作品データ
あらすじ
とある田舎町のトウモロコシ畑で殺人事件が発生し、殺害現場ではホオジロザメの目撃情報が相次いでいた。
時を同じくして、サメの顎を凶器に使う連続殺人鬼が逮捕されるが、これらすべての事件の背後にはサメを神と崇める邪教集団の陰謀が渦巻いていた。
邪教集団が目論む人類への最終鮫戦争“サメマゲドン”に対して、人類は邪教徒たちの野望を打ち破る為に奮闘するのだった。
登場人物&出演者
・ジョナサン・ゴットリーブ(演:フォード・ウィンスター)
代表作に『Bride of the Saucer Monster』、『Bigfoot Exorcist』などがあります。
ドルドイ・ヒルズ不動産を経営している社長。同時に地元の事件を取り扱う新聞記者として活躍している。
トウモロコシ畑を売り出してテレビにコマーシャルなどをしているが、地元民に嫌われている。
弟が殺人容疑で逮捕されたと聞いて、急いで警察署へ来るが、サメの仕業だと映像を見せていた。
トウモロコシ畑で殺人が起きて、弟の無実を晴らそうとサメを捕まえる為に武装して踏み込む。
最後はベンチュリーと合流してサメ人間となったテディたちを倒すが、信者に捕まってしまう。
・マレー・ベンチュリー(演:ケイシー・ミラクル)
代表作に『Monstrosity』、『Faces』などがあります。
カルト鮫教団が崇拝する13番目のサメを謎の組織に依頼された。他人を使って目的を達成して立ち去った。
謎の組織と金で取引をするが、トウモロコシ畑にサメが出現して当初の計画と変わってしまう。
歩いている途中でシャイダーたちに合流して、車に乗せてもらってCIAであると正体を明かした。
シャイダーとカルト鮫教団を倒す為にトウモロコシ畑に行くが、裏切りにあって気絶させられる。
最後はジョナサンと合流してサメ人間となったシャイダーを倒すが、信者に捕まってしまう。
・クレイマー刑事(演:アル・ニコロージ)
代表作に『Killing Spree』などがあります。
トウモロコシ畑で起きた殺人事件の捜査をしていた刑事。部下に現場の封鎖を任せて事情聴取をする。
現場にジョナサンの弟がいて、以前から評判が悪い事から、彼が殺人をしたとして連行した。
連絡を受けたジョナサンが駆けつけると、トウモロコシ畑にサメがいる映像を見せられて呆れる。
再び殺人事件がトウモロコシ畑で発生して、弟の無実を晴らそうとしたジョナサンが同行した。
最後はトウモロコシ畑の中で捜査をしようとして、部下とともに襲撃してきたサメに殺された。
・ヴェラ・シャイダー署長(演:シャノン・ストッキン)
代表作に『Payton’s Burden』、『Her Name Was Christa』などがあります。
警察署の署長。妹は娼婦をしていても心配している。数日も失踪している状態で個人的にも探していた。
パトロール中にテディの怪しい姿を見かけ、後部座席にバラバラ死体を見つけて現行犯逮捕した。
警察署でテディの取り調べをして、妹をトウモロコシ畑に埋めたと言われて一緒に現場へ向かう。
道中で歩いていたベンチュリーを拾って目的地に到着すると、実はカルト鮫教団の信者だと発覚。
最後はテディによる儀式で二人ともサメ人間となるが、ジョナサンとベンチュリーに爆死された。
・ジェフリー(演:トーマス・キンドラー)
代表作に『Hi-Death』などがあります。
謎の組織のボス。部下を引き連れてカルト鮫教団から13番目のサメを奪う為にベンチュリーを雇った。
見事に目的を手に入れたベンチュリーと顔合わせして、地図に記された場所に部下を寄越した。
トウモロコシ畑でサメに部下たちが襲われ、なぜかベンチュリーにブツを奪われてしまう。
残り一人となった部下に取りに行かせるも失敗して、渡した金にGPSを仕込んで追撃をしていく。
最後はヘリでトウモロコシ畑の上空に到着するが、飛び出したサメによって撃墜されて死亡した。
・テディ・ボー・ルーカス(演:スティーヴ・グイン)
代表作に『Misadventures in Space』、『The Goocher』などがあります。
カルト鮫教団の信者。鮫の神であるチチマトゥルを崇拝していて、復活させる為の生贄を何人も捧げていた。
サメを模したマスクで女性に近づいて殺害して、すべてトウモロコシ畑に埋めて生贄にしていた。
自分がサメの能力を持っているとして、感覚が鋭いと豪語するも呆気なくシャイダーに捕まった。
取り調べを素直に受けていると、カルト鮫教団の話しや宇宙人の話しをして壮大な計画を示す。
最後はシャイダーが仲間で一緒に儀式でサメ人間になるが、突然現れたビッグフットに倒された。
感想
[個人的な評価]
本作は有志たちによってDVD化などを実現したコンマビジョンが配給した作品となります。
この作品は『ハウス・シャーク』を手掛けたロン・ボンクが製作として参加しています。
数多くのサメ映画を夜に送り出しているコンマビジョンの配給作品となっていて、一部の熱狂なファンに受けています。
そんな本作では当たり前のようにサメは海におらず、今回はなぜかトウモロコシ畑の中だけを自由自在に動いていました。
その理由としてカルト鮫教団と、宇宙人の関係があるとして、強引すぎる説明によって納得するしかありません。
ついにサメが神格化するような本作になったが、まったく関係ないストーンヘッジや宇宙人まで引っ張り出すのは笑えます。
特定の主人公というのがいない感じで、ストーリー優先で進めているが、そのストーリーもまたツギハギな感じです。
基本的に肥満体の役者が多く登場しているが、主人公っぽいキャラクターたちだけは筋肉質か標準な体型というのも面白い。
カルト鮫教団の信者が言っている事が荒唐無稽すぎるが、本作に関して事実であって、トウモロコシ畑にサメがいます。
これを受け入れるか、受け入れないかで本作を最後まで鑑賞できるポイントとなっていて、コンマビジョンらしい内容になっていました。
終盤になってくると予想外の裏切りが発生するが、冷静に考えると、そういう流れにしないと物語として成立しない部分がありました。
納得のできる裏切りではなかったが、主人公格の二人が活躍する為には仕方ないという感じが強く伝わってきました。
サメ人間はまだ意味が分かるけど、ラストで登場したビッグフットはオマケにしちゃインパクトが強すぎたような気がしました。
コンマビジョンの作品なので基本的に面白くないが、バカ映画やネタとして楽しむ分にはちょうどいいかもしれません。
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