【オキシジェン】VD-545

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あ行

作品データ

公開年月 2021/05/12
ジャンル SF/ファンタジー
原作 なし
監督 アレクサンドル・アジャ
脚本 クリスティ・ルブラン
製作 アレクサンドル・アジャ、グレゴリー・ルバスール、ほか
製作国 フランス、アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

極低温のユニットで目を覚ました記憶のない女性は、状況が掴めず一時的にパニックとなる。
冷静さを取り戻して状況の把握をしようと、医療インターフェースの「ミロ」から情報を取りながら警察に通報する。
ユニット内の酸素が残り35%になって女性の名前がエリザベット・ハンセンと判明し、なんとか脱出しようと試みるのだった。

登場人物&出演者

リズ/エリザベット・ハンセン(演:メラニー・ロラン)

近年の出演作に『6アンダーグラウンド』、『ミアとホワイトライオン/奇跡の1300日』などがあります。

主人公。オミクロン267という名前で登録され、目を覚ましたら見知らぬ極低温のポッドに収容されていた。

目を覚ました時はパニック状態になっていて、状況が把握できず更にパニックを引き起こした。
ようやく落ち着いて人工知能のミロに色々と聞き出すが、記憶が曖昧で自分の名前が思い出せず。
記憶が断片的に蘇ってくるも混乱し、電話をかけてモロー警部が出てくると助けを求めていた。
何度もパニックを起こす中、断片的な記憶からレオと結婚して子作りについて思い出していた。
レオの電話番号にかけるも女性に拒否され、モロー警部に話すも存在しないと言われていた。
今度は拒否された女性から電話を受け、14光年先にある惑星への移住に参加していると知った。
酸素が残り少なくなって、自分がクローンだと知ると、同じ存在だったレオに伝言を録音する。
最後は他のポッドから酸素を供給させ、冷凍睡眠に入ると、数年後に惑星へたどり着いた。

レオ・ファーガソン(演:マリック・ジディ)

代表作に『焼け石に水』、『PLAY/25年分のラストシーン』などがあります。

リズの夫で科学者。断片的な記憶から思い出として登場し、リズと一緒に科学賞を受賞していた。

断片的な記憶から何度か登場するが、徐々に体が弱っていく様子を映されるも特に触れられない。
ピアノを弾く特技を持っていて、リズの断片的な記憶から必死に弾いている姿が映し出される。
実は人類を追い込んだウイルスにかかってしまい、治療もできず悪化して結局は死亡した。
クローン技術で同じリズとともに新たな惑星を目指していて、小惑星の衝突で生き残っていた。
最後は宇宙船が目指した14光年先の惑星に到着し、生き残ったリズとともに新たな人生を歩む。

ミロ(演:マチュー・アマルリック)

近年の出演作に『サウンド・オブ・メタル/聞こえるということ』、『永遠の門/ゴッホの見た未来』などがあります。

医療インターフェースオペレーターの人工知能。冷凍睡眠から目を覚ましたリズをサポートする。

あくまでリズの生体機能を維持するようにプログラムされ、無茶をしないように監視している。
リズからの質問について素直に情報を渡すが、彼女が何者か細部まで説明をまったくしない。
警察に電話をするように言われて繋げるが、興奮状態になる彼女に鎮静剤を何度も勧めていた。
ブチ切れたリズが破壊行為をすると警告するが、その後も彼女の質問に対して普通に答えていた。
最後は酸素がなくなるリズの指示で他のポッドから供給させ、彼女を冷凍睡眠へ戻していった。

モロー警部(演:エリック・ハーソン・マカレル)

代表作に『マイ・ファミリー/遠い絆』、『君を想って海をゆく』などがあります。

意識を取り戻したリズから連絡を受け取った警察。リズから午前2時に通報を受けて対応していた。

リズの居場所がなかなか見つける事ができず、必死に部下と探し回るも酸素がピンチと知った。
一度通信が切れてしまい、復活すると、リズを落ち着かせようとして誰かと会話をしていた。
実は地球が滅ぶ運命にあると政府が黙っていて、リズから情報が漏れないように指示を受ける。
最後は何か隠している事を怪しまれたリズから通信を切断され、それ以降は繋がらなかった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はワンシチュエーション系となっていて、ずっと主人公のリズが閉じ込められたポッドが舞台となります。
これはライアン・レイノルズが主演した『[リミット]』と同じようなタイプで、閉じ込められた状況から脱出する内容となります。
都合よく主人公の記憶がなくなっているので、鑑賞する側と気持ちをリンクさせる為に状況を徐々に理解していく展開でした。
物語の大半を主人公がパニック状態になっていて、ひと通りやってから冷静になって、そこから物語が進んでいきます。
リアリティと緊張感を出そうとしているが、パニックを起こす度に観ている側としてイライラしか募りません。
パニックになっても何も解決しないと誰でも分かるので、それを何度も繰り返してくると、せっかく面白く感じるところで萎えてしまう。
断片的な記憶から状況を整理していくが、主人公より観ている側の方が冷静なので、どのような状態なのかすぐに分かってしまう。
あまりにも遠回りな事をしている主人公にイライラさせられるが、まさかの壮大なスケールには少しだけ予想を上回っていた。
主人公を演じるメラニー・ロラン以外は映像やフラッシュバックだけでしか登場せず、ほとんど彼女しか映っていません。
必然的に顔のアップが多いので、誰がみても飽きないキレイな人を起用されているけど、これがブサイクなオッサンなら誰もみないだろう。
もし、主人公のパートナーであるレオが主人公ならば、鑑賞するのはかなり厳しいかもしれない。
ラストでの映像はNetflixのオリジナル映画によくある美しさを出しているが、解決方法が少しマヌケなのは仕方ないだろうか。
これを劇場公開すると批判が集中されるだろうが、あくまでNetflixのオリジナル映画として許される結末だったのかもしれない。

コメント

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