【屍病汚染/DEAD RIGING】RE-3747

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作品データ

公開年月 2010/11/04
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 稲船敬二
脚本 稲船敬二、池原実
製作 豊嶋勇作
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

全世界を恐怖に落とし込んだ“ウィラメッテ事件”後、ゾンビ化する屍病汚染は世界各地へ飛び火してしまう。
アウトブレイクが起こった地域に各国政府は住民を隔離し、閉じ込められた人々は脱出を図る者、建物に閉じこもる者はいずれ戦わないといけない状況となる。
日本ではシンとジョージは隔離された地域に取り残され、二人は生き残る為に閉鎖されたエリアからの不可能に近い脱出を試みるのだった。

登場人物&出演者

ジョージ(演:吉田大輝)

代表作に『アキラNo.2』、『母と暮せば』などがあります。

主人公。両足が不自由で車椅子生活を余儀なくされる。足が使える他人を妬んで反抗的な態度を見せる。

死病汚染が広がって安全な場所に避難するべく、兄の言う通りに行くも断られ不満を漏らす。
倉庫に侵入してダンたちに脅されるが、下手に出る意味がないとして彼らを挑発していた。
兄が犠牲になって隠れていたが、真理たちの車が倉庫に突っ込んで一緒に逃げて説教される。
最後は車椅子を改造して高橋を撃退し、ゾンビも倒し、ゾンブレックスを見つけて生還した。

シン(演:矢崎広)

代表作に『バッテリー』、『HK/変態仮面』などがあります。

ジョージの兄。常識人。慣れない車椅子生活の弟を常に気遣っている。ケンカが強く大人の対応ができる。

テレビのニュースで安全な場所があると聞いて、弟とともに避難する為に家から出ていった。
3ヶ所で断られて夕方になってくると、一時的に休む為に埠頭の倉庫まで勝手に侵入した。
食べ物を探しているとダンたちが来て撃退するが、高橋を連れてくるとボコボコにされた。
最後は弟を逃がす為に体を張って高橋たちを止めたが、結局は銃で撃たれて死亡してしまう。

藤岡真理(演:安藤聖)

代表作に『バカがウラヤマシイ』、『鳩の撃退法』などがあります。

病院で働いている看護師。死病汚染で患者が運ばれ、医者や同僚とともに治療する為に対応をしていた。

医者が油断した噛まれると、自身も左の肩口を噛まれてゾンブレックスを求める事になった。
埠頭の倉庫にゾンブレックスがあると医者から聞くが、ゾンビ化されてまたも噛まれていた。
倉庫に車が衝突してジョージを見つけると彼を一室に隠し、ゾンブレックスを一人で探した。
最後は何度噛まれても諦めず、ジョージに助け出され、ゾンブレックスを見つけて生還した。

デブ(演:鈴木昌平)

代表作に『マルボロ』シリーズ、『ヒートアイランド』などがあります。

埠頭にある倉庫で働いていた運送業の一人。肥満体でマイペース。屋上でポテチを食べながらダンを見ていた。

ジョージたちが侵入する姿を見かけると、他人事のようにダンへ伝えて一緒に見に行った。
シンに突き飛ばされて戦意喪失して逃げ出し、高橋を連れてくるとまたも突き飛ばされた。
ビビっていたところで銃を拾って、反撃していたシンに向けて高橋たちが優勢になった。
最後は埠頭を目指した真理たちの車が倉庫に衝突し、瓦礫が落ちて下敷きになって死亡した。

エミリ(演:西島未智)

代表作に『あらしのよる』、『山田広野のサバイバルビーチ』などがあります。

埠頭にある倉庫にいたギャル。高橋の性欲処理の為だけに生かされていて、彼の命令には絶対従っている。

倉庫に入ってきたジョージたちを高橋らがボコボコにして、それをただ呆然と見ていただけ。
シンのカバンを渡されて中身を探っていると、財布を見つけ高橋に金をもらっていいと承諾。
埠頭に車で来た真理たちが倉庫に衝突し、その衝撃をモロに受けてデブとともに死亡した。
最後はゾンビ化した状態で重傷を負った高橋に遭遇し、喜んで彼の局部を噛み千切って殺害。

ダン(演:尾上寛之)

代表作に『パッチギ!』、『スクールウォーズ・HERO』などがあります。

埠頭にある倉庫で働いていた運送業の一人。リーゼント頭。デブと一緒に屋上で狙撃銃を使って遊んでいた。

倉庫に侵入したジョージたちを脅迫するが、シン一人に勝てず逆に追い返され高橋に報告。
高橋がジョージをボコボコにしていたが、真理たちの車が突入したせいで分断されてしまう。
逃げていた真理を見つけて高橋がゾンビを使って痛めつけ、一方的に脅迫されて従っていた。
最後は真理を追うもゾンビに囲まれ、武器を奪われるとビビって一人で逃げ出してしまう。

高橋(演:渋川清彦)

代表作に『そして泥舟はゆく』、『偶然と想像』などがあります。

埠頭にある倉庫で働いていた運送業の一人。リーダー格でなぜかリボルバーと狙撃銃を所持している。

手下のダンとデブをアゴで使い、ギャルのエミリを自分の性欲処理としか考えていないクズ。
倉庫に入ってきたジョージたちを暴行し、追い出そうとして真理たちの車が突入して逃がす。
生き残ったダンと真理を追い詰めるが、車椅子を改造したジョージにより重傷を負った。
最後は這いずっていたところでゾンビ化したエミリに遭遇し、局部を噛み千切られ死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作はゲーム『デッドライジング』の総合プロデューサーである稲船敬二が自らメガホンを取った実写映画となります。
この作品は『デッドライジング』と世界観が同じであり、舞台を日本にしたという設定になっています。
まず、本作は映画監督ではないゲームのプロデューサーが作っている時点でどの程度になるのか予想ができました。
とは言っても、ゲームの方はほぼやっているので、その世界観をちゃんと再現できていれば万に一つでも面白い可能性を信じました。
結果として、映画として最低レベルのゴミであって、稲船敬二は黙ってゲームだけを作っていればいいという事になりました。
映画としてギリギリで成立していますが、基本的な部分がすべてダメで観ている人間を楽しませる以前の内容となっています。
一番の問題は思っている事をすべてセリフにして、ようやく動き出すという邦画でダメな部分を強調しているところだろう。
演出や映像で表現できない事を自分から言っているようなモノで、観ている側の想像を掻き立てるようなモノをまったく考慮していません。
多分、心配だから登場人物に自分の気持ちや行動を言わせて、映像に説得力をもたせようとした結果だろうと思います。
これがプロと素人の大きな違いであると信じたいが、主人公は動く前に独り言を言ってから行動に移す場面が多すぎる。
もちろん、役者たちの演技が総じて下手であるが、メジャーな作品への出演経験がある渋川清彦だけはマシに見えました。
それと本作で最大に足を引っ張っているのは主人公の設定で、車椅子にする意味が分からないし、反抗的なダメ人間にしている意味が分かりません。
成長して強くなるところを見せたいだろうけど、それでは誰も共感できないからキャラクターとしても失敗している。
超低予算で作っているから仕方ないにしても、せめてプロの映画監督を用意すれば幾分かマシになったかもしれないだろう。

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