作品データ
あらすじ
突如として現れた恐竜によって街はパニックになってアメリカ軍は対応に追われていた。
そんな中で状況が分からないまま生き残っていた刑事のレイとミシェルは、安全だと思われる基地を目指す事になる。
基地では恐竜を絶滅させる研究が続けられていたが、ウィンストン博士は検証が不十分なままウイルス兵器の開発を進めるのだった。
登場人物&出演者
・レイ・オブライエン(演:エリック・フランクリン)
代表作に『Good Kids/Bad Kids』、『One Square Mile』などがあります。
刑事。相棒のミシェルを助ける為に車で向かっていた。ミシェルから危険だと言われても迎えに行った。
車がダメになって歩いていると、ヒッチハイクでジェレミーに乗せてもらうも奪略者と言い放つ。
ジェレミーが身代わりになった事で彼を見直し、恐竜に噛まれて第1指揮所になんとか辿り着く。
ウィンストン博士にウイルスを注入され、反撃して彼にも注入し、ワクチンを作らさせていた。
最後は逃げようとしたパーマー大尉を邪魔し、第1指揮所から来たナイト指揮官に助けられた。
・ミシェル・ディクソン(演:アイビー・ブロンウェイ)
代表作に『Sisterhood of Death』、『デス・ナイト/死への招待状』などがあります。
刑事。家で待機していたが、恐竜の出現でレイと連絡を取って助けに来てもらうと警告していた。
結果的にレイと合流するも車が故障して、歩いているとジェレミーの車に乗せてもらった。
立ち寄った家でジェレミーに不信感を持つレイを説得し、おいしくないサンドイッチを作った。
第1指揮所まで避難して、殺人を犯したウィンストン博士を追いかける為に第2指揮所で捕まる。
最後はワクチンを打ったレイが回復する様子に安堵して、ナイト指揮官に助け出された。
・ジェレミー・ホワイト(演:ジェリー・ナッシュ)
本作が長編映画デビュー作となります。
恋人と会う為に車を走らせていた。たっぷりの食料を手に入れて安全な場所に向かっていた。
道中に歩いていたレイたちを見かけると、一度は無視するも、結局は彼らを車に乗せていた。
刑事である二人から奪略者だと言われてしまい、何度か意見の衝突をして仲直りしていた。
恐竜に追いかけられて行き止まりに突き当たったが、車を後退させてなんとか難を逃れた。
最後はジャングルにいた本当の奪略者に捕まり、撃たれそうになったレイをかばって死亡した。
・リコ・ワイルダー兵卒(演:マット・ホワイト)
本作が長編映画デビュー作となります。
第1指揮所に所属する兵卒。上官とともに周辺をパトロールして、恐竜に対して砲撃させて処分していた。
小さい頃から恐竜が好きなオタクで、任務の最中でもつまらないジョークを言って注意される。
恐竜によって第1指揮所が襲撃されるも無傷で生き残り、ウィンストン博士の殺人を調査する。
レイたちと第2指揮所までやって来るが、パーマー大尉たちに捕まって檻に入れられていた。
最後は恐竜に食べられるようにパーマー大尉が用意するが、草食だと言って射殺されてしまう。
・ナイト指揮官(演:エリカ・チャン)
代表作に『Brush with Danger』などがあります。
第1指揮所の責任者。突然出現した恐竜の絶滅をする為にウィンストン博士の研究を支援していた。
実際はウィンストン博士に対して良いイメージがなく、進まない研究に不信感を抱いていた。
恐竜によって指揮所が襲撃されて対応するが、通信塔が破壊されて第2指揮所と連絡ができず。
ウィンストン博士が殺人を犯すと、レイたちが捜査した結果を受けて、追跡の許可を出した。
最後は第2指揮所まで再編成した部隊でやって来て、レイたちと合流して助け出した。
・ジェナ・プライス博士(演:グレース・シェー)
代表作に『Brush with Danger』などがあります。
第1指揮所でウィンストン博士の助手を務めていた。恐竜に噛まれた人間のウイルスを調査する。
ウィンストン博士の指示でウイルスを特定して、それによって恐竜を一方的に倒せると判明した。
第1指揮所だけじゃなく、全世界で協力すればもっと早く見つけられたはずだと話していた。
化学兵器を作ろうとしたウィンストン博士の暴走を知ると、ナイト指揮官に報告しようとした。
最後はナイト指揮官の元に行こうとしたら、背後からウィンストン博士に刺されて死亡した。
・ジャック・ウィンストン博士(演:ジェイ・G・ヒル)
代表作に『The Whole Truth』、『Brush with Danger』などがあります。
第1指揮所で恐竜を絶滅する研究をしていた。当初と違って途中から噛まれた人間のウイルスを調べていた。
ナイト指揮官に対して不信感を持っていて、もっと研究した事から新たな機材を依頼していた。
助手のジェナが噛まれた人間から抽出したウイルスを調べて、特定して倒せる方法を見つける。
邪魔するジェナを刺し殺して指揮所を脱出し、裏で繋がっていたパーマー大尉の元で合成する。
最後はウイルスを打たれてワクチンを作ったが、散布を迫ったパーマー大尉に射殺されてしまう。
・パーマー大尉(演:ノーマン・ハッサー)
本作が長編映画デビュー作となります。
アメリカ軍が設定した第2指揮所の責任者。ウィンストン博士と連絡を取り合って恐竜の絶滅を企んでいる。
第1指揮所のナイト指揮官がウィンストン博士と協力せず、それを知って協力を申し出ていた。
実は目の前で恐竜に妻を食い殺されている事から、復讐を遂げる為に絶滅しようと考えている。
ウィンストン博士を追いかけてきたリコたちを捕まえ、恐竜を襲わせるも草食を分かって銃殺。
最後はワクチンを打って逃げようとしたが、レイに邪魔され、ヘリで逃げるも恐竜に撃墜される。
感想
[個人的な評価]
本作はエリック・フランクリンが監督、共同の脚本と製作、出演をこなしています。
この作品はいわゆる恐竜系の映画となりますが、かなり設定が適当となります。
まず、最大の原因となるはずの恐竜が突然出現する理由が一切語られなくて、これは低予算ゾンビ映画よりもタチが悪いです。
なぜなら、理由が明確にされず当たり前のように恐竜がいる状況ならば、もうなんでもアリになってしまう。
そうなってくると、何をやっても作っている側のご都合主義でどうにでもなるので、娯楽映画として破綻しています。
多分、マトモな理由が考えられなかったのか、考えたけど予算が足りなくて不明なままにしただろうと思います。
理由が考えられないなら映画を作る資格はないし、予算のせいにするなら、これも映画を作る資格がないと思います。
CGのレベルが過去最低とも言えるヒドさで、設定の土台が曖昧だからストーリーに説得力を持たせるにはムリがありました。
お決まりの科学者や軍上層部の暴走、内ゲバという恐竜とは関係ないエピソードが物語を盛り下げてしまっています。
これまでゴミレベルの映画を多く鑑賞してきたが、本作はその一つになるのは当然というやる気の感じられない内容でした。
本作でオリジナリティは何ひとつなくて、監督は単純に恐竜が出てくる映画を作りたかっただけの稚拙な構想で出来上がった作品だと感じました。
リンク
コメント