作品データ
あらすじ
春休みを利用してメキシコのビーチで羽目を外し、バカ騒ぎしていた男女5人の大学生たちは桟橋に停めていた2台の水上バイクを盗んで沖へ出てしまう。
やがて、チキンレースに発展して正面衝突して1台は大破し、残りの1台はエンジントラブルで身動きが取れない状態になっていた。
仲間の一人が足に大ケガを負ってしまい、携帯の電波が届かない中で浮気騒動まで発展して揉めていた中で、彼らはホオジロザメの巣窟にいた事を知るのだった。
登場人物&出演者
・ナット(演:ホリー・アール)
代表作に『アラビアの女王/愛と宿命の日々』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ロンドン』などがあります。
主人公。春休みを満喫する大学生の一人。自分の事よりも他人の為に何かやる事を第一にしているという。
バカ騒ぎで酒が足りなくなり、買いに行こうとして物乞いに会いホオジロザメの存在を知る。
水上バイクで騒ぐ中で止めようとするが、ミリーの言葉に乗せられて結局はついて行った。
事故で動けなくなってトムの浮気を知って、仲間が死んでいく中で生き残ると決意していた。
最後はなぜかエンジンを直して、トムの犠牲で岸までたどり着いて一人だけ生還を果たした。
・トム(演:ジャック・トゥルーマン)
本作が長編映画デビュー作となります。
春休みを満喫する大学生の一人。ナットの恋人。グループの中でリーダー的な存在でバカ騒ぎの中心的な存在。
ナットの両親と弟から信頼されていたが、実はミリーを含めて3人の女と浮気をしていた。
水上バイクで正面衝突してグレッグがケガし、エンジンが壊れていて直す事すらできない。
浮気がバレてナットに逆ギレし、夜の海で何かがいて助けを求める事もできずビビっていた。
最後はホオジロザメに重傷を負わされ、ナットを逃がす為に自己犠牲を選んで食い殺された。
・ミリー(演:キャサリン・ハネイ)
代表作に『American Carnage』などがあります。
春休みを満喫する大学生の一人。特定の恋人がいない状態でみんなと一緒にメキシコのビーチでバカ騒ぎする。
実は過去に泥酔状態となってトムと浮気をしていて、スマホで写真を撮って残していた。
水上バイクを否定するナットのノリの悪さを指摘して、結局は一緒に連れて行く事になった。
事故で遭難すると誰よりも弱音を吐いて注意され、トムとの浮気がバレても開き直っていた。
最後はエンジンを直そうとするが、ホオジロザメの狩りで下半身を食い千切られて死亡した。
・タイラー(演:マラカイ・プラー=ラッチマン)
代表作に『Open All Night』、『Hounted』などがあります。
春休みを満喫する大学生の一人。トムにとって大親友で体力に自信がある黒人。バカ騒ぎを楽しむ。
酒がなくなってナットが買いに出ると、物乞いに絡まれている姿を見てトムと助け出した。
グレッグが水上バイクを見つけて小屋の錠を破壊し、勝手に鍵を持ち出して楽しんでいく。
水上バイクが正面衝突して頭をケガするもすぐに回復し、重傷のグレッグを気にしていた。
最後はヨットに助けを求めて泳いでいくが、ホオジロザメの存在に気付くも食い殺された。
・グレッグ(演:トーマス・フリン)
代表作に『Little Fish』などがあります。
春休みを満喫する大学生の一人。メキシコのビーチでみんなと羽目を外してバカ騒ぎを積極的にしていた。
夜になってもバカ騒ぎを続けていて、テキーラがなくなるとナットが買いに行って見送る。
ナットが物乞いに絡まれている状況を見て、みんなと一緒に見下すような態度を見せる。
水上バイクを見つけて勢いに任せて沖まで出るが、正面衝突して右足を骨折してしまう。
最後は痛みに苦しんでホオジロザメがやって来ると、海に落ちてナットが来るも食われた。
感想
[個人的な評価]
本作は『海底48m』シリーズの製作陣が参加した作品となっています。
この作品は『ゲット・バック/人質奪還』で知られるジェームズ・ナンが監督を務めています。
多分、タイトルは『海底48m』からイメージして付けられていますが、実際は48時間も経過していないという事実があります。
その時点でツッコミどころ満載な内容となっているが、バカ者(若者)がバカ騒ぎした結果の自業自得だから一切の同情は持てない。
そもそも勝手に水上バイクを持ち出している時点でアウトだが、そこから調子に乗って事故を起こすのも頭が悪すぎる。
基本的に主人公以外の登場人物が猿まで知能が退化しているので、パニック状態になったところで何もできないのは当然である。
主人公も他と違う事をなんとか意識させようとしているが、やっている事が一緒だから説得力がまったくありません。
それに相手が襲ってくるのに鉄の破片で追い払う辺りもムリすぎて、もはやギャグの領域まで達しているレベルでした。
セオリー通りに一人ずつホオジロザメにやられていくが、大前提として自業自得だから当然の流れと言えるだろう。
更にストーリーを持たせる事ができないから内輪での浮気をネタに入れるが、単なる尺稼ぎだからほとんど意味がない。
あまりにも頭の悪い内容なのでほとんど語るモノはないけど、主人公だけが特別な存在になっているのはちょっとムリがありました。
肝心のサメについても低予算だからCGが酷いレベルであり、無理やりな演出による緊張感が微妙すぎた感じでした。
特に主人公の恋人がクズ男で自己犠牲で汚名返上しようとするが、そこにも感動が一切ないから当然の結果とも言えるだろう。
とにかく、本作は自業自得の結果としてホオジロザメに食われるので、バカが一人でも減った事の方が良かったかもしれない。
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