【スカイハンガー】RE-3559

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洋画

作品データ

公開年月 2020/10/28
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 ロマン・ドロニン
脚本 ロマン・ドロニン
製作 ビタリー・ロセット、マリナ・ドロニナ、ほか
製作国 キプロス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

地中海のリゾート地で、スリルを楽しむべく熱気球に乗った4人の男女。
だが、強風に流された気球は発電用の巨大風車に接触して大破すると、コントロールを失って地中海の上空に漂い出てしまう。
男2人はその拍子に転落してしまい、残されたケイトとミラは必死に救助を呼ぼうとするも届かず、2人は絶体絶命の危機に陥るのだった。

登場人物&出演者

ケイト(演:ジャーニー・カスパー)

代表作に『フルリベンジ』、『ハンズ・オブ・ラヴ/手のひらの勇気』などがあります。

主人公。アメリカに住んでいるが、妹のリズはロシアに住んでいるという複雑な事情を持っている。

ずっとメールする妹に嫌気が差していて、更にパスポートを忘れられてホテルでブチ切れていた。
クラブで発散してミラと出会い、アンドレアスたちと盛り上がってそのまま熱気球に乗っていた。
アンドレアスたちがいなくなると、ミラから泥棒と告白されても、妹が助けに来ると信じていた。
最後は海に落ちてボンベに捕まって泳いでいると、探しに来たリズに見つかって無事に助かった。

ミラ(演:マリアナ・ロセット)

代表作に『Portrait of God』などがあります。

恋人のジャックと世界を飛び回って泥棒をしている。確かな腕を認められてジャックと次の獲物を探していた。

クラブに来たケイトに接触し、彼女が独身だと聞き出してカードキーを奪いジャックに渡した。
アンドレアスたちの誘いに乗って熱気球に行くが、ニックのせいで流されて危険な目に遭う。
ケイトと二人っきりとなって正直に泥棒だと告白して、海に落ちると泳げずに助けてもらった。
最後は諦めていたところでリズに見つかって、ゴムボートに乗ってようやく陸を目指す事になる。

リズ(演:クセニア・ピンチ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ケイトの妹。姉がアメリカに住んでいて、自身はロシアに住んでいるという複雑な状況にある。

空港にパスポートを忘れ、部屋にジャックが侵入してフロントで訴えるも信じてもらえなかった。
ソフィアが保護しようとして姉を探したいと強く主張し、そのせいで彼女を振り回す事になる。
一瞬だけ現在地を示した信号を受け取ると、ソフィアと一緒にゴムボートで海まで出ていく。
最後はケイトとミラを発見して引き上げると、エンジンが動かず手漕ぎで陸を目指す事になった。

ソフィア(演:クリスタル・ウェブ)

代表作に『Strangulation』、『Ghosthunters』などがあります。

米国領事館の女性職員。部屋に泥棒が入ったとして通報したリズの為にワザワザやって来た。

パスポートがない事からリズを保護しようとするが、頑なに姉を待とうとした彼女を説得した。
ケイトが最後にいた場所までリズを連れて行き、一瞬だけ現在の場所が表示されて振り回される。
熱気球の持ち主からクレームが入って事務所を訪れるが、リズがゴムボートで出て付いて行く。
最後は諦めていたところでケイトとミラを見つけて、手漕ぎで陸を目指した戻っていった。

アンドレアス(演:ザック・ローズ)

代表作に『スパイ・ウルトラ』、『アーミー・オブ・ザ・デッド』などがあります。

ホテルのクラブにいた男性二人組の片方。その場で盛り上がっていたケイトとミラの二人に声をかけた。

所有している熱気球で楽しもうと二人を連れ出し、ニックにロープを車に結ぶように頼んでいた。
酒を楽しんでいたが、熱気球が流された事に気付くと、ニックの適当な仕事にブチ切れていた。
風車に激突してカゴの一部が太ももに刺さり、ようやく整備士だと告白してケイトたちがキレる。
最後はなぜか海に落ちてしまい、泳いでカゴに行こうとしたが、力尽きそのまま沈んで死亡した。

ニック(演:ディルジョン・シン)

代表作に『London Confidential』、『ミラ:ガール・オン・ザ・トレイン』などがあります。

ホテルのクラブにいた男性二人組の片方。その場にいたケイトとミラに声をかけて盛り上がっていた。

そのまま二人を誘ってアンドレアスが所有する熱気球を楽しもうと、ロープを車に結んでいた。
実際はロープを結んだだけで熱気球とは繋げず、気付かない内に流されて風力発電に突入する。
様子を見ようとして風車が激突してカゴの外に放り出されてしまい、死んだと思われていた。
最後は実際はロープにぶら下がっていたが、ケイトたちが助けようとして力尽きて地面に落ちた。

ジャック(演:ウィリアム・ボールドウィン)

近年の出演作に『オーシャンズ・ウォー』、『キラー・ハント』などがあります。

世界中を飛び回って空き巣の泥棒をしている。ミラと一緒にリゾート地へやって来て獲物を狙っていた。

ミラに独身者を探させてカードキーを手に入れると、部屋の主がいない間に空き巣を働いていく。
ケイトの部屋に来るもリズに見られてしまい、もう終わりだとしてミラを捨てて逃亡を図った。
別の女性と合流して隠していた金を手にすると、海外への高飛びをしようと二人で逃げ出す。
最後はシャワーを浴びている時、一緒にいた女性に金をすべて取られて捨てられてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はみんな大好きアルバトロスフィルムが配給した作品となります。
この作品は初めてとなるキプロス産の映画となっていて、ここでも映画を作っているとは知らなかったです。
キプロスという国は地中海の東側に位置していて、トルコとは密接な関係にある島国となります。
一応、名前だけは知っていたが、キプロスはどんな国までは良く知らないのに映画が鑑賞できるのは非常に面白いです。
本作はアルバトロスが見つけてきた作品だけに、最初から最後までツッコミどころ満載の内容になっていました。
主人公と妹の関係性がギクシャクする意味があまりないし、違う国に住んでいる設定すら意味がなかったです。
やはり、登場人物がケンカするような場面を見ても面白くないが、本作では絆の強さを表現しようとしていたと思います。
ただ、冒頭のホテルのフロントでケンカする場面は本当に必要だったのか疑わしいし、もっと違う表現方法があったはずです。
次に主人公がクラブに行くが、その場のノリで知らない女性と男性たちと付いて行く軽すぎる行動が意味不明です。
いくら妹とケンカしたとしても、あまりにも無責任なので、明らかに行動としておかしいとしか言えないと思います。
熱気球に乗ってからもツッコミどころ満載で、トラブルを起こす為に登場人物の知能を退化させないといけないレベルでは程度が知れています。
それと、同時進行で行われる部屋の空き巣についても、本当に必要だったのかと疑うようなムダなエピソードだったと思います。
そのせいでラストの処理があまりにも雑すぎて、このエピソードを使ったのはいいが、後始末が思いつなかっただろうとしか感じなかったです。
熱気球でのパニックを期待したら、それ以外の要素があまりにも稚拙すぎて、とても楽しめるような作品ではなかったです。

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