作品データ
公開年月 | 2019/07/19 |
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ジャンル | アクション/ホラー |
原作 | 石田スイ 『東京喰種/トーキョーグール』 |
監督 | 川崎拓也、平牧和彦 |
脚本 | 御笠ノ忠次 |
製作 | 永江智大、福島大輔、ほか |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
不慮の事故で半喰種となったカネキは、喰種たちの憩いの場となっている喫茶店“あんていく”に居場所を見つけて穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、カネキの前に月山習という男が現れ、トーカの忠告にも関わらず彼の招待で“喰種レストラン”に呼ばれていた。
しかし、月山の正体は美食家(グルメ)と呼ばれ、異常なこだわりを持つ喰種でカネキを食したという恐るべき欲求を抱いていたのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は大ヒットした漫画原作の続編となります。
前作でヒロインのトーカを演じた清水富美加は出家騒動により降板し、本作では山本舞香が役を引き継いでいます。
残念ながら原作の方はまったく知らないし、アニメ化もされているが観ていません。
従って予備知識はほとんどなく、前作に関しても内容が完全に消え去っています。
なので、続編である本作から新鮮な気持ちで鑑賞しますが、前作のあらすじもなく説明不足すぎて原作ファンじゃないと付いていけません。
主人公は典型的な葛藤を持つネガティブな思考で面白味はなく、ヒロインは交代したせいか無表情でこちらも面白味がない。
周囲の喰種たちも見た目は人間そのもので違いが分からず、ヴァンパイアの設定として考えて補完していました。
とにかく、邦画のダメな部分を詰め込んだようなテンポの遅さ、アクションのキレの悪さと迫力のなさなど、多分だが前作と比べて劣化している。
主人公であるはずのカネキの存在も物語の中心にいながら、ラストではほとんど意味がなくなってしまった構成も悪かったです。
唯一、本作で魅力を放っていた松田翔太が演じる月山は良かったけど、そのキャラクターの良さをフル活用できていません。
本作がもっと面白くできた要素はあったけど、なぜか無視してワザと悪い部分を目立たせたような印象を持ちました。
単純に主人公のカネキの特別な存在を変態的な美食家の月山が追い求めるだけの構図にして、あとは巻き込まれるような形にすればいい。
それをなぜか他力本願のキャラクターに託してしまい、本作における中心人物のカネキと月山の対決が薄れてしまったと思う。
交代したヒロインがメインに据えたのも失敗だし、続編を意識してキャラクターを次々と投入して説明不足を更に増長しているだけでした。
前作が記憶からキレイに消え去っている事から、本作も記憶から消えるのは時間の問題になるだろうと思うぐらい微妙でした。
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