【レフト/恐怖物件】RE-3412

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洋画

作品データ

公開年月 2020/06/18
ジャンル ホラー
原作 ダニエル・ケールマン 『You Should Have Left』
監督 デヴィッド・コープ
脚本 デヴィッド・コープ
製作 ジェイソン・ブラム、ケヴィン・ベーコン、ほか
製作国 アメリカ、イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

中年男性のセオ・コンロイは若い女優スザンナと結婚するが、彼自身は前妻が不自然な死に方をした事で信頼関係が崩れていた。
そんなある日、夫婦は幼い娘のエラを連れてウェールズの田舎にある一軒家で休暇を過ごそうとしていた。
しかし、その家で不可解な現象が次々と起きると、当初は信じなかったセオ自身にも怪奇現象が降りかかって原因を突き止めようとするのだった。

登場人物&出演者

セオ・コンロイ(演:ケヴィン・ベーコン)

近年に出演作に『パトリオット・デイ』、『ダークネス』などがあります。

主人公。過去に妻を殺したと噂されるが裁判で無罪となる。年の離れた妻に鬱憤が溜まっている。

妻の現場まで迎えに行くが、他人のような扱いをワザとされた事で不安が更に拡大していく。
気持ちを整理する為に都会から田舎へ行くが、ずっと隠していた秘密に悩まされてしまう。
実は直接ではないが睡眠薬で眠って溺死した妻を見ていて、長年に渡って心の中に隠していた。
最後は屋敷と自分の心の声に諭され、事実を告白して一人だけ残ると決めて見送った。

スザンナ・コンロイ(演:アマンダ・サイフリッド)

近年に出演作に『Mank/マンク』、『エンツォ/レーサーになりたかった犬とある家族の物語』などがあります。

ヒロイン。有名な女優。年の離れた夫の悩みを分かっておらず、自分のペースで生きている。

撮影現場まで迎えに来た夫の不満を聞くも上辺だけしか理解せず、言われるままに田舎へ行く。
最初は新しい環境を楽しんでいたが、夫から微妙な雰囲気を出されて不穏な空気が流れる。
浮気していると疑われるが、なぜかハッキリと否定せず余計にややこしくなり家を出て行った。
最後は戻ってきてセオとやり直そうとしたが、事実を告白されて引いてしまい娘を家へ帰る。

エラ・コンロイ(演:エイヴリー・エセックス)

本作が長編映画デビュー作となります。

セオとスザンナの一人娘。両親の間に漂う不穏な空気を感じながらも何も言わずに黙っている。

田舎の屋敷にやって来ると、新しい環境を楽しんでいたが、同時に何かいると感じ取っていた。
父親の過去について母親から話しを聞くと、大変だったと純真な気持ち労いの言葉を送った。
浮気を疑われた母親が出て行くと、父親と残るも家の何かに取り憑かれて逸れてしまう。
最後は自分の罪を認めた父親が家に残り、別れを惜しみながら母親とともに家へ帰っていった。

小売店のオーナー(演:ジェフ・ベル)

代表作に『ツイてない男』、『キングスマン』があります。

ウェールズの田舎にある小売店を経営している。セオ一家が借りている丘の家を知っている。

食料の買い出しにやって来たセオの注文をマイペースに受け、丘の家での怪現象について聞いた。
丘の家は悪魔が造ったという噂を話して、念の為にセオに三角定規で直角を調べれるよう言う。
最後は電話でタクシーを頼んできたセオを無視して、何も協力できないと言って一方的に切った。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はドイツ人作家ダニエル・ケールマンの小説『Du hättest gehen sollen』を実写映画化した作品となります。
この作品ではケヴィン・ベーコンとアマンダ・サイフリッドの共演という事で少し期待しました。
ただ、あまりにも邦題が適当すぎるので、ちょっとばかり不穏な空気を感じました。
鑑賞を始めても本題に入るまで非常に遅く、ようやく中盤で入ってもほとんど何も起きない。
アメリカン・ホラーのような音で驚かせる演出だが、なんでもないような場面でもバカの一つ覚えに使うので退屈で仕方ない。
主人公が過去にあった出来事と現在の精神状態が不安定という状態を表現し、なんとか面白くなりそうな雰囲気までいく。
しかし、そこから衝撃的な展開にはならず、なんだか主人公の中だけで完結してしまっているような印象を受けた。
完全にケヴィン・ベーコンの演技だけに頼っていて、脚本として面白味がまったくありません。
それとアマンダ・サイフリッドも単なる尻軽な妻のイメージしかなく、実際は違ってもそれしか印象に残らなかった。
物語としてはなんだか複雑な仕掛けをしようとしているが、どれもが中途半端で上手くパズルがハマっていないような感じでした。
これがちゃんとしたパズルになるなら面白くなる要素はあるけど、残念ながら本作はその手前で終わってしまっています。
結局は幽霊なのか、悪魔なのか、主人公の妄想なのか分からず、スッキリしないまま物語が終了するところもあまり納得できなかった。
主人公が過去に向き合うという事になるけど、それ以上でもそれ以下でもないような非常に退屈な作品でした。

コメント

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