作品データ
公開年月 | 2019/11/09 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ローレンス・ファウラー |
脚本 | ローレンス・ファウラー |
製作 | ローレンス・ファウラー |
製作国 | イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
古いびっくり箱が発見され、町の博物館に寄贈されていた。
博物館で働くケイシー・レイノルズは、興味本位でびっくり箱を開けると不気味なピエロが入っていてすぐに元へ戻した。
ある日、ケイシーは収められていたはずの不気味なピエロが動いているのを目撃し、生きているはずがないと自問自答している中で惨劇が始まろうとするのだった。
登場人物&出演者

代表作に『Hallows Eve』、『Curse of the Witch’s Doll』などがあります。
主人公。アメリカ人。アメリカで学芸員をやっていたが、ロンドンへ来て再出発を図る。
ホーソーン博物館へ就職して展示されない骨董品を調べると、古いびっくり箱を発見する。
アメリカで婚約者が助けを求めるも無視してしまい、そのせいで殺されて不眠症となる。
びっくり箱から出たジャックが人を殺していると分かり、止めようとするも失敗する。
最後は封印の儀式して逮捕されるが、爪が残っていた事で失敗したと判明するも監禁された。

代表作に『The Cutting Room』、『ヘブン・イン・ザ・ヘル』などがあります。
ホーソーン博物館で働いている女性。シフトは週に三日程度で美術品に興味があまりない。
新しく雇われたケイシーを出迎えると、博物館のルールや展示されていない骨董品を見せる。
実は母親が病気でいつ死ぬか分からない状態で、眠れない毎日を過ごしているという。
ジャックにとって6人目の生贄となるが、ケイシーのおかげでケガを負うも助かった。
最後は爪が残ったせいでジャックが復活し、埋めようとしたところで箱に引きずり込まれた。

代表作に『White Dreams』、『Curse of the Witch’s Doll』などがあります。
自分の土地に埋まっていたびっくり箱を掘り返す。家に持ち帰って妻にも見せていた。
封印を解いてしまったせいでジャックが出てきて、妻を殺され、容疑者として起訴される。
殺人者と呼ばれてストレスMAXとなり、訪ねてきたケイシーを追い返そうとしていた。
びっくり箱を持っているとケイシーに言われ、家に入れて何があったのか語ってくれた。
最後は終身刑より妻殺しを認めて懲役10年と減刑されるが、未だに後悔していると話した。

本作が長編映画デビュー作となります。
ホーソーン博物館の館長。博物館には滅多に姿を見せず、来ても職員のクビを宣告する時。
書類を取りに来たついでにケイシーと初対面し、びっくり箱について褒めていた。
掃除係が行方不明となってしまい、びっくり箱のせいだとするケイシーをクビにした。
最後は作業している時にびっくり箱が作動し、肉体をバラバラにされて片足だけが残った。

代表作に『ハイヒールを履いた女』、『Dragonfly』などがあります。
地元で起きている行方不明者の捜査を担当している。博物館の掃除係について話しを聞く。
ケイシーから有益な情報を得られないが、超自然的な話しについて遠回しにヒントをくれた。
最後はレイチェルを殺したとしてケイシーを逮捕し、彼の証言をまったく信じず監禁した。

代表作に『Dark Nature』、『A Dark Reflection』などがあります。
悪魔研究家。びっくり箱に潜む悪魔についての研究をホームページに載せいている。
何度も電話を入れるケイシーを無視して、自宅にやって来た彼を仕方なく入れた。
ジャッケステマラを殺したいとケイシーの望みを知っていて、すぐにやり方を教えた。
最後はジャックの呪いを終わらせるべく、びっくり箱を誰も知らない場所へ隠せと説明した。

代表作に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などがあります。
別名をジャッケステマラと呼ばれる悪魔。びっくり箱に封印される。ピエロの姿をしている。
人間を惑わす為にピエロの姿を取るが、明らかに恐ろしい形相で常に血肉を求めている。
封印を解かれてしまうと、6人の人間を殺してびっくり箱の中へ引きずり込んでいく。
自由に動ける間は一人を殺す度に三年の寿命を得るが、その期間を過ぎたら消滅してしまう。
最後は封印の儀式をしたケイシーに箱へ閉じ込められるが、爪が残っていてリサを殺した。
感想
[個人的な評価]
本作はローレンス・ファウラーが監督、脚本、製作、編集を務めています。
近年では増えてきた“ピエロ”の姿をした殺人鬼のような怪物が登場してくれます。
こういう作品ではジャケット詐欺が多いのですが、本作はちゃんと出てくれています。
すでにジャケットで顔バレしていますが、早い段階から出てきてくれているのは製作側の自信を持っているからだろうと思います。
「ピエロ恐怖症」という言葉があるように、ピエロはホラー映画と相性が非常に良いです。
元々は実在した連続殺人鬼がピエロの格好した写真が出回り、実際の子供たちを楽しませるイメージが崩れてしまいます。
更にスティーヴン・キングの『IT』やティム・バートンの『バットマン』での悪役のジョーカーによりイメージが定着したという。
そんな本作でもびっくり箱の中から悪魔の化身となるピエロが出てくるが、奇しくも名前がジャックになっています。
これは上記に書いた殺人鬼が多重人格者で、殺人を行ったのが「ジャック」という名前の人格だと証言しています。
多分、本作はそこから着想を得てジャックにしているようで、そこら辺の設定はそれなりに練っている印象があります。
しかしながら、びっくり箱から出てくるのは滑稽に見えてしまい、ピエロの造形はそれなりでやっている事は小さすぎました。
あくまで博物館の中だけでしか人を襲っていないし、すべて腕力と箱の状態で吸い込むぐらいでバリエーションが少なすぎました。
ちょっとばかり期待感が大きかっただけにイギリス映画なので、地味になってしまったのは非常に残念でした。
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