【アンデッド・セメタリー】RE-3637

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あ行

作品データ

公開年月 2014/06/20
ジャンル ホラー/エロティック
原作 なし
監督 山内大輔
脚本 山内大輔
製作 高澤吉紀
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

看護師のアキと不倫関係にある医師の笠原は、妻リサの浮気の証拠を掴むが、彼女も同じく不倫の証拠を盾に一歩も譲らずにいた。
やむなく笠原はアキとの関係を精算しようとするが、それを許さずにリサを殺害し、笠原の足を砕いて山荘に監禁した。
だが、その山には“よみがえり山”と呼ばれ、死体を埋めると生き返るという伝説が残る場所だと判明するのだった。

登場人物&出演者

野上アキ(演:範田紗々)

代表作に『凶悪』、『孤狼の血』などがあります。

主人公。看護師。英介と不倫関係にある。病気の母親を新潟に残して、英介の支援を受けて治療している。

英介が妻と離婚すると決意して期待するが、逆に浮気がバレた事から別れを切り出される。
納得したように見せて、実際は闇サイトで准一を雇ってリサを誘惑させていたという。
実は母親の不倫で生まれた子供で、父親に似ている事から虐待された過去を持っていた。
准一も一緒に葬ると、英介を逃さない為に両足を粉砕骨折しようとして準備していた。
ゾンビ化したリサに英介が殺され、猟師の元に逃げるが、逆に捕まって噛まれて死亡した。
最後はゾンビ化してリサを再び殺害し、同じくゾンビ化した英介と子作りに励んでいた。

笠原英介(演:世志男)

代表作に『クジラ/極道の食卓』、『スモーキング・エイリアンズ』などがあります。

医師でアキの不倫相手。妻のリサが若い男と浮気していると探偵から調査が入り、離婚を決意していた。

妻が自堕落な生活をして家がメチャクチャになるが、浮気の証拠で離婚を迫ろうとした。
逆に妻からアキとの不倫がバレると、地位が脅かされると思ってすぐに別れてよりを戻す。
改心した妻が子作りを口にしてイチャイチャするが、暴走するアキに殺されて共犯となる。
浮気相手の准一を消そうとしたアキに巻き込まれ、仕方なく手伝うも後悔していた。
アキに両足を粉砕骨折されよとして、ゾンビ化したリサに噛まれてそのまま死亡した。
最後はゾンビ化して復活すると、リサと子作りするもアキが乱入し、彼女と子作りをした。

笠原リサ(演:堀内暁子)

代表作に『実芭蕉(バナナ)』、『枝葉のこと』などがあります。

英介の妻。浮気している事が夫にバレて証拠を掴まれている。夫の不倫を知ってから自堕落な生活をしている。

毎日のように酒を浴びるように飲んでいて、夜遅くまで出かけて、家事をすべて放置する。
夫から浮気の証拠を掴まれていたが、逆にアキとの不倫の証拠を突き出して優位に立つ。
改心した夫がアキと別れると、自分も生活を改めて、普通の主婦となった子作りに励んだ。
暴走するアキが宅配便と偽って家に押し入り、逃げられず包丁で刺されて死亡してしまう。
山に死体を埋められてしまうが、不思議な力によってゾンビ化して英介を噛み殺した。
最後はゾンビ化した夫と子作りに励むが、ゾンビ化したアキに再び殺害されて処分された。

准一(演:サーモン鮭山)

代表作に『無惨画/AVギャル殺人ビデオは存在した!』、『ハーフゾンビ』などがあります。

リサの若い浮気相手。浮気調査の探偵を雇った英介によって存在が明らかになっていた。

英介の不倫を突きつけたリサとも変わらず連絡を取って、何かと会って誘惑していた。
その正体は闇サイトで共謀相手を探していたアキに応募し、金を受け取る算段を立てる。
最後は裏切ったアキに殺されると、共犯となった英介たちによって山に埋められていた。

猟師(演:飯島大介)

代表作に『着信アリ』、『菊とギロチン』などがあります。

雪山の持ち主。薪を運んでいたところで若いカップルを見つけ、彼らがペットを埋める事に対して注意していた。

要件を終えた若いカップルに薪を運ぶ手伝いをさせ、山小屋に案内すると彼らを捕まえた。
実は過去に妻を山に埋めて生き返らせたが、ゾンビ化したせいで人肉を手に入れていた。
ゾンビ化してリサに英介が殺され、慌てて逃げてきたアキの助けを受けて彼女を捕まえた。
最後はゾンビ化した妻にアキを与えるが、拘束が外れて、そのまま襲われて殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『ゾンビ・ブライド』や『ハーフゾンビ』などで知られる山内大輔が監督と脚本を務めています。
この作品ではセクシー女優として活躍した範田紗々が、ゾンビ映画に出たいという念願が叶っています。
物語の冒頭はまさに『ペット・セメタリー』を意識したような作品となっていて、かなりの既視感がある展開となっていました。
若いカップルが山に死んだペットを埋めていたが、すぐに生き返るワケじゃなく、山の持ち主に捕まるという超展開を繰り広げます。
そこにゾンビ化した妻が人肉を食っている構図となるが、あくまで山の不思議な力を示すエピソードでメインのストーリーではないです。
本作は上記にある作品を含めて山内大輔監督の「ゾンビ3部作」とも言われているが、1作目の『ゾンビ・ブライド』は悪くなかったという記憶があります。
そんな本作は片手で数える程度の登場人物しかいないが、中盤までは不倫している医者を演じる世志男の顔芸がたっぷりと楽しめる。
中盤以降から本作における主人公を演じる範田紗々の本性が出てきて、最初からヤバい女という属性を出していました。
決して医者とは金の関係じゃなく、彼が好きだという愛情が分かってくるが、それを余裕で超えてくるメンヘラぶりに恐ろしさがある。
タイトルはゾンビ映画となっていて、確かにゾンビっぽい設定であるけど、どっちかと言えば、メンヘラ女の怖さが強く出ていました。
範田紗々はセクシー女優なのでエロのシーンで活躍するが、ちゃんと演技をやろうという熱意みたいなモノが伝わってきました。
もっとヒドイ脚本や演技の作品が多い低予算のゾンビ映画だが、本作はそこまで悪くないような印象を持ちました。
全体的に安っぽい展開であるけど、それなりにまとまっていますし、物語としてそこまで破綻していないと感じました。
とは言っても、基本的に低予算のゾンビ映画程度なので、ダメな作品が多い中でマシな方と考えた方がいいと言えます。

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