【スーパー・ミー】VD-559

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作品データ

公開年月 2019/06/28
ジャンル ファンタジー/アクション
原作 なし
監督 チャン・チョン
脚本 チャン・チョン
製作 ボー・リウ
製作国 中国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

売れない脚本家のサン・ユーは、毎日のように悪夢にうなされて不眠症になっていた。
脚本が書けず食べ物を買う金がない中、自殺をしようとした時に悪夢から抜け出す方法を知って克服していく。
同時に夢の中で登場する財宝を目覚めると現実世界へ持ち込めると判明し、次々と持ち出すもそこに隠された真実を知るのだった。

登場人物&出演者

サン・ユー(演:ダレン・ワン)

代表作に『台北セブンラブ』、『レイルロード・タイガー』などがあります。

主人公。売れない脚本家。毎日のように悪夢にうなされ、マトモに執筆できずに生活が困窮している。

その日に食べる事にすら苦しむ中、学生の頃から片思いフラワーだけが心の励みになる。
自殺しようとして屋台のオッチャンから助言をもらい、夢の中からお宝を持ち帰ってしまう。
大金持ちになってフラワーの店を買い上げ、近づくも徐々に夢が自分を侵食すると知る。
最後はチアンに命を狙われるが、すべてをリセットするが、実は別の夢を見ていたと知った。

フラワー(演:ソン・ジア)

代表作に『レッドクリフ』二部作、『シャドウプレイ』などがあります。

ヒロイン。喫茶店を一人で経営している。赤字続きで店を売り出しているような状態である。

過去にバンドでボーカルをしていたが、メンバーと決裂して夢が破れて喫茶店を開いた。
赤字続きで店じまいするところでサン・ユーがやって来て、大金で一緒に共同経営をする。
大金持ちのサン・ユーを過去に見ていて、彼がどんなに金を持っていても真の姿を知る。
最後はリセットしたサン・ユーを店に店員として雇い、新たな人生をスタートさせた。

サン・ジェ(演:ツァオ・ビンクン)

代表作に『カイジ/動物世界』、『香山の春1949』などがあります。

天涯孤独で頼る人間がいないサン・ユーの面倒をみている。原稿ができずに何度も電話をしていた。

街をさまよっていたサン・ユーを見つけると、早く脚本を書くようにキレて急かしていた。
突然羽振りが良くなったサン・ユーの秘密を知ると、夢から帰ってきた彼を出迎えていた。
サン・ユーの代わりに持ち帰ったお宝を売り捌き、彼が書いた脚本を売り出して映画化した。
最後はリセットしたサン・ユーの面倒をみて、彼の脚本が売れて金を渡して次に期待する。

屋台のおじさん(演:チン・シーチェ)

代表作に『フライング・ギロチン』、『修羅:黒衣の反逆』などがあります。

雑穀煎餅の屋台を経営している。サン・ユーがお金に困っている事を知って、卵をサービスしていた。

追い詰められたサン・ユーが自殺しようとして、なんとか引き止めて雑穀煎餅を与えていた。
悪夢にうなされる日々に疲れたサン・ユーの悩みを聞くと、アドバイスで活路を見出した。
大金を手にしたサン・ユーから密かに礼金をもらうが、まったく手を付けずに保管する。
最後はリセットしたサン・ユーに礼金を返すと、同じ経験をしたと告げて夢の世界を見せる。

チアン(演:ウー・ガン)

代表作に『戦狼/ウルフ・オブ・ウォー』、『エア・ストライク』などがあります。

お宝などを闇取引している質屋。高価なお宝を持ってきたサン・ユーに大金を払っていた。

当初は高価なお宝を持ってきたサン・ユーを怪しんだが、本物だと分かって大金を払う。
羽振りが良くなったサン・ユーを監視していて、街の質屋から情報をもらっていた。
サン・ユーを誘拐すると、彼を連れ出して家に来て、大量のお宝を見て暴走を始めた。
最後は夢の世界から来た怪人が現れ、一撃を食らうとフラワーを射殺して死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
近年では経済的に潤っている中国映画が盛り上がっていて、ハリウッドを追い越すほどの勢いがあります。
当然ながら金がふんだんにあるけど、実際に中国映画のノウハウはほぼ香港映画から流用されていると思います。
本作には関してNetflixが独占配信されていますが、実際は中国が製作しています。
設定としては売れない脚本家の主人公が生活に困窮し、日々見ている悪夢から不眠症になって自殺を考えてしまう。
しかし、気にかけてくれた屋台のオッチャンからのアドバイスから、夢の中からお宝を持ち出して大金持ちにあるという展開です。
これは宝くじを自由自在に当てるような能力とも言える主人公だけの力で、多少の痛みを感じてもほぼリスクなしでお宝を持ち帰って金になる。
こんな誰でも欲しい設定は面白いし、主人公が訪れる夢の世界が謎だらけという点でも興味が惹かれるだろう。
ただ、簡単に主人公がどん底から大金持ちになって、何をやっても上手くいくような都合の良すぎる展開は少し鼻につきました。
すべてがファンタジーだと言ってしまえば納得する流れだが、現実に結びつけようとするのでしっぺ返しに説得力がなかった。
Netflixのオリジナル映画や独占配信する映画の共通となっているが、どの作品も曖昧なラストで終わらせるパターンの一つになっていました。
実際に主人公は金に溺れた人生から脱して、元の地道に生活する自分を取り戻すが、それもまた夢の世界というハッキリした結末に至っていません。
その前に主人公にはもっとゼイタクした分だけのしっぺ返しがなく、ハッピーエンドを迎えそうになる展開も好きではない。
そもそも、物語自体が終わっておらず、また繰り返しているだけで何も解決していないからラストにスッキリするような感じはなかった。
アイデア一つで物語を作った印象が強く、夢の世界なのか、別次元の世界なのか、肝心なところを曖昧にしたのは作っている側も分かっていないからだろう。
やはり、個人的に努力なしで成功を得ている主人公のサクセスストーリーには納得できず、ラストでの終わり方もまた納得できない作品でした。

コメント

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