・H・ウィンクレス
脚本 ロバート・キング
製作 ジュリー・コーマン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

孤島の町ノース・ポートで廃墟と化している科学研究所「インテック」では、現在も密かにバイオテクノロジーの研究が進められていた。
一方、町に戻ったエリザザスは異様な犬の死体を発見し、ハバード博士の調査で原因は研究所でで開発したゴキブリの仕業だと突き止める。
やがて、ゴキブリの群れは町全体に広がり、町長のエライアスたちは対策を練る中、エリザベスと保安官のリチャードと孤立無援の死闘を繰り広げるのだった。

登場人物&出演者

リチャード・ターベル保安官(演:フランク・ラッツ)

代表作に『ゴーストタウン』、『ドンファン』などがあります。

主人公。ノース・ポートの保安官。母親の死で都会へ行ったエリザベスに未練が残るが、ウェイトレスと付き合っている。

帰ってきたエリザベスにまだ気があって、ウェイトレスとの関係が悪くなっても構わない。
犬の変死体やスーパーで食い荒らした後から、ホーマーに相談してゴキブリの仕業だと知る。
ゴキブリ人間となった父親を倒したエリザベスを助け、巣に行った彼女たちを追いかけた。
最後は爆弾を仕掛けたエリザベスを助け出し、洞窟を爆破させて巣と女王を倒していた。

エリザベス・ジョンソン(演:リサ・ラングロワ)

代表作に『処刑教室』、『ファイナルカット』などがあります。

ヒロイン。町長の一人娘。4年前に母親が薬物過剰摂取で亡くなり、それをきっかけに都会へ出ていった。

新聞社で記者として働くが、嫌になって地元へ帰ると元恋人のリチャードと再会を果たす。
思い出の場所がインテック社に取られ、封鎖された洞窟へ行くとゴキブリの巣を発見する。
リチャードと恋人に戻って家に待機するが、父親がゴキブリ人間となって銃で倒していた。
最後はゴキブリの巣へハバード博士を連れ出し、リチャードが助けて洞窟を爆破させた。

ホーマー(演:スティーヴン・デイヴィス)

代表作に『ボーイ・ワンダーの孤独』、『マンタ』などがあります。

ノース・ポートで害虫駆除業者をやっている。自分では「害虫取締り官」と称して島では引っ張りだこ。

家にゴキブリが出たリチャードに頼まれるも何回か無視し、最終的に殺虫剤を渡していた。
ダイナーで害虫駆除をしていると、エリザベスとウェイトレスの修羅場に遭遇して立ち去る。
知り合いに酒を持っていくと、ゴキブリに食い荒らされる状況からリチャードと合流する。
最後は毒ガス散布するヘリを止める為に灯台の明かりをつけ、島をなんとか助ける事になる。

エライアス・ジョンソン(演:ロバート・ランシング)

代表作に『殺人鯨ナム』、『巨大蟻の帝国』などがあります。

ノース・ポート島の町長。島の人口減少が問題となっていて、土地開発業者のインテック社を迎えていた。

妻が薬物過剰摂取で亡くなったせいで娘が都会へ出てしまい、一人取り残されてしまった。
インテック社の敷地で犬が何かに殺され、調査の為に派遣されたハバード博士を迎える。
一緒に調査をして遺伝子改造されたゴキブリと知り、駆除する為に毒ガス散布を許可した。
最後は娘をゴキブリから守る為に犠牲となるが、ゴキブリ人間となるも銃撃で始末された。

モーガン・ハバード博士(演:テリー・トリーズ)

代表作に『デス・ストーカー/誓いの剣』、『エイリアン・ネイション』シリーズなどがあります。

インテック社が派遣した調査員。MITに所属していた遺伝学の専門家。違法な実験のせいでMITを追放されている。

島へ調査にやって来ると、すぐにリチャードが回収して犬の死体からサンプルを取っていた。
研究室でゴキブリだと判明すると、猫を餌にして数匹を捕まえ、その凄さを知って喜んだ。
実は過去に自分が作り出した遺伝子改造されたゴキブリを知って、興味深く観察していた。
最後はゴキブリの巣まで行くと、サンプルを取っていたが、女王に捕まって殺されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はロジャー・コーマンの妻であるジュリー・コーマンが製作を務めています。
この作品は『ベルリン・クライシス/細菌兵器を追え!』や『メトロポリス2035』で知られるテレンス・H・ウィンクレスが監督を務めています。
多くの人が嫌っている虫の代表格である「ゴキブリ」が遺伝子改造され、人々を襲うという不快感たっぷりの作品となっています。
80年代らしく中盤すぎまで主人公たちの問題にスポットライトを当て、徐々に遺伝子改造されたゴキブリの脅威を小出しにしています。
ただ、今と違ってグロテスクな描写に一切の妥協がないぐらい、一度始まったら止まらないほどのやりたい放題になっていきます。
とにかく、主人公たちのドラマは非常につまらないモノで、物語としてどうでもいいのに時間をやたら使っているのは少し退屈に感じる。
しかも、肝心の深掘りをしているワケじゃないから、あくまで記号として上辺だけの設定でやっているからドラマが邪魔に感じてしまう。
ゴキブリの脅威が主人公たちに伝わってから、ようやく物語が動いていくが、そこから非常に早いペースで進んでいきます。
ここら辺も80年代の映画らしく、リアリティのない展開を当たり前のように進めていくところは嫌いじゃないです。
一瞬で人間の腕を切断できるゴキブリたちなのに、ドアの隙間に詰めた布を突破できないというところにツッコミを入れるのは野暮だろうか。
しかしながら、本領発揮となる大量のゴキブリが襲ってくる光景を見ていると、さすがに遺伝子改造されてモンスター化しなくても恐ろしいだろう。
確実に人間や動物を狙って一瞬で食い尽くすようなゴキブリが来るならば、多くの人間にとって最大の恐怖になってもおかしくない。
ゴキブリをテーマにした作品は初めてではないが、ここまで徹底的にやったボディ・ホラーは80年代らしい内容でした。

コメント

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