【ザ・ディセント/絶叫洞窟】RE-3668

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あ行

作品データ

公開年月 2021/08/23
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ダン・アレン
脚本 ダン・アレン
製作 スコット・ジェフリー
製作国 イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

冒険家で芸術家であった父が深い傷を負い亡くなり、娘のジェシーは残された日記から地下生物の存在を知った。
周りの人間から「変人」扱いされた父親の汚名を返上するべく、ジェシーは日記に書かれた地下生物を見つけようとする。
ジェシーと弟のサム、サムの恋人ジョアナと姉弟の友人マーティの4人で地下生物がいるとされる洞窟へ足を踏み入れるのだった。

登場人物&出演者

ジェシー(演:メーガン・パーヴィス)

代表作に『The Young Cannibals』、『Medusa』などがあります。

主人公。父親が洞窟で地下生物を見て日記に書かれた事を信じている。死んだ父親の為に見つけようとする。

弟たちと日記に記された洞窟を目指すが、ジョアナの悪態が気に入らずマーティも邪魔に。
洞窟を発見すると入ってくが、マーティが発狂して追っていくも見つからず一人だけ脱出。
フランクたちに救助されるも弟とマーティを助けるとして暴走し、洞窟に再び戻っていった。
最後は洞窟にいた人間を殺害し、マーティと逃げようとして彼だけが連れ去られ生還した。

マーティ(演:トム・タプリン)

代表作に『We Go in at Dawn』、『Jurassic Island』などがあります。

ジェシーとサム姉弟の友人。長らくジェシーと連絡が取れず、ずっと心配していて洞窟の探検に参加する。

洞窟へ行く前に父親の日記を見せられると、不思議な絵などに魅入られてずっと読んでいた。
そのせいで声が頭の中に入ってしまい、洞窟に到着して印を触ると急に発狂して走り出す。
同じく発狂した人間を見かけ、死んだサムの死体が運ばれる状況を見てジェシーと再会した。
最後は洞窟の入口まで逃げ出したが、頭の声が消えず迷っていると地下生物に連れ去られた。

サム(演:ジェイク・ワトキンズ)

代表作に『ザ・ガーディアン/狂暴の美学』、『Don’t Speak』などがあります。

ジェシーの弟。父親のやり方に対して不満を持ち、姉とは疎遠となっていた。父親の死で絆を取り戻そうとする。

姉を安心させる為に日記に書かれた地下生物を探しに行くが、ジョアナを連れてきてしまう。
ジョアナが軽い気持ちで参加しても注意しないが、姉の味方をするせいで仲がギクシャク。
洞窟で発狂したマーティを追いかけ、引き返したいジョアナに賛同せず地下生物に追われる。
最後は地下生物に顔面を食い千切られ、悲鳴を上げながらもトドメを刺されて食料にされる。

ジョアナ(演:ジョージー・バンクス)

代表作に『ザ・マーメイド/セイレーンの呪い』、『Beneath the Surface』などがあります。

サムの恋人。ジョアナと一度も会った事がなく、今回の洞窟探検で初めて顔を会わせて挨拶していた。

最初からキャンプをするような遊び感覚で来て、日記の地下生物を見て小バカにしていた。
洞窟近くにキャンプして落ち着くと、ジェシーの気持ちを少しだけ理解して謝罪した。
ようやく洞窟に到着して引き返す選択を蹴って、自ら入っていくも初めての探検だと話した。
最後はマーティが消え引き返す案を出すも無視され、一人で帰るも地下生物に食い殺された。

グレイス(演:ベッキー・フレッチャー)

代表作に『ダーク・デザイアー』、『ヘブン・イン・ザ・ヘル』などがあります。

洞窟などを夫のフランクと管理している。夫とのんびりトランプをしていると、ジェシーたちが来て出迎えた。

ジェシーから洞窟に行きたいと言われ、忠告するもジョアナにツッコまれて黙ってしまう。
洞窟の入口で倒れていたジェシーを助けるが、弟たちを助けたい彼女を止めようとする。
仕方なくジェシーを行かせると、洞窟に到着しても止めるじゃないかと夫に聞いていた。
最後は印に触って声が聞こえるようになると、助けられたマーティに撲殺されていた。

フランク(演:ハワード・J・デイヴィ)

代表作に『It Came from Below』、『Jurassic Island』などがあります。

洞窟などを妻のグレイスで管理している。地下生物がいる洞窟に行きたいジェシーたちに止めるよう警告していた。

なぜか悪態をつくジョアナに警察じゃないとツッコミを入れられ、そのまま黙ってしまう。
洞窟の入口で倒れていたジェシーを助け出すが、弟たちを助けたいとして凶器を見せられる。
勝手に出ていったジェシーを助けるべく、仕方なくグレイスと一緒に洞窟へ向かっていく。
最後は洞窟の入口でジェシーを連れ出そうとしたが、背後から地下生物に襲われ殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は『ディセント』シリーズとは一切関係ない作品となっています。
この作品は『ヘブン・イン・ザ・ヘル』で知られるダン・アレンが監督と脚本を務めています。
洞窟をテーマにした作品では『ディセント』シリーズ、それと名作と言われる『地獄の変異』などがあります。
限られた空間で明かりもない状態で、主人公たちが徐々に追い詰められる緊迫する状況は鑑賞する側も同じような感覚を与えてくれます。
ただし、これはあくまでしっかりとしたストーリーと演出がないと、画面はずっと暗黒で主人公たちの悲鳴しか聞こえません。
亜種の洞窟映画は多くありますが、そのほとんどが微妙な出来で同じような構成と演出で差別化を図るのは非常に難しい。
本作は残念ながら低予算で作られているので、登場する地下生物はたった一体だけで、あとは狂気に駆られた人間が数人登場するぐらいになっています。
こういう作品では謎で終わるパターンが非常に多く、本作においても地下生物の正体や狂気に駆られた人間の説明は一切ありませんでした。
何より登場人物が誰一人として共感を得られるキャラクターではなく、ワザと嫌われるような設定にしているのではないかと思ってしまうぐらいだ。
特に主人公が自分のワガママで弟やその恋人に友人を犠牲にするが、命を助けてもらった夫婦まで犠牲にする一人テロリストのような感じになっている。
しかも、この主人公だけが生還してしまうので、父親の汚名を返上する前に、人の命を何人も間接的に殺害している印象しかなかったです。
あと、洞窟映画なのでずっと暗黒画面になっているが、逆に明るいシーンは数秒ぐらいしかないと言えるほど不親切な演出でした。
『ディセント』シリーズとはまったく関係ない作品なので期待していなかったが、ある意味、予想通りの展開で面白くない内容でした。

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