作品データ
あらすじ
山奥の県境付近に位置する人口43人の八坂村に通じる唯一の道に、比良坂大学の葦原教授と助手の香坂、それと美琴を含めた四人の女子大生がやって来る。
八坂村に到着した一行だったが、なぜか美琴たちを村長の天野や村の男たちから熱烈な歓迎を受けていた。
しかし、美琴たちは違和感に不安を覚えていくが、村に女がまったくいない事に気付くと、それは彼女たちを恐怖のどん底に落とす始まりとなるのだった。
登場人物&出演者
・高木美琴(演:片山萌美)
代表作に『富美子の足』、『銃』などがあります。
主人公。比良坂大学の学生。単位目的とレズな親友が来る女子学生と違って本気で学ぶ。
他の女子学生と違った視点を最初から持っていて、村が何かおかしいとなぜか気付いている。
伊助にビビってしまうが、あまり警戒心を持たずに風呂へ入って何かメモをしていた。
香坂となりさよりと晩ご飯を食べていて、ひなと比奈が襲われた事をまったく知らない。
最後は村が危険だと分かって香坂が車を出して脱出している間、ほとんど棒立ち要員となる。
・五瀬さより(演:立花あんな)
アイドルグループ「仮面女子」のメンバーで、映画の代表作に『太陽からプランチャ』などがあります。
比良坂大学の学生。メガネっ子。さよりにレポートを頼まれるが、断れずに引き受けていた。
村に入る直前に車がガス欠になり、後ろから押していると急に気持ち悪くなるも比奈は無視。
足切りの儀式を終えて、宴会では貴彦から酒を勧められるが下戸なので普通に断っていた。
比奈と沙霧が村の男たちに襲われているのも知らず、酒を飲んでいると香坂が言って納得。
最後は村が危険で香坂が車で逃げるが、比奈を探そうとするも沙霧から注意を受けていた。
・吉岡沙霧(演:藤白レイミ)
代表作に『劇場版 屍囚獄/起ノ篇』などがなります。
比良坂大学の学生。ボーイッシュな髪型。やる気のないさよりにいつも注意をしている。
見た目からは想像できないヤリマンで、ミスコンで優勝したの体を売ったと言われている。
比奈とは似た者同士の頭が空っぽのバカだが、香坂と教授が不倫しているのを気付いてた。
比奈と村の男たちとコンビニに行くが、襲われて伊助に救われて香坂たちと合流をした。
最後は比奈を探そうと車を止めようとしたさよりに怒り、伊助の案内で安全な場所へ行く。
・熊野比奈(演:なごみ)
代表作に『劇場版 屍囚獄/起ノ篇』などがなります。
比良坂大学の学生。ピンクのニット帽を被っている。単位欲しさに参加するもやる気なし。
常に沙霧と罵り合うのが定番で、実は大学のミスコンで負けた事が原因で嫌っていた。
沙霧からレポートのデータをさよりが頼まれるが、聞こえない声で渡すなと声色で言った。
コンビニに行きたくて沙霧と村の男たちと向かうが、襲われるも伊助のおかげで逃げ出した。
最後は森を彷徨っていたが、そのに来た猿田神の格好をした貴彦によって刀で刺されて死亡。
・香坂(演:福咲れん)
代表作に『OLと人妻/北へ向かう女たち』、『湯けむりおっぱい注意報』などがあります。
比良坂大学の助手。メガネをかけている。民俗学にはそれなりに詳しいが目的は違う。
村長が行う足切りの儀式に参加するが、おかしい事にまったく気付かずに宴会を楽しんだ。
単位だけが欲しい比奈と沙霧に何度も注意していて、しっかりレポートを書かせようとする。
実は教授とは不倫関係で妻と別れると言われているが、都合のいい女でも構わないという。
最後は村長の正体と目的を知った教授が犠牲となり、比奈以外の学生たちを車に乗せて逃亡。
・葦原教授(演:稲葉凌一)
代表作に『艶剣客/くの一媚薬責め』シリーズ、『最近、蝶々は…』などがあります。
比良坂大学の教授で美琴たちのゼミ合宿を八坂村で行う。民俗学として興味深いという。
閉鎖的な村に伝わる因習は勉強と研究の甲斐がある一方、村長の狙いについて疑わなかった。
調べ物している時に部屋へ来た香坂を拒んだが、激しい誘惑に負けて肉欲に溺れてしまう。
村にある神社から古い書物を無断で持ち出し、村の実情を知って香坂に歴史を話した。
最後は香坂に学生たちを逃すように車のカギを渡し、油断した村長を止めて彼女を行かせた。
・天野貴彦(演:和合真一)
代表作に『遮那王/お江戸のキャンディー3』などがあります。
八坂村の村長の息子で天野家の42代目。控え目な性格。忌み子と呼ばれる三葉を可愛がる。
村に若い女子学生がやって来ると、嫁探しに父親から冗談半分で選ぶように言われるも拒否。
宴会場でも父親に促されて女子学生たちに酒を注がせるが、下戸なさよりから断られた。
嫁探しを拒んでいたが、村の男たちが暴走しそうになって、ついに行動を取る事にした。
最後は猿田神のお面を被って、刀を手にして比奈を殺し、そのまま三葉の元に戻ってきた。
・天野村長(演:森羅万象)
代表作に『ガチバン/SUPERMAX』、『パラダイス・ロスト』などがあります。
八坂村の村長。女子学生たちを連れて来た教授を歓迎し、何かと気を使う言動を見せていた。
息子の貴彦に嫁探しを強要するも選んでくれず、その度に冗談に近い怒りを見せていた。
ガマンできずに暴走して殺された村の男に怒るが、逃げた女子学生を捕まえるよう指示した。
教授が古い書物から村の歴史がバレると、クマが出たとして退治に出る為に猟銃を持ち込む。
最後は教授たちに話があると連れ出すが、背後から襲われて香坂と女子学生たちが逃げた。
感想
[個人的な評価]
本作は室井まさねによる同名漫画の実写映画化となります。
二部作として製作されており、本作はその前編となっています。
残念ながら原作となる漫画は知らないのですが、これをワザワザ二部構成にした意味がよく分からないのが正直な感想です。
別に一本の映画にしてもいいぐらいの内容であるが、多分、大人の事情が絡んでいるだろう。
よくある閉鎖的な村のヤバい因習という王道パターンで、別に日本じゃなくてもアメリカが舞台でもいいぐらい必然性がない。
ただ違うのは猿田神という神様を祀っているだけだが、代用はいくらでも利きます。
本作は二部作の前半もなるので、本題になるまでがダラダラな展開で飽きてしまう。
それに加えて、出演者の演技が学芸会レベルでとても見られたモノではないです。
一生懸命覚えたセリフを言うだけで精一杯で演技している余裕がありません。
特に物語の中心的な女子学生や助手の演技がどれも目も当てられないレベルで、それで可愛ければいいけど、全員が微妙なのは悪意しか感じられなかったです。
更に途中で教授と助手のAV並みの絡みが入ってくるが、明らかに本題から外れた演出でした。
やたらと助手の演技が下手だったのは多分、AV女優だからだと思いました。
肝心の性欲が爆発しそうな村の男たちから狂気が感じられず、上辺だけの演技ではなんの説得力がなかったです。
後編の方が本題に突入しているから、本作よりはマシになっているはずだ。
そうじゃないと、二部作にしたのは大人の事情だけだという事になってしまう。
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