作品データ
公開年月 | 2022/02/10 |
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ジャンル | サスペンス |
原作 | なし |
監督 | D・J・カルーソー |
脚本 | メラニー・トースト |
製作 | アマンダ・プレスミク、ダラス・ソニアー |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
2人の子供の母親ジェシカは薬物中毒だった夫と決別し、祖母が遺してくれた家から引っ越す準備をしていた。
かつてジェシカも薬物に手を出していたが、治療を重ね禁断症状を克服して子供たちを一人で育てようとしていた。
出発寸前にロブが居候先のサミーを連れて現れると、ジェシカが彼らを怒らせた事で密室となる貯蔵庫に閉じ込められてしまうのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はアルバトロス・フィルムが配給している作品となります。
この作品は『トリプルX:再起動』や『イーグル・アイ』で知られるD・J・カルーソーが監督を務めています。
タイトルが非常に分かりやすく、物語はほぼ家や貯蔵庫と限られたワンシチュエーションスリラーとなっています。
基本的には家庭内の問題となっていて、母親や子供たちの父親が薬物中毒者という設定でどんな状況か分かります。
主人公はリハビリ施設で治療を受けて完治しているが、元恋人は変わらずに薬物の力に頼っている感じです。
つまり、家庭環境は最悪に近い状態だが、子供たちを思う母親がより良い生活する為に引っ越す点で更生しているのが分かります。
そこへ未練が断ち切れない元恋人が来たところから物語が動きますが、基本的には主人公の立ち回りが下手だと言えます。
そもそも薬物に手を出していた人間と考えれば、冷静に対処できないのは分かりますが、それにしてもちょっと共感しにくいです。
ダメな母親の代わりに娘が大活躍していくが、あくまで子供だから限界があって結局は問題の解決にはならない。
そして、本作がアメリカの作品だと分かる点として、聖書に関連するような描写が多くて日本人として共感できる部分がありません。
物語とは関係ないリンゴ、いきなり出てくる聖書など、明らかに監督が意図的に演出していて、最たるモノが主人公が手のひらをケガするところだろう。
なぜ聖書を持ち出したのか分かりませんが、キリスト教じゃない人間にとって分かりにくい描写でした。
ラストでは主人公の正当防衛が認められたのか普通に暮らしているが、もう少し祖母との思い出を見せて欲しかったです。
なぜならラストで主人公が立ち直るのに祖母の遺したレシピを使っているから、聖書よりも絡めるべきでした。
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