作品データ
公開年月 | 2023/01/26 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | A・A・ミルン、E・H・シェパード 『クマのプーさん』 |
監督 | リース・フレイク=ウォーターフィールド |
脚本 | リース・フレイク=ウォーターフィールド |
製作 | リース・フレイク=ウォーターフィールド、スコット・ジェフリー |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
楽しい冒険に満ちあふれていたかつての日々が終わりを迎え、青年になったクリストファー・ロビンは、大学進学の為にプーとピグレットを森に残して旅立っていった。
時が経ち、ロビンは婚約者のメリーとともに100エーカーの森に戻ってきたが、血に飢え野生化したプーとピグレットに遭遇してしまう。
同じ頃、ストーカー被害でトラウマを持つマリアは、癒やしを求めて友人たちと100エーカーの森のコテージに来ると、プーたちがその存在に気付くのだった。
登場人物&出演者

代表作に『エイリアン・インシデント/エリア51壊滅』、『The Killing Tree』などがあります。
主人公。子供の頃に「100エーカーの森」に来てプーやピグレットと仲良くなった。大学進学を優先して出ていった。
5年後に婚約者を連れて森へ戻ってくるが、変わり果てたプーたちに追われて捕まっていた。
婚約者を目の前で殺害され、その肉まで食われ、プーたちの憎悪から拷問をずっと受ける。
コテージから逃げてきたマリアとジェシカに助けられ、プーから逃げるように警告していた。
最後はプーに車をぶつけるも殺しきれず、マリアが目の前で惨殺されると一人逃げ出した。

代表作に『Mega Lightning』、『Dinosaur Prison』などがあります。
過去にストーカーが家に侵入して襲われそうになったトラウマを持つ。セラピーで良くなっている。
気分転換に「100エーカーの森」へ友人たちとコテージに泊まって、楽しい時間を過ごす。
過去の出来事について友人たちに話し、少しずつトラウマと向き合って立ち直ろうとする。
ララの悲鳴を聞いて殺されていると知って、プーたちの異様さを知ってジェシカと逃げた。
最後はプーに追い詰められクリストファーが来るが、結局は捕まって惨殺されていまう。

代表作に『ザ・カプセル/米英ソ・大攻防戦』、『アクシデントマン』などがあります。
マリアと一緒に「100エーカーの森」のコテージに来た友人の一人。自然との調和が大事だと唱えている。
コテージに到着して自然を楽しむ為、みんなからスマホを預かりララも説得をしていた。
マリアが過去のストーカー被害について語っていると、深刻な顔で聞いて助言をしていた。
ララがプーたちに殺され、動揺するマリアを励ましながら、クリストファーを助け出した。
最後はプーから車で逃げるも追い詰められ、そのまま捕まって首を切断されて死亡した。

代表作に『アンドロイド2040 R.I.A.』、『Heropanti 2』などがあります。
マリアと一緒に「100エーカーの森」のコテージに来た友人の一人。ゾーイに好意を持っていている。
コテージに到着してジェシカにスマホを預け、ゾーイの為にサプライズを用意するも失敗。
ゾーイが慌てて気を使うも意気消沈したまま部屋を出て、マリアのトラウマを聞いていた。
ピグレットに捕まるもマリアたちに助けられ、反撃をして逆にハンマーで拷問をしていた。
最後はプーに見つかって抵抗できず、ナタを口から貫かれてそのまま死亡してしまう。

代表作に『Bloody Mary』、『The Legend of Jack and Jill』などがあります。
マリアと一緒に「100エーカーの森」のコテージに来た友人の一人。アリスから好意を持たれている。
コテージに到着してジェシカにスマホを預けると、アリスが部屋でのサプライズに戸惑う。
拒否されたアリスが微妙な感じになると、すぐに空気を読むも結局は気まずい状態になった。
プーたちがララを殺害してアリスと血のメッセージを見つけ、戦うべきだと提案していた。
最後はプールまで行くとピグレットが来て、なぜか逃げ切れず顔面をハンマーで潰された。

代表作に『Darker Shades of Summer』、『Three Blind Mice』などがあります。
マリアと一緒に「100エーカーの森」のコテージに来た友人の一人。仲間の中でも最も化粧が濃い。
自撮りが大好きでスマホがないと生きていないタイプで、なぜマリアと友達なのか不明。
コテージに到着してジェシカの提案でスマホを渡すが、こっそりと持ち出して自撮りをする。
外のジャグジーで一人だけ楽しんでいて、自撮りをするもプーたちの存在に気付くも無視。
最後は捕まって縛り上げられると、プーが運転する車のタイヤに頭部が潰されて死亡した。

代表作に『The Curse of Humpty Dumpty』、『The Viking Revenge』などがあります。
「100エーカーの森」に住む異種交配で生まれた豚のバケモノ。小さい頃のクリストファーと一緒に遊んだ。
クリストファーが去って食べ物がなくなると、弱っていた仲間を食べた事で恨みを持つ。
戻ってきたクリストファーをプーと一緒に捕まえると、彼の婚約者を迷わず食べていた。
マリアたちのコテージを襲撃してゾーイを殺害し、アリスを家まで運ぶも反撃を受けていた。
最後は逆に縛られた状態となって、ハンマーを顔面に何度も食らってそのまま倒された。

代表作に『エイリアン・インシデント/エリア51壊滅』、『The House That Zombies Built』などがあります。
「100エーカーの森」に住む異種交配で生まれた熊のバケモノ。クリストファーとは親友だと思っていた。
クリストファーの裏切りと仲間を食べた事で憎悪を持ち、ピグレットと人間を殺していた。
婚約者を伴ったクリストファーを捕まえると、長年の恨みから拷問と精神的に追い詰める。
コテージに泊まるマリアたちを知って、ピグレットとアリスを連れて帰るも反撃を受けた。
最後はクリストファーに車で追突されるも死なず、恨みの言葉を残してマリアを惨殺した。
感想
[個人的な評価]
本作はA・A・ミルンとE・H・シェパードの『クマのプーさん』を原作にしています。
この作品は原作が2022年の1月に著作権が切れるという事で、イメージを崩壊させるやりたい放題な内容として生まれ変わりました。
完全に一発ネタとして愛されるべきキャラクターであるクマのプーさんが、殺人鬼となるギャップはインパクトがあります。
予告編では多くの期待を寄せられたが、いざ公開されると中身があまりにも地雷映画すぎて酷評の嵐となりました。
残念ながら肝心のプーやピグレットはオッサンが被り物をしているだけで、あまりにもクォリティーが低かったです。
ただ、問題はそこではなく、ストーリーが最初からないのは分かっているけど、演出があまりにも稚拙すぎました。
徹底したグロテスクな描写はいいと思いますが、それ以外の要素がすべてに面白味がないのが致命的でした。
特に本作が「クマのプーさん」を題材にしている意味がなく、ただの一発ネタに成り下がっているのが一番のダメな点です。
せめて、豹変したプーやピグレットである必然性を持たせないと、被り物した殺人鬼のオッサンが暴れているだけになってしまう。
著作権が切れてやりたい放題できるのはいいと思うが、ちゃんと原作を意識した内容じゃないから酷評を受けていると思います。
リスペクトがあってもアレンジなら誰でも納得できるし、イメージを敢えて崩壊させるギャップも面白くなるはずです。
作っている監督と脚本がその程度なので、酷評を受けても仕方ないが、シリーズ化されて3作目までの製作が予定されています。
今回の失敗を糧にして次回作が原作を意識するならいいが、このまま単なる被り物をした連続殺人鬼のオッサンが暴れるなら需要がなくなるだろう。
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