【ザ・ラスト・マーセナリー】VD-587

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アクション

作品データ

公開年月 2021/07/30
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ダヴィド・シャロン
脚本 ダヴィド・シャロン、イスマエル・シー・サヴァーネ
製作 オリアス・パルコ、ダヴィド・シャロン、ほか
製作国 フランス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

フランス政府の下で特殊工作員だったリシャール・ブルメールは、圧倒的な戦闘力から“ザ・ミスト”と呼ばれる伝説的な存在として知られていた。
25年前に結んだ司法取引が突然解除された事により、リシャールは保護を受けていた一人息子のアーチボルドの命が狙われる為に国へ戻ってきた。
アーチボルドの特権を利用していた外務省の裏切り者と他国の王子で誤解が生じると、息子を助ける為にリシャールは急造のチームで救出と真実を暴く為に動き出すのだった。

登場人物&出演者

リシャール・ブルメール(演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム)

近年の出演作に『ネバー・ダイ/決意の弾丸』、『ザ・バウンサー』などがあります。

主人公。伝説的な存在で“ザ・ミスト”と呼ばれていた。過去に起きた作戦のせいで息子を守る為に国外で活動をしている。

息子の支援が勝手に止められた事で呼び出されると、すぐに駆けつけて助けようとした。
当初は父親として名乗らず息子との接し方が分からなかったが、次第に認めるようになる。
息子の特権を利用するシニョンとポールの取引を捕らえるも、マルグリットの裏切りに遭う。
最後は息子を含めた新たなチームの活躍でマルグリットを逮捕し、またも姿を消していた。

アーチー/アーチボルド(演:サミール・デカザ)

本作が長編映画デビュー作となります。

リシャールの息子。フェルナンドこそ父親だと認めている。国から特別に金をもらっている。

そのせいで腑抜けとなってしまい、25歳になっても車の運転ができないほど甘やかされる。
支援を止められたせいで命を狙われ、駆けつけたリシャールに助けられるも父親と知らず。
リシャールが父親だと分かると、自分を捨てたとして反抗期を出して作戦を台無しにする。
最後はポールの取引の証拠を掴む為に騙し、成功してリシャールを父親として認めた。

ダリラ(演:アサ・シラ)

代表作に『ガール・フレンド』、『旨味の旅』などがあります。

アーチーと知り合いの売人。生活費を稼ぐ為に仕方なくやっていると主張している。

金を預かっていたアーチーを訪れると、リシャールに遭遇して事情を知って協力しようとする。
アーチーを助け出したリシャールが父親と名乗らず、どうすればいいか聞かれていた。
シニョンに近寄る為の作戦にリシャールから信用されず、マルグリットに不満を持っていた。
最後はシニョンの女としてドレスアップし、ポールとの取引を進めて見事に証拠を掴んだ。

モモ(演:ジモ)

代表作に『Rendez-vous chez les Malawas』などがあります。

ダリラの兄。いつもアーチーとつるんでいる。何かと武勇伝を語っているがすべて誇張している。

支援が打ち切られた事で命を狙われるアーチーから連絡を受けて、トラックで迎えに来た。
傭兵たちから逃げる間、運転をしていると、命の危険があるとリシャールに銃を頼んでいた。
リシャールがシミョンから情報を手に入れて、裂傷を自分で縫う姿を見て気絶していた。
最後はタールギスタンの大使館で作戦に参加し、マルグリットを止めようとして倒された。

アレクサンドル・ラザール(演:アルバン・イヴァノフ)

代表作に『セラヴィ!』、『クイーンズ・オブ・フィールド』などがあります。

外務省の職員。ポールの上司として雇われる。高待遇すぎる状況に不安を持って遠慮していた。

不正に支払われる取引を見つけると、勝手に止めたせいでリシャールを呼び出してしまう。
そのせいで当局からリシャールの仲間だと思われるが、違う事が判明して逆に利用される。
実は祖父や父親が国の為に働いてきたが、自分と同じく利用されていた事に憤慨していた。
最後はリシャールたちと協力してポールやマルグリットを捕まえ、大臣に昇進を果たした。

フェルナンド(演:ミシェル・クレマデ)

代表作に『ミックマック』、『最初の人間』などがあります。

アーチーの養父。国からの支援で生活していたアーチーを甘やかす。リシャールとは秘密裏に連絡を取る。

その正体は特殊工作員で、リシャールに頼まれて彼の妻とアーチーの面倒を見ていた。
支援が打ち切られると、アーチーに危険が迫っているとしてリシャールに連絡をしていた。
実はアーチーの特権を誰にか利用されていると勘づき、独自に調査をして突き止めていた。
最後は政府が雇った特殊工作員の装置でペースメーカーを狂わされ、心停止で死亡した。

ジョワール局長(演:パトリック・ティムシット)

代表作に『歓楽通り』、『ダリダ/あまい囁き』などがあります。

政府当局の局長。昔からリシャールの活躍を知っている。過去の作戦で妻をリシャールに寝取られている。

リシャールに対して個人的な恨みを持っていて、戻ってきた彼を捕まえようと躍起になる。
なんとかリシャールを捕まえようと策を駆使していくも、すべてかわされて失敗していた。
リシャールの居場所を逆探知に成功させて、特殊部隊を率いてタールギスタン大使館に行く。
最後は一度マルグリットに撃たれるも、防弾仕様のタキシードで助かって彼女を逮捕した。

マルグリット(演:ミウ=ミウ)

代表作に『バルスーズ』、『ドライ・クリーニング』などがあります。

特殊工作員。リシャールとは古い付き合い。過去にチームを組んでいたが、今では現役を引退している状態。

情報を手に入れたかったリシャールと接触して、彼に必要なモノを用意してくれていた。
まだ現場で動けると主張して、シニョンから情報を掴む為に駆り出される失敗してしまう。
実はポールの母親で、特殊工作員に許されない家族を秘密裏に儲けてずっと隠していた。
最後はポールの尻拭いの為にやってくるが、リシャールとジョワール局長により逮捕された。

ポール(演:エリック・ジュドール)

代表作に『ドント・ダイ・トゥ・ハード』、『アラジン/悪しき王子と二人の魔人』などがあります。

外務省の職員。ラザールを上司として雇っていた。あくまでお飾りで何もしないように忠告していた。

高待遇で公用車まで用意するが、ラザールが使わないせいで代わりに使っていたという。
実はシニョンと取引をして金儲けを裏でやっていて、アーチーの特権を利用していた。
リシャールたちに尻尾を掴まれてしまい、シニョンとの取引を証拠として掴まれてしまう。
最後は母親だったマルグリットに助けられるが、ジョワール局長に悪事がバレて逮捕された。

シミョン・ノヴァク(演:ナシム・リエス)

代表作に『メイド・イン・フランス/パリ爆破テロ計画』、『エディとコークマン/バッドトリップ・イン・パリ』などがあります。

特権を持っている青年。どんな犯罪を犯してもお咎めなしで免れる。下半身に相当の自信を持っている。

その正体はタールギスタンの王子で、フランスの入国が禁止され、バレたら強制送還となる。
アーチーの特権をポールからもらっていて、その代わりとして取引をして大金を渡している。
自信満々でやりたい放題やって、ポールに対して高圧的な大声で対応する頭の悪さを露呈。
最後は正体が知られてしまい、当然のように母国へ強制送還をされる事になった。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
まさかのジャン=クロード・ヴァン・ダムがNetflixのオリジナル映画に登場するような時代となりました。
なんと言っても、本作はちゃんとしたアクションをやっているが、その上でコミカルな演出で娯楽性を増しています。
個人的な印象として、80年代や90年代で活躍してきたアクション俳優は、コミカルな内容のアクション映画に向いている。
ヴァン・ダムは還暦を迎えるような年齢であるが、まだまだ第一線のアクション映画で活躍できると分かります。
更に父親として一面を見せていくが、そこは25年もマトモに会話できなかった不器用な演出も良かったと思います。
急造のチームをなんとかコントロールしていき、着実に息子の特権を奪った黒幕を突き止めようとしていました。
ただ、難しい事はあまりなく、単純にヴァン・ダムのアクションを楽しむような作品となっていました。
スパイ映画の要素も含まれているので、何度も変装していくヴァン・ダムだが、まったく隠す事がないのは逆に面白いだろう。
本作は全体的にヴァン・ダムの魅力を軸に作られているが、他のキャラクターに関して少し弱いと感じました。
もっと活躍する場面が用意できたはずだが、なんだか中途半端な立ち回りになっていたような気がしました。
悪役についても一捻りがあるけど、そこまで驚くほどじゃなく、結末もあっさりしていたせいで物足りないと感じてしまう。
ヴァン・ダムがまだ現役でアクション映画に登場してくれるだけでも充分であり、それなりに楽しめる作品だと思います。

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