【バブル】VD-710

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アクション

作品データ

公開年月 2022/04/28
ジャンル アクション
原作 なし
監督 荒木哲郎
脚本 虚淵玄
製作 川村元気
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

世界に降り注いだ泡「バブル」で、重力が崩壊した東京ではライフラインが絶たれ、パルクールのチームバトルの戦場となっていた。
ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めたエースのヒビキは、無軌道なプレイで重力が歪む海へ落下してしまう。
そこで突如現れた不思議な力を持つ少女ウタがヒビキの命を救い、驚異的な身体能力を持つ彼女もチームメンバーと暮らす事になるのだった。

登場人物&出演者

ヒビキ(声:志尊淳)

代表作に『HiGH&LOW/THE WORST』、『さんかく窓の外側は夜』などがあります。

主人公。渋谷を拠点とするバトルクールチーム「ブルーブレイズ」のエース。特殊な聴覚を持っている。

幼少から聴覚のせいで母親を困らせ、施設に入れられ、東京タワーで降泡現象を生き延びた。
他人と距離を取っていて、無断で東京タワーに侵入して、過去に聞こえた歌をずっと探す。
ウタとの出会いで心を開くようになるが、彼女が泡で歌の正体だと分かっても恋をしてしまう。
最後は東京タワーでウタにまたも助けられ、彼女が泡になって消えても一緒にいると理解する。

ウタ(声:りりあ。)

TikTokやYouTubeで活躍している歌い手で、本作が長編映画デビュー作となります。

ヒロイン。海へ落ちたヒビキを助けた。抜群の運動神経を持ち、バトルクールに参加するようになる。

その正体は泡でヒビキの吐いた空気と融合して、少女の形となって溺れた彼を助け出した。
ヒビキに触ると体が泡となって崩れると分かって、彼に触らないようにしてパルクールを習う。
人魚姫の物語をマコトから聞くと、自分とヒビキを重ね合わせて、願いが叶ったと感じた。
最後は暴走する泡を止めるべく東京タワーに行き、ヒビキと接触したせいで消えるも傍にいる。

マコト(声:広瀬アリス)

代表作に『AI崩壊』、『地獄の花園』などがあります。

科学者。ヒビキたちが暮らす船「令洋」で一緒に生活している。居住禁止区域の降泡現象を調査している。

バトルクールについて危険な競技だとシンに話すが、自分たちは見守る役目を持つと言われる。
ウタがやって来ると、すぐに出迎えて、彼女に言葉や人魚姫の物語を言い聞かせていた。
アンダーテイカーたちに誘拐されてしまい、バトルクールの戦利品にされるも無事助けられた。
最後は東京タワーに行くヒビキたちの役目をシンに話し、すべてが終わって応援に回っていた。

ウサギ(声:千本木彩花)

代表作に『甲鉄城のカバネリ』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などがあります。

パルクールチーム「ブルーブレイズ」の最年少。チームのムードメーカーで、バトルクールでは無鉄砲な動きをする。

電気ニンジャとの対決で無茶をして、蟻地獄に落ちそうとなってヒビキに助け出されていた。
パルクールの高い技術を持つヒビキに一目を置くが、交流を持たない彼に良いイメージがない。
アンダーテイカーとの対決で仲間が落下して、建物が崩壊する時に助け出して脱落していた。
最後は東京タワーに向かっていくが、途中で脱落するが、帰ってきたヒビキを迎えていた。

カイ(声:梶裕貴)

近年の出演作に『映画かいけつゾロリ/ラララ♪すたーたんじょう』、『劇場版 からかい上手の高木さん』などがあります。

パルクールチーム「ブルーブレイズ」のリーダー。卓越した運動神経を持つ。令洋の修理をちょっとずつやっている。

マコトに対して片思いをしているが、ライバルのヒビキの態度に対して良いイメージがない。
ヒビキがウタを連れ帰ると、圧倒的な運動神経を見て、チームの一員に仕方なく迎えていた。
アンダーテイカーの汚いやり方で負けず、先行するウタに続けてヒビキを代わりに飛ばした。
最後は東京タワーでも同じようにヒビキを行かせ、帰ってきた彼を改めてチームに迎え入れた。

アンダーテイカーのリーダー(声:井上麻里奈)

代表作に『天元突破グレンラガン』、『スマイルプリキュア!』などがあります。

お台場を拠点とするバトルクールチーム「アンダーテイカー」のリーダー。チーム全員が仮面を被っている。

自主性が重要視されるバトルクールだが、スポンサーが入っていて特殊なブーツを履いている。
泡の外に「東京デスゲーム」として配信していて、過激なやり方で再生数を稼いでいる。
盛り上げる為にマコトを誘拐してブルーブレイズに挑むが、ヒビキとウタのコンビにやられる。
最後は降泡現象が発生して漂流するもカイたちに助け出され、代わりにブーツを貸してあげた。

シン(声:宮野真守)

近年の出演作に『ドラゴンボール超/スーパーヒーロー』、『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突/第三章』などがあります。

バトルクールチームのバトルレースをジャッジする数少ない年長者。生活物資を賭ける若者たちの兄貴的存在。

バトルクールは危険だと止めたいマコトと違い、少年たちと見守る事が自分の役目だと話す。
実はヒビキと同じく東京タワーに何度も挑んだが、失敗して右足を失って義足になっている。
東京タワーにいるウタを助ける為に行ったヒビキたちの後に来て、彼らを助けるべく参入する。
最後はヒビキを遠くに飛ばす為に足で飛ばして義足が壊れ、すべてが終わって再び戻った。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『第72回ベルリン国際映画祭』にて正式出品されています。
この作品は劇場版に先駆けて、Netflixにて特別に配信されました。
Netflixが金にモノを言わせて先行配信した渾身の一作だが、いつものようにやってくれました。
いわゆるセカイ系の部類に入る作品で、主人公とヒロインの関係が世界の命運を決めるという薄ら気持ち悪いジャンルとなります。
何度も書いていますが、POV手法に並ぶぐらい、個人的にセカイ系の作品は好きになれません。
その理由として、なんで赤の他人のクソどうでもいい恋愛模様に自分の運命を預けないといけないのか、一切納得できないから好きになれません。
ただ、映像については一流と言っても過言じゃないぐらい、圧倒的な美しさで魅了してくるところだけは素晴らしいと思いました。
脚本の一人に虚淵玄が名を連ねる時点で期待できないと思ったが、素晴らしい映像の足を見事に引っ張っていました。
セカイ系が嫌いは別にしても、ストーリーやキャラクター、世界観についても何一つ心に響いてこない残念すぎる内容でした。
どうでもいい世界観と設定、勝手に繰り広げる登場人物たちのやり取り、観ている側をまったく意識しない勝手な展開に面白さをどこで感じればいいのか分からない。
勝手に登場人物たちの中で物語が進んでいくと、観ている側として置いていかれていて、クライマックスに向かっても思うところは何もありません。
あれだけの素晴らしい映像なのに、カバーできないだけのマイナスを脚本が与えているので、映像のクリエイターたちは不憫でならないです。
泡の説明はなく、ウタの存在について謎のままで、パルクールの意味もなく、いろんな要素を詰め込んでいるのに、何一つ上手く連動していないのは逆にスゴイと思いました。
これから劇場公開されるようだが、爆死は確定しているだろうけど、Netflixが資金提供しているから問題ないだろう。
とにかく、セカイ系は一般受けしないので、映像のクリエイターたちも早く気づくべきです。

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