【死霊屋敷/シークレット・マツシタ】RE-3645

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洋画

作品データ

公開年月 2014/09/18
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ドリアン・フェルナンデス=モリス
脚本 ドリアン・フェルナンデス=モリス、パコ・バルダレス、ほか
製作 ドリアン・フェルナンデス=モリス
製作国 ペルー
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ペルーの首都リマに存在する日系人の家族が住んでいた伝説の幽霊屋敷。
ある日、その“マツシタ邸と”と呼ばれる幽霊屋敷に撮影隊が潜入取材するが、謎の失踪を遂げてしまう。
6ヶ月後、撮影隊のビデオデータが発見され、その中に失踪事件の想像を絶する真相が収められていたのだった。

登場人物&出演者

ファビアン(演:ブルーノ・エスペホ)

代表作に『Desaparecer』などがあります。

ドキュメント番組の進行役。喘息持ちで吸引器を定期的に使用する。他のクルー同様に幽霊を信じていない。

過激な映像を撮ろうとしてカメラの前で解説し、オスカルにマツシタ邸の状況を聞いていた。
オスカルの交信でライトが壊れ、ビビっていたヒメナの代わりに機材を回収し幽霊を目撃。
ヒメナが姿を消して家の中を探すも、女主人の幽霊に憑依されたヒメナがルイスたちを誘拐。
最後は憑依されたヒメナの正気を取り戻させるが、自身が憑依され彼女を殺害し自殺した。

ヒメナ(演:ルピタ・モーラ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ドキュメント番組のプロデューサー。幽霊をまったく信じておらず、マツシタ邸なら良い映像が撮れると確信している。

マツシタ邸に入っていくと、ファビアンに進行させながら、機材を設置する場所を選別した。
準備不足だと文句を言うルイスと口論になるが、ファビアンが仲裁に入って仕方なく止めた。
オスカルの交信中に日本刀を見つけ、ポルターガイストが起きたと同時に姿を消してしまう。
最後は女主人に憑依されルイスとオスカルを殺し、正気を取り戻すもファビアンに殺された。

ルイス(演:エドゥアルド・ラモス)

代表作に『Sex, Love & Salsa』、『オーシャンズ8』などがあります。

ドキュメント番組のカメラマン。幽霊をあまり信じておらず、今回の撮影について準備不足だと不満を持つ。

マツシタ邸に入って、ヒメナの指示を受けて各部屋に暗視カメラを設置しながら文句を言う。
途中で恋人と電話をして愚痴をこぼしながら、ヒメナから撮影が始まるとして戻っていった。
オスカルの交信でヒメナが姿を消し、パニック状態となって彼を責めて一人で暴走を始めた。
最後はファビアンたちを放置して家を出ようとして、女主人に憑依されたヒメナに殺された。

オスカル(演:ウィリー・グティエレス)

代表作に『Diarios de motocicleta』、『Macho Peruano Que Se Respeta』などがあります。

歴史学者が紹介した霊能者。子供の頃から幽霊と交信をしていて、マツシタ邸について昔から興味を持っていた。

マツシタ邸に入っていくと、霊能力を使って霊的なエネルギーを探って撮影クルーに説明。
本格的に撮影が始まって異変が起こると、女主人に幽霊と交信しようと試みるも失敗する。
ヒメナが姿を消して、パニック状態になったルイスに責められるが、女主人の言葉を聞いた。
最後は女主人が不倫でできた赤ん坊を見つけるが、憑依されたヒメナによって殺害された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は2013年9月にペルーのリマで実際に起きた出来事を実写映画化しています。
この作品はペルーで製作され、本国で興行成績初登場第1位を記録しています。
実話をベースにしたホラー映画は決して珍しくないが、なんと言ってもペルー産というところが希少だと言えるだろう。
それにサブタイトルとなっている「シークレット・マツシタ」から分かるように、日系人が物語に深く関わっています。
まず、南米には多くの日本人が移民していて、今では日系人が当たり前のようにいて、ペルーもその中でも多い方だと思います。
本作では日系人が最後に住んだ家に幽霊がいると言われていて、それが真実か確かめる為にドキュメント番組の撮影クルーがやって来るという。
あくまで面白い映像が撮れてしまえばいいと考えていて、基本的に幽霊を信じてないような状態で撮影に臨んでいます。
当初は不気味な雰囲気だけの撮影になっていて、そこから徐々に幽霊が自分の存在を主張するような超常現象を起こしていきます。
ここら辺の恐怖演出について、アメリカン・ホラーの音や映像で驚かせるようなモノじゃなく、ジワっと現れるような感じで、まさにジャパニーズ・ホラーに近いと感じました。
これは上手く不気味な雰囲気の家と相まって、ペルー産にホラー映画として大ヒットしている意味が分かってきます。
ただ、超常現象が起きる原因が少し強引な印象を持ってしまい、そこはもっと詳しくエピソードを語って説明して欲しかったです。
終盤に差し掛かると幽霊が物理的な攻撃を始めると、それまであったジャパニーズ・ホラーからアメリカン・ホラーに切り替わって一気に胡散臭くなってしまった。
どうせなら、最後までジャパニーズ・ホラーの雰囲気を保ったまま貫いて欲しかったです。

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