【サイコハウス/血を誘う家】RE-3785

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2020/07/24
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 デイヴ・フランコ
脚本 デイヴ・フランコ、ジョー・スワンバーグ
製作 デイヴ・フランコ、エリザベス・ハガード、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

休暇に海辺のゲストハウスをインターネットでレンタルしたチャーリーとミッシェルの夫婦と、友人であるジョシュとミナのカップルが訪れる。
アルコールとドラッグでハメを外した彼らだが、シャワー室にカメラが仕掛けられている事を発見し、管理人が自分たちを覗いているのではないかと疑い始める。
チャーリーとミナの浮気現場をカメラで撮られ警察が呼べない中、様子を見に来た管理人に4人の疑いが暴力となって殺してしまい、事態は思わぬ方向に転がるのだった。

登場人物&出演者

ミナ・モハマディ(演:シェイラ・ヴァンド)

代表作に『アルゴ』、『トリプル・フロンティア』などがあります。

ジョシュの恋人。中東系のアメリカ人。チャーリーと同じ会社で働き、才能が開花して順調に進んでいた。

ジョシュを心の底から愛していて、チャーリーとともにネットでゲストハウスを選んでいた。
予約を拒否された事で人種差別を疑い、ゲストハウスに到着してテイラーの態度にキレた。
チャーリーと浮気をして盗撮していると知って、隠そうとするが管理人の死で事情が変わる。
最後はジョシュが殺されて一人だけに森へ逃げるが、霧で前が見えず崖下に落ちて死亡した。

ジョシュ(演:ジェレミー・アレン・ホワイト)

代表作に『アフタースクール』、『アフター・エブリシング』などがあります。

チャーリーの弟でミナの恋人。過去に暴行事件を起こして刑務所送りになり、出所して仕事がないような状態。

兄と一緒に働くミナの才能を高く評価しているが、逆に自分が捨てられると危惧している。
ミナと揉めていたテイラーのところに駆けつけ、容赦なく殴り倒し兄がなんとか止めていた。
テイラーが死んでいると発覚すると、兄の提案で遺体を海に投げ捨ててウソをつくと決める。
最後は兄とミナの浮気する映像を見てブチ切れ、現れた犯人によってあっさりと殺された。

チャーリー(演:ダン・スティーヴンス)

近年の出演作に『ジェイコブと海の怪物』、『アイム・ユア・マン/恋人のアンドロイド』などがあります。

ミッシェルの夫。刑務所を出たばかりの弟を心配している。同僚であるミナの仕事でパートナーを組んでいる。

週末にみんなでゲストハウスに行く予定を立てるが、人種差別を受けるミナに同情していた。
妻と弟が先に寝てしまうと、以前から気になっていたミナと浮気するも盗撮されたと知る。
テイラーが犯人と決めつけたミナが揉めて、ジョシュが殴り倒して止めるも死を確認した。
最後は浮気を知って車で出た妻を助けに行くが、待っていた犯人によって殺されてしまう。

ミッシェル(演:アリソン・ブリー)

近年の出演作に『ハピエスト・ホリデー/私たちのカミングアウト』、『ホース・ガール』などがあります。

チャーリーの妻。夫と共働きで忙しい日々を送っている。ゲストハウスを予約したと聞いてウキウキとなる。

ゲストハウスでミナとテイラーが揉めるもすぐに落ち着かせ、ドラッグを持ってきたと話す。
先に寝てしまうと夫とミナの浮気を知らず、翌日にはジョシュから女性遍歴を聞いて疑う。
テイラーが死んで隠そうとする夫の態度に驚き、ミナとの浮気を知って車で飛び出した。
最後は仕掛けられたスパイクで車が木に衝突して、犯人によって呆気なく殺されてしまう。

テイラー(演:トビー・ハス)

代表作に『ハロウィン/2018年版』、『炎のデス・ポリス』などがあります。

ゲストハウスの管理人。オーナーである兄の代わりに管理を任せられている。人種差別的な態度を見せる。

チャーリーたちがゲストハウスに来ると、威圧的な態度を見せながら家の中を案内する。
ミナから予約の拒否について理由を求められるも、小バカにした笑顔を浮かべていた。
盗撮をミナから言われても知らず、通報しようと揉めて駆けつけたジョシュに殴り倒された。
最後は盗撮者に窒息死させられ、チャーリーたちが隠蔽しようと遺体を海に捨てられた。

盗撮者(演:アンソニー・モリナーリ)

代表作に『パパ:ヘミングウェイの真実』、『フォーエバー・パージ』などがあります。

何も語らない白人の男。ゲストハウスを一人で借りて、鍵を複製して各場所に盗撮用のカメラを仕込む。

チャーリーたちがゲストハウスにやって来ると、シャワー室での浮気現場を録画していた。
疑われたテイラーが殴り倒されると、それを利用する為に彼を窒息死させて問題を悪化する。
車で出たミッシェルを殺害し、助けようとしたチャーリーも殺し、ジョシュとミナも殺した。
最後はすべての盗撮カメラを撤去し、新たなゲストハウスを借りて同じ事を繰り返していく。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『ヴァインランド・ドライブイン・シアター』にてプレミア上映された作品です。
この作品はジェームズ・フランコの弟で、俳優としても活躍しているデイヴ・フランコが監督、共同脚本、製作を務めています。
デイヴ・フランコにとって映画初監督作品であるけど、なぜこのような地味で面白くない感じにしてしまったのか。
ラストから逆算しているのは分かるけど、その下準備に時間のほとんどを使って、盛り上がる部分は数分というオチはあまりにもヒドイだろう。
さすがに登場人物たちに問題のない人間関係だと物語にならないから、無理やり問題を作り出しているようにしか見えない。
あれだけ時間をかけているのに個々の状況が推測程度に留まる感じになっていて、ラストのオチの為だけに出てきたような印象しかなかった。
冒頭で中東系の登場人物に対する人種差別が目立っていたが、それも単なる疑いを生む為だけに利用されている感じしかなかった。
全体的にラストの為に用意された筋書きをなぞっているだけでオリジナリティがなく、ストーリーにも面白さがまったくないと感じました。
登場人物たちの過ちは自業自得であり、そもそもドラッグを平然と持ち込む時点で少しムリのある展開だと思いました。
そうなると、アメリカ人は休日だとみんな当たり前のようにドラッグでもやっているのかと、悪いイメージしか持たなくなってしまう。
それに盗撮している犯人は何がしたいのか明確な動機が描かれず、こちらも推測するしかないようなオチになっている。
多分、犯人は単純に盗撮する事が好きだが、バレてしまうと強硬手段を取って全員を抹殺するというサイコな設定だろうと思わせる。
それにしても、視点を完全に間違えており、こういうタイプの作品は大体が犯人の視点だから本作のような感じだと中途半端になるという証明になっている。
デイヴ・フランコは映画監督としてよりも、しばらくは裏方で勉強をして面白い映画の作り方でも勉強した方がいいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました