【ザ・ディープハウス/湖底からの呪い】VD-905

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月2021/06/30 
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
脚本 ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
製作 クレマン・ミゼレ、マチュー・ワルテル、ほか
製作国 フランス、ベルギー
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

世界各地の廃墟などを投稿するYouTuberカップルのティナとベンは、ある湖に沈められていた曰くつきの屋敷を撮影するべくフランスに郊外へやって来た。 湖畔で知り合ったピエールから場所を案内してもらい、湖へ潜ったティナとベンを不気味に佇む屋敷が待ち構えていた。 屋敷内を撮影し始めて行くと、不思議な現象や幻影が次々と襲ってくると、危険な雰囲気から二人は出ようとするも出口が塞がれパニックに陥るのだった。

登場人物&出演者

ティナ(演:カミーユ・ロウ)

代表作に『Noter Jour Viendra』、『インベージョン』などがあります。

主人公。恋人のベンと一緒にYouTuberをやっている。母親がフランス人でフランス語が堪能でダイビングは少し苦手。

フランスには旅行を目的にやって来たが、夫のYouTube活動に仕方なく協力をしている。
ピエールに湖底にある廃屋まで案内されるが、彼の意味深な言葉が引っかかるも潜っていく。
車が湖底で侵食されずに残っている事に驚きながら、目的の廃屋に到着して霊廟だと分かる。
中に入って不気味さを感じ取るが、再生数を稼ぎたいベンの指示に従い仕方なく付いていく。
危険を察知してベンに外へ出るように促すが、出口が壁に塞がれパニックを起こしていた。
目覚めたモンティニャック家に追われ、ベンとはぐれて隠れるも見つかって逃げ回っていた。
最後はベンが刺されて死亡し、空気がなくなってボンベを捨てて水面に向かうも溺死した。

ベン(演:ジェームズ・ジャガー)

代表作に『アウトポスト』、『ふたりのJ・T・リロイ/ベストセラー作家の裏の裏』などがあります。

ヒロイン。恋人のティナとYouTuberをやっている。イギリス人でティナとは大学の歴史学部で出会っている。

廃墟めぐりの動画を投稿し、フランスの旅で再生数を稼ぐ為に誰も知らない場所に探し回る。
地元民のピエールから話しを聞いて、湖底にある廃屋を撮る為に道案内を頼んで向かった。
湖底まで潜るとイギリス製の車に興奮していると、廃屋が霊廟だと分かって更に興奮をした。
特に何も起きない中で秘密の部屋で吊るされた人間を見て、再生数が稼げると映していた。
ティナが危険だと言われ外に向かうも、出口が壁で塞がられモンティニャック家に襲われる。
長女に憑依されて妻を中へ引き込んだが、ナイフを腕に刺され正気をなんとか取り戻した。
最後は後ろから現れた長女にナイフを奪われ、心臓部を刺されてそのまま死亡してしまう。

ピエール・モンティニャック(演:エリック・サヴァン)

代表作に『愛してる、愛してる…』、『最後のマイ・ウェイ』などがあります。

地元のフランス人。観光地と化した湖でビールを飲んでいたが、秘密の場所に行きたいベンたちを案内していく。

道中ではずっとティナを舐め回すように見ていて、ベンの機材に対しても興味を持っていた。
一族が知る秘密の場所まで連れて行くと、廃屋でのプロポーズが相応しいとして助言した。
その正体は過去に子供を誘拐して悪魔崇拝の生贄にしていたが、村人の襲撃で逃げた長男。
最後はベンが家系図を見ている時に正体が分かり、家族の為に生贄を連れてきたと判明した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『屋敷女』や『レザーフェイス/悪魔のいけにえ』のコンビ監督が新たに手がけたホラー映画となっています。
この作品は元々のタイトルが『ザ・ディープ・ハウス』だったが、動画配信の際には『ザ・ディープハウス/湖底からの呪い』に変更されています。
もっとインパクトのあるサブタイトルにしているが、基本的にはハウス系ホラー映画と同じような構造になっています。
ただ、違っているのは湖底にある霊廟のような家が舞台になっていて、主人公たちはダイビングしながら襲われるという感じになります。
限られた空気しかない状況はホラー映画としての演出には最大の効果を発揮し、本作でも充分にその苦しさが伝わってきます。
特に姿を現した幽霊に襲われる過程で過呼吸となって、残りの酸素が少なくなっていく追い詰められ方も王道としても分かりやすい。
しかし、大きな問題として主人公たちが実体のある幽霊に襲われる時、なぜか視点がドアップになって何が起きているか分かりません。
そもそも、湖底にある家だから明かりが当然なく、主人公たちが持ち込んだ懐中電灯の光しかないから全体的に薄暗いです。
低予算の映画が演出と称してごまかすパターンで非常によく使われる暗黒画面だが、本作はそれ以上に水中だから泡も出て本当に何が起きているのか分からない。
登場人物も基本的にはYouTuberのカップルがメインで動いていて、他はあくまでホラーを演出する為だけに出ていました。
構造が良くあるハウス系ホラー映画の域を出ておらず、主人公たちを襲う実体ある幽霊の説明がかなり適当で納得できる感じではなかったです。
『屋敷女』や『レザーフェイス/悪魔のいけにえ』と比べると、本作はインパクトのない微妙なホラー映画だと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました