【アンタッチャブルズ:ザ・リターン】VD-719

スポンサーリンク
アクション

作品データ

公開年月 2022/05/06
ジャンル アクション/コメディ
原作 なし
監督 ルイ・レテリエ
脚本 ステファーヌ・アザンジャン
製作 エリック・アルトメイヤー、ニコラス・アルトメイヤー
製作国 フランス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ウスマン・ディアキテ警視正は何もかもが正反対のフランソワ・モンジュ警部と10年ぶりにコンビを組む事になる。
地方の町を捜査し始めるウスマンとフランソワは、平凡な事件だと思って油断していた。
しかし、実際は事件の背後似過激な思想を持つグループによる巨大な陰謀が隠されていると二人は知るのだった。

登場人物&出演者

ウスマン・ディアキテ警視正(演:オマール・シー)

近年の出演作に『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』などがあります。

主人公。パリ警察の警視正でシングルファーザー。反骨精神の持ち主で、強引な捜査方法を広報部が目をつける。

結果的に犯罪者を逮捕した動画が好評を得て、上司から警察の顔として密着取材をされた。
死体を見つけたフランソワと再会し、事件を捜査したい彼と再び組んで地方の町まで向かう。
捜査で移民を排除しようとするファシストと売人の存在が判明し、市長の関与を知っていく。
最後はアリスの裏切りに対処し、市長を逮捕して警察の顔をフランソワに譲って相棒に戻る。

フランソワ・モンジュ警部(演:ロラン・ラフィット)

代表作に『アンタッチャブルズ』、『天国でまた会おう』などがあります。

ウスマンの元相棒。両親が資産家で同居している。ロースクールを出ているエリートで自意識過剰な性格を持つ。

元は犯罪課にいたが、同僚たちを見下すような態度の悪さから管区に異動させられてしまう。
両親を出迎えた時に死体を発見し、ウスマンと再会を果たし、自分の事件だと主張して同行。
ウスマンとは対立しながらも友情を再構築していき、移民を狙う市長の悪事を暴こうとする。
最後は市長たちの気を引く囮役をやって逮捕に成功し、ウスマンから警察の顔を譲られた。

アリス・ゴーチエ副警視正(演:イジア・イジュラン)

代表作に『サンバ』、『ロダン/カミーユと永遠のアトリエ』などがあります。

地方の女性警察官。パリで見つかった死体の捜査へ来たウスマンとフランソワを出迎えた。

警視正から認めてもらっておらず、秘書のような扱いにウスマンたちに不満を漏らしていた。
ウスマンとフランソワとの捜査でセキュリテックの社員が犯人と分かり事件の解決で別れる。
その正体は市長の思想に同調し、犯罪を撲滅するテロ行為をやらせる為にウスマンと対決。
最後は市長と逃げ出すもウスマンたちの追撃で車が横転し、救急車に運ばれる事になった。

メルシエ警視正(演:ステファヌ・ペゼラ)

代表作に『フランス特殊部隊RAID』、『9人の翻訳家/囚われたベストセラー』などがあります。

地方の警察署のトップ。パリで発見された死体の捜査に来たウスマンとフランソワに顔を合わせていた。

アリスを秘書のような扱いをしていて、不満を持たれている事について自覚していない。
ウスマンたちの捜査でセキュリテックの警備員の関与が発覚し、事件の解決で二人を見送る。
その正体は市長をリーダーとするファシスト集団の一員で、裏工作で犯罪を封殺していた。
最後はファシストの集まりに乗り込んだウスマンたちの襲撃を食らい、そのまま逮捕された。

ゴラン・ユディク(演:ジョー・プレスティア)

代表作に『ファム・ファタール』、『アレックス』などがあります。

セキュリテックの責任者。社員たちは屈強な男たちで占めていて、ジムではトレーニングに励んでいた。

捜査の為にやって来たウスマンとフランソワたちの前に来て、彼らの質問に対して答えた。
社員が死体に関わっている犯人と言われ、フランソワがロッカーから銃を発見し逮捕された。
裏工作していたメルシエ警視正や市長のおかげで釈放され、余裕の態度で警察署から帰った。
最後はファシストの集まりを襲撃したウスマンたちを追うが、頭部が切断されて死亡した。

アントワーヌ・ブルナー市長(演:ディミトリ・ストロージュ)

代表作に『ある夜のセックスのこと/モントリオール、27時』、『ベル&セバスチャン』などがあります。

地方の町で市長を務めている。フランス万歳党の党首。町から犯罪を排除しようとテレビで訴えている。

町から出た犯罪者の捜査に来たウスマンとフランソワを出迎え、地元の強い酒を奢っていた。
捜査をしていたウスマンたちに怪しまれ、勝手な自宅の捜査で移民へのテロ行為がバレる。
フランスを守りたい過剰な愛国心を持つ集団のリーダーで、爆破テロで移民の排除を目論む。
最後はウスマンとフランソワの追撃を食らい、テロ行為が明るみになって逮捕されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は2012年に公開された『アンタッチャブルズ』の続編となります。
残念ながら前作を鑑賞していないが、本作から普通に鑑賞しても問題がないと思います。
典型的なバディ映画という感じで、性格が正反対とも言える刑事コンビの王道的なアクションコメディと言えるだろう。
オマール・シーは真面目で女性に奥手、死体が苦手だが、格闘家相手に勝てるほどの実力を持っているキャラクターを演じる。
それに対して、相棒となるロラン・ラフィットは女性をすぐに口説く軟派な性格で、同僚たちから嫌われるほど高飛車な態度のキャラクターを演じる。
このようにどう見ても性格が合わないだろう二人であるが、腐れ縁とも言えるような関係性が物語の中心にあります。
本来なら、こういう作品というのは90分ぐらいが妥当だけど、120分という長尺になっていて、バディ映画の良さを出そうとしていました。
ただ、これが少し冗長気味になってしまい、事件の黒幕はすぐに分かるのにテンポがあまり良くないのは致命的なところでした。
それでも、刑事コンビの性格が合わなくても再構築される友情は微笑ましく、二人の信頼関係が伝わってくる作品となっています。
移民の問題はフランス国内だけじゃなく、EUを含めた大きな問題となっていて、それを根底にしているところも社会派のイメージもあります。
やはり、本作は他のバディ映画と同じく、90分ぐらいの内容に凝縮するべきであり、もっと二人の違いをいい意味で過激に描写した方が印象に残ると思います。
全体的に可もなく不可もないという内容になっていて、次の作品を作るには少しハードルが高いと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました