作品データ
公開年月 | 2021/06/30 |
---|---|
ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ |
脚本 | ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ |
製作 | クレマン・ミゼレ、マチュー・ワルテル、ほか |
製作国 | フランス、ベルギー |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
世界各地の廃墟などを投稿するYouTuberカップルのティナとベンは、ある湖に沈められていた曰くつきの屋敷を撮影するべくフランスに郊外へやって来た。 湖畔で知り合ったピエールから場所を案内してもらい、湖へ潜ったティナとベンを不気味に佇む屋敷が待ち構えていた。 屋敷内を撮影し始めて行くと、不思議な現象や幻影が次々と襲ってくると、危険な雰囲気から二人は出ようとするも出口が塞がれパニックに陥るのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『屋敷女』や『レザーフェイス/悪魔のいけにえ』のコンビ監督が新たに手がけたホラー映画となっています。
この作品は元々のタイトルが『ザ・ディープ・ハウス』だったが、動画配信の際には『ザ・ディープハウス/湖底からの呪い』に変更されています。
もっとインパクトのあるサブタイトルにしているが、基本的にはハウス系ホラー映画と同じような構造になっています。
ただ、違っているのは湖底にある霊廟のような家が舞台になっていて、主人公たちはダイビングしながら襲われるという感じになります。
限られた空気しかない状況はホラー映画としての演出には最大の効果を発揮し、本作でも充分にその苦しさが伝わってきます。
特に姿を現した幽霊に襲われる過程で過呼吸となって、残りの酸素が少なくなっていく追い詰められ方も王道としても分かりやすい。
しかし、大きな問題として主人公たちが実体のある幽霊に襲われる時、なぜか視点がドアップになって何が起きているか分かりません。
そもそも、湖底にある家だから明かりが当然なく、主人公たちが持ち込んだ懐中電灯の光しかないから全体的に薄暗いです。
低予算の映画が演出と称してごまかすパターンで非常によく使われる暗黒画面だが、本作はそれ以上に水中だから泡も出て本当に何が起きているのか分からない。
登場人物も基本的にはYouTuberのカップルがメインで動いていて、他はあくまでホラーを演出する為だけに出ていました。
構造が良くあるハウス系ホラー映画の域を出ておらず、主人公たちを襲う実体ある幽霊の説明がかなり適当で納得できる感じではなかったです。
『屋敷女』や『レザーフェイス/悪魔のいけにえ』と比べると、本作はインパクトのない微妙なホラー映画だと感じました。
コメント