作品データ
あらすじ
ブルックリンから田舎町のブリッジホローへ理科の臨時教師として招かれたハワードは、妻のエミリーと娘のシドニーとともに引っ越しをする。
町ではハロウィンの夜に行う「スティンジー・ジャック祭り」で盛り上がるが、科学を信じるハワードは飾りを一切やらない主義を家族に押し付けていた。
しかし、屋根裏部屋からカボチャを見つけたシドニーが蝋燭に火をつけると、そこからスティンジー・ジャックの魂が飾りに憑依して暴れてしまうのだった。
登場人物&出演者
・ハワード・ゴードン(演:マーロン・ウェイアンズ)
近年の出演作に『リスペクト』、『オン・ザ・ロック』などがあります。
主人公。理科の教師。田舎町のブリッジホローで臨時教師として招かれ、ブルックリンから家族とともに引っ越してきた。
娘には科学や空手などをやらせる一方、やりたい事を拒否して自分の意見を押し通していた。
ハロウィンのイベントを小バカにするが、実は小さい頃に怖い思いをしてトラウマを持つ。
スティンジー・ジャックが蘇ると、娘とともに解決しようと奔走する中で幽霊を認める事に。
最後は生贄にされそうな妻の為に封印する呪文を唱え、娘とも和解して日常を取り戻した。
・シドニー・ゴードン(演:プリア・ファーガソン)
代表作に『La Vie Magnifique De Charlie』、『ターキー・パニック』などがあります。
ハワードの一人娘。父親から科学クラブや空手を強引に習わせたが、実はオカルト好きでバレエをやりかった。
父親が勝手に田舎への引っ越しを決めたせいで機嫌が悪くなるが、新たな友達ができていた。
ジャック・オ・ランタンの元ネタであるスティンジー・ジャックの封印を知らず解いていた。
町で暴れ回る飾りが自分たちのせいだとして、父親と封印するべく一緒に行動していた。
最後は母親が生贄に取られそうになるも父親の活躍で封印し、和解して日常を取り戻した。
・エミリー・ゴードン(演:ケリー・ローランド)
近年の出演作に『バッド・ヘアー』、『私が靴を愛するワケ』などがあります。
ハワードの妻でシドニーの母親。夫が勝手に決めた引っ越しに賛同するが、娘の気持ちを理解している。
夫が娘を押さえつけている事について何度か注意し、やりたい事を諦めていると説明した。
ハロウィンではヴィーガン向けの焼き菓子を作り、出店するも固すぎて一個も売れずにいた。
家に帰宅してワインを飲んでいたら、スティンジー・ジャックが来て生贄にされそうになる。
最後は助けに来た夫が封印を呪文で倒し、人生は短いとして甘いお菓子を作る事になった。
・ラモーナ(演:アビ・モントレー)
本作が長編映画デビュー作となります。
ブリッジホロー高校の女子生徒。パラノーマル同好会のメンバー。三人の中で一番背が小さく黒い口紅が特徴的。
ブリッジホロー墓地のマダム・ホーソンの墓にいたところで、シドニーと会って会話をした。
シドニーがホーソンの家にいると知って、幽霊が出る噂を話して何か異変はないかと聞いた。
ハロウィンの夜では仮装していたが、スティンジー・ジャックの魂が暴れていると知り協力。
最後は広場にいた市長たちと合流を果たし、ハワードが封印すると平穏が戻って喜んだ。
・ジェイミー(演:ホリー・J・バレット)
代表作に『Twisted Minds』、『Killer Cheer Mom』などがあります。
ブリッジホロー高校の女子生徒。パラノーマル同好会のメンバー。眼鏡をかけて金髪に青いメッシュを入れている。
ブリッジホロー墓地のマダム・ホーソンの墓にいて、シドニーが来てみんなと一緒に話した。
ホーソンの家にいるシドニーについて聞いて、オカルト好きだと知って話が弾んでいた。
ハロウィンの夜ではみんなとともに仮装するが、ジャックが暴れている事で協力をしていく。
最後は広場にいた市長たちと合流し、ハワードがジャックを封印した事でみんなと喜んだ。
・マリオ(演:マイルズ・ヴィンセント・ペレス)
代表作に『Beyond the Lights』などがあります。
ブリッジホロー高校の男子高生。パラノーマル同好会のメンバー。唯一の男子でヒョロくて背が高い。
ブリッジホロー墓地のマダム・ホーソンの墓にいて、シドニーを見かけオカルト好きと知る。
シドニーの父親が科学クラブに無理やりやらせた事を聞いて、褒めるつもりが微妙になる。
ハロウィンの夜は仮装してみんなといたが、ジャックが暴走していると知って協力していた。
最後は広場にいた市長たちと合流して、ハワードたちがジャックを封印して彼を認めた。
・フロイド校長(演:ジョン・マイケル・ヒギンズ)
代表作に『ピッチ・パーフェクト/ラストステージ』、『ステータス・アップデート』などがあります。
ブリッジホロー高校の校長。ハワードは知り合いで理科教師がいなくなり、臨時で彼を町まで呼んでいた。
ハワードが出勤してくると、出迎えて理科の教室に案内し、生徒が作った悪戯に引っかけた。
実は悪魔崇拝のグッズに興味を持ち、グリモワールの呪文書をオークションで手に入れた。
シドニーたちがジャックを封印する為の呪文を見に来るが、飾りの襲撃によって失っていた。
最後は広場にいた市長たちと合流し、ハワードたちが封印した事を知ってみんなと喜んだ。
・タミー・ライス市長(演:ローレン・ラプカス)
代表作に『ジュラシック・ワールド』、『僕のミッシー』などがあります。
ブリッジホローの女性市長。引っ越してきたゴードン一家を見つけると、すぐに声をかけて町について説明する。
ハロウィンでやるスティンジー・ジャック祭りについて、お手製のセーターで物語を説明。
出店したエミリーの元にやって来ると、固すぎる焼き菓子に何も言えず吐いて立ち去った。
スティンジー・ジャックを決めるイベントをやるが、飾りたちの襲撃によって中断される。
最後はハワードたちの活躍でジャックが封印され、助かったとしてみんなと一緒に喜んだ。
・ヴィクトリア・ホーソン(演:ヘレン・スレイトン=ヒューズ)
代表作に『グッドナイト&グッドラック』、『メタルヘッド』などがあります。
ジョセフィン・ホーソンの孫娘。すでに年寄りで「陰の多いアップルツリー老人ホーム」に住んでいる。
両目が濁っているような状態ながら、老人ホームのみんなと同じく一応の仮装をしていた。
祖母について話しを聞こうとしたハワードとシドニーに対し、チョコバーに釣られて話した。
呪文書グリモワールを手に入れた祖母たちの状況を話し、チョコバーを手に入れて食べた。
最後はチョコバーの袋を舐め回すような感じになり、職員によってどこかへと運ばれていた。
・ジョセフィン・ホーソン(演:ニア・ヴァルダロス)
代表作に『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』、『幸せの教室』などがあります。
ゴードン家が引っ越した家の前の持ち主。すでに個人で町では交霊術師として知られていた。
グリモワールの呪文書を手に入れると、早速とスティンジー・ジャックの魂を呼び出した。
ハロウィンの夜限定だったが、ジャックの暴走で危険を察知して呪文でカボチャに封印した。
暴れ回るジャックの魂を封印するべく、フロイドのヘタクソな交霊術でハワードに憑依した。
最後は呪文を一通り説明すると、フロイドのヘタクソな呪文が気に食わず自分で出ていった。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はキック・アス/ジャスティス・フォーエバー』や『フラウト・ゲーム』で知られるジェフ・ワドロウが監督を務めています。
タイトルにはハロウィンとなっているが、最近では表記が「ハロウィーン」と伸ばすようになっていて少しモヤモヤしています。
今はそのような季節になっていて、日本ではクリスマス以上に盛り上がっているイベントに成長しています。
当然ながら本場アメリカでも盛り上がるイベントであるけど、子供たちが仮装して家々を回ってお菓子をもらっていくのが風習となっています。
そんな本作では主人公が理科の教師という事から幽霊をまったく信じず、ハロウィンのイベントもバカバカしいとして何もしない。
それに対して、テンプレートな10代の反抗期である娘と仲違いしていくが、本作はもう少しマイルドな感じになっています。
王道的な父親と娘が反発するような展開ながら、そこにジャック・オ・ランタンの元ネタが飾りに憑依して暴れ回るという流れになります。
そこまでホラーな展開ではなく、あくまでファミリー向けの作品という感じでコミカルなシーンも数多くありました。
主人公を演じるマーロン・ウェイアンズは『最終絶叫計画』のイメージが強く、ちょっと下品なキャラクターと記憶しているが、本作ではちょっと違っていました。
さすがに年を取った感じでマーロン・ウェイアンズが父親役をやるというのは新鮮味があって、上手くやっていたと思います。
ジャック・オ・ランタンの元ネタが暴れても軽い感じであって、そこまでの危機感という印象はなかったです。
決して面白いという感じはないが、クセが少ない分、シリーズ化してもいいかもしれない素材とも言えるだろう。
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