作品データ
公開年月 | 2016/06/24 |
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ジャンル | パニック/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ジャウム・コレット=セラ |
脚本 | アンソニー・ジャスウィンスキー |
製作 | リン・ハリス、マッティ・レシェム |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
亡き母が教えた秘密のビーチに医大生のナンシーは、休暇を利用して訪れていた。
母に先立てられた父と幼い妹の世話、医師となる為の勉強漬けの日々から解放されたナンシーは束の間の安らぎを得る。
そんな時、一匹のサメによりナンシーは足を負傷し、大量の出血しながらも孤立した岩場に泳ぎ着くも絶望的な状況に追い込まれるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『フライト・ゲーム』や『ラン・オールナイト』で知られるジャウマ・コレット=セラが監督を務めています。
演技派俳優だったリーアム・ニーソンをアクション俳優に変えたジャウマ・コレット=セラ監督によるサメ映画となります。
そんなサメ映画の主人公のナンシーをを務めるのは、世界中の女性からファッションで注目されるブレイク・ライヴリーです。
ジャンル映画として大きく成長しているサメ映画ですが、主に二つのパターンで分ける事ができます。
まずは『ジョーズ』の流れを汲む正統派でシリアスな作品と、『シャークネード』を代表としたぶっ飛んだ作品という感じになります。
前者についてはそれなりに製作されるが、サメ映画というジャンルのせいで基本的に安っぽい内容になってしまいます。
後者は完全に開き直っていて、それがまた持ち味になっていて、サメ映画ファンはこちらの方を好んでいる場合が多いです。
本作は前者のパターンとなっていますが、登場人物は主人公を含めて片手で数えられる程度しか出てきません。
しかも、ほとんどが主人公とカモメ、それにホオジロザメしか映っていない事が多いです。
それでも、主人公を演じるブレイク・ライヴリーのボロボロになりながらも必死に闘おうとする姿が勇ましいです。
最初は単純に亡くした母の思い出の地で現実を忘れる為に来たが、まさかのホオジロザメとの遭遇に不運もいいところでした。
絶望的な状況でも諦める事をしない主人公の強さがあったからこそ、ラストでホオジロザメを倒すシーンにも説得力がありました。
物語としては非常に単純で小難しい事はやっていないが、主人公の強さと鬼気迫るホオジロザメ、癒しとなるカモメのスティーヴン・シーガルの存在も良かった。
本作は新たなサメ映画の傑作と呼ばれている意味としても悪くない作品だと思います。
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