【MEG/ザ・モンスター】VD-219

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洋画

作品データ

公開年月 2018/08/10
ジャンル パニック/アクション
原作 スティーヴ・オルテン 『Meg:A Novel of Deep Terror』
監督 ジョン・タートルトーブ
脚本 ディーン・ジョーガリス、ジョン・ホーバー、ほか
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、コリン・ウィルソン、ほか
製作国 アメリカ、中国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

大陸から200キロ離れた海洋研究施設から潜水した探査船が道の海溝を発見するが、喜びも束の間、船は道の海域で消息を絶った。
潜水レスキューのプロであるジョナス・テイラーは救助に向かった矢先、生物学の常識を超えた巨大なサメのMEGに遭遇する。
絶滅したはずの巨大なサメは船を破壊し、研究施設を壊滅させ、ジョナスが率いるチームはこの危機をなんとか乗り越えようとするのだった。

登場人物&出演者

ジョナス・テイラー(演:ジェイソン・ステイサム)

近年の出演作に『ワイルド・スピード/ICE BREAK』、『メカニック:ワールドミッション』などがあります。

主人公。潜水レスキューのスペシャリスト。過去に原子力潜水艦で仲間を犠牲にしている。

ヘラーによって精神異常者と言われるが、原子力潜水艦を襲ったのは巨大な生物だと訴える。
元妻のローリーが乗った探査船が沈み、マックとチャン博士がやって来て救助に応じる。
もう一匹のメガロドンに襲われると、すぐにスーインやチャン博士を助ける行動に出ていた。
最後はもう一匹のメガロドンを殺す作戦を指揮し、生身で挑んで見事に殺す事に成功した。

スーイン・ジャン(演:リー・ビンビン)

近年の出演作に『ガーディアンズ:呪われた地下宮殿』、『魔界戦記/雪の精と闇のクリスタル』などがあります。

ヒロイン。海洋研究所「マナ・ワン」の責任者チャン博士の娘。ジャックへの案内役をする。

ヘラー医師がジョナスに下した診断を信じていて、勝手に一人で探査船の救助に向かう。
ジョナスに助けられるも、トシが犠牲になった事を責めていたが、後から反省して謝罪する。
海上でメガロドンを殺す計画で麻酔薬を撃ち込む役となるが、結局はまたジョナスが助ける。
最後は救助艇でメガロドンを殺す作戦に参加するが、海に投げ出された娘とDJを助けた。

メイイン・ジャン(演:ソフィア・ツァイ)

代表作に『あの場所で君を待ってる』などがあります。

チャン博士の孫でスーインの娘。中国語でジャックをからかうスーインの言葉をごまかす。

父親がピラティスの指導員として別居するが、悲しんでいる母親の言葉を理解していた。
ずっと海洋研究所にいるせいで施設を良く知っていて、救助艇についても知識を持っている。
研究所で一人遊んでいると、深海からやって来たメガロドンを目の前で見てビビってしまう。
最後は船から海へ避難したDJのパニックを必死に抑え、スーインが迎えに来て助かる。

ジャックス・ハード(演:ルビー・ローズ)

代表作に『バイオハザード:ザ・ファイナル』、『トリプルX:再起動』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」ではエンジニア兼設計技師。ジャックの挨拶を笑顔でかわした。

探査船の状況を随時観察していて、救助に向かおうとするジョナスに情報を提供していた。
海上で船が襲われ、メガロドンを殺す計画になぜか参加し、ゲージの強度を懸命に説明する。
もう一匹のメガロドンに船を壊され、海に投げ出されるとヘラーが犠牲になって助かった。
最後はもう一匹のメガロドンを殺す作戦をサポートし、棒立ち要員となって見守った。

DJ(演:ペイジ・ケネディ)

代表作に『S.W.A.T.』、『ブルマン大学/俺たち、もっこりフットボーラー/サッドランドへようこそ』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」では遠隔操作のエキスパート。大富豪ジャックに挨拶していた。

探査船から切り離されたローバーで海底を探索するも何かによって破壊されてしまう。
船が襲われたとして調査に出向き、そこでメガロドンを殺すという計画になぜか参加する。
途中でもう一匹に襲われて船が大破し、ジャックや現状に対して惜しげもなく文句を言った。
最後は文句ばっかりで海に投げ出されるが、メイインに注意されてスーインに助けられた。

ローリー・テイラー(演:ジャシカ・マクナミー)

代表作に『ラブド・ワンズ』、『君への誓い』などがあります。

ジョナスの妻。探査船の操縦士。過去に反捕鯨船の活動をして、手製の地雷で沈めている。

探査船でチャン博士の理論を証明するが、直後に襲われて研究所との通信を絶たれてしまう。
なんとか修理して電源を復旧させるが、またも襲われた反動で工具によって負傷する。
救助にやって来たジョナスに助け出され、研究所の医療室にてケガの治療をして安静にする。
最後はケガの影響でメガロドンを殺す作戦に参加せず、単なる棒立ち要員として見守った。

ジェームズ・“マック”・マックライズ(演:クリフ・カーティス)

近年の出演作に『復活』、『ラスト・ナイツ』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」のチーフ。探査船の調査に間に合ったジャックたちを参加させる。

ジャン博士の理論が正しかったと分かり、探査船から見える景色を笑顔でずっと見ていた。
探査船からの通信が途切れると、唯一救助できるジョナスの助けを求めるべきだと提案した。
海上でメガロドンを殺す計画に参加するが、ゲージを用意するのに時間がかかると説明する。
最後はリーダーとなったジョナスに従い、もう一匹のメガロドンを殺す作戦を成功させた。

ヘラー(演:ロバート・テイラー)

代表作に『マトリックス』、『フォーカス』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」で医師を担当する。探査船にいるクルーたちの状態を観察する。

過去に沈没した原子力潜水艦からジョナスに助けられるが、彼を精神異常者として診断する。
ジョナスの言っていた事が本当だと証明されると、自身の間違いを認めて謝っていた。
海上で船が襲われ、メガロドンを殺す計画になぜか参加し、致死量の麻酔薬を用意する。
最後はもう一匹のメガロドンに船が壊され、ジャックスを助ける為に犠牲となって食われた。

ウォール(演:オラフル・ダッリ・オラフソン)

代表作に『LIFE!』、『誘拐の掟』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」の探査船で助手を務める。何かとトシと一緒にふざけ合っている。

目的地に到着して探索するが、何かに襲われ身動きができないと、なんとか修理をする。
死を覚悟していたトシを懸命に励まし、無事に生還できるとして彼を奮い立たせていた。
ジョナスに助けられるもトシが犠牲となり、一人だけメガロドンに対して怒りを持っていた。
最後はメガロドンを捕獲したと思ったが、油断したところでもう一匹に食われてしまう。

トシ(演:マシ・オカ)

代表作に『オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー』、『ゲットスマート』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」の探査船で助手を務める。ウォールとは気の合う友人である。

目的地に到着して探索するが、何かに襲われ身動きができないと、妻への手紙を書いていた。
ウォールの励ましもあって希望を持つが、再び襲われてまたしても絶望感に陥ってしまう。
最後はジョナスに救助される寸前、間に合わないとして犠牲になって彼らを助ける事になる。

ミンウェイ・ジャン博士(演:ウィンストン・チャオ)

代表作に『1911』、『スキップ・トレース』などがあります。

海洋研究所「マナ・ワン」の責任者。マリアナ海溝で新たな世界がある理論の証明をする。

視察にやって来たジャックを出迎え、探査船を救助するべくジョナスの説得に向かった。
トシの無念を晴らすべく海上でメガロドンを殺す計画に参加し、麻酔薬の説明をしていた。
もう一匹のメガロドンに船が壊されると、なぜか一人だけ動けないほどの大ケガをする。
最後はスーインに言葉を残していき、なぜか大ケガのせいでそのまま息を引き取った。

ジャック・モリス(演:レイン・ウィルソン)

代表作に『Gガール/破壊的な彼女』、『トランスフォーマー/リベンジ』などがあります。

大富豪。海洋研究所「マナ・ワン」に13億ドルを投資して、その状況を視察にやって来た。

探査船が見事にチャン博士の理論を証明すると、その光景を見て素直に圧倒されていた。
トシが犠牲になってチームがメガロドンを殺す計画を話す中、金儲け第一の意見を述べた。
せめて捕獲して儲けようとして計画に参加するが、あくまで口だけを出す立場を貫いた。
最後は無断でメガロドンを排除しようと勝手に動いたが、因果応報により食われてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はアメリカと中国の合作であり、スティーヴ・オルテンのSF小説を基に作られています。
サメ映画は近年目覚ましい活躍の幅を広げているが、本作は久々となるB級映画ではなく超大作となっています。
近年のサメ映画は2種類に分かれていて、大量に製作されているバカ映画に近いなんでもありの要素がある低予算映画があります。
もう一つはあくまで現存するサメを使って、その恐ろしさを伝えようとするシリアス展開の作品もあります。
前者は何も考えずに鑑賞ができて数が多く、後者は恐ろしい演出によってハラハラさせられるが数は非常に少ないです。
そんな本作は大昔に絶滅した「メガロドン」をテーマにしているが、一部では未だに生存している説もあります。
本作では世界で最も深いとされるマリアナ海溝からやって来た設定であるが、実際は謎だらけでまだまだ解明されていません。
なので、本作に登場したメガロドンがいてもおかしくないという可能性を示唆しています。
本作は近年のB級サメ映画に近い要素を持っているが、主人公がジェイソン・ステイサムの時点でかなり違います。
当然のように主人公は頼れる存在であり、唯一、メガロドンに対抗できる存在となります。
それに対して、製作国の一つである中国からリー・ビンビンがヒロインになっているが、序盤から失敗ばっかりします。
まず主人公のジョナスに仲間を見捨てた人物と評し、実際に一人のクルーが犠牲になるも彼のせいではありません。
すぐに間違いを正すも次も迷惑をかけてジョナスに助けられるなど、明らかに足を引っ張っている印象しかなかったです。
ラストでは当たり前のようにジェイソン・ステイサムが挑むが、なぜか一緒にリー・ビンビンも参戦するもほとんど役立たずでした。
結局、ジェイソン・ステイサムが生身で挑んでメガロドンの目に麻酔薬を打ち込む力業は誰もが期待していたシーンだろう。
本作は少しばかり主人公とヒロインをくっつけようとする演出が鼻についたが、多額の予算を費やしたサメ映画としてはそれなりに認められる。
しかし、同じくゾンビ映画に殴り込みをした『ワールド・ウォーZ』と比べてしまうと出来は今一つと言えると思います。
本作はジェイソン・ステイサムが主人公を張っていたプラスの要素があっただけで、他はシリアスなB級サメ映画と変わらない微妙な感じが作品を象徴していました。

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