作品データ
公開年月 | 2019/10/25 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | デニソン・ラマーリョ |
脚本 | デニソン・ラマーリョ、クラウヂア・ショウヴィン |
製作 | ノラ・グラール |
製作国 | ブラジル |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ステニオはたった一人で凶悪犯罪が多発する大都会の死体安置所で夜勤をしている。
そんなステニオには人知れず死体と日常的に会話する能力を持っていた。
ある時、ステニオには死者から彼自身にまつわる秘密を明かされ、それは命を危険にさらす事態を招く事になるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2019』にて上映されました。
最近ではアメリカやヨーロッパだけじゃなく、ブラジルなどを含めた映画のイメージがあまりない国の作品を鑑賞する機会が増えています。
そんな本作はハリウッドやボリウッドと違った面白い設定のホラー映画となります。
死者と会話をするというのは決して珍しい設定じゃないが、本作の主人公は死体の方と普通に会話する事ができます。
超常現象とも言える状況であるけど、主人公が当たり前のように会話しているから、怖さよりも面白い設定の方が目立っていました。
主人公は会話を通じて誰も知り得ない情報を手にするが、それを自分の為に利用せず、あくまでできる影響のない範囲だけしか話しを聞かない。
しかし、主人公の妻が不倫している事から、ギャングの情報を使って相手を殺させようとして誤算で妻も殺されるという。
とにかく、この主人公の妻は最初から最悪な性格の持ち主で、死んでから夫を逆恨みする悪魔とも思えるような所業をします。
中盤までは主人公の死体と会話する面白い展開でしたが、妻の不倫が分かって陥れるところから一気に胡散臭くなりました。
なぜか妻が恐ろしい存在になって、子供たちを連れて行こうとするとワケの分からない展開になってしまった。
主人公の死体と会話ができる能力に必然性がなく、当然のように解明もされず、結局は妻のワケの分からない呪いでダラダラしてしまう。
せっかくの良い設定をまったく使い切れず、古典的なホラー映画に収まってしまったのは非常に残念でならなかったです。
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